2015 フェブラリーステークス 回顧
です、です。
このところの重賞のLap構成はデフォルト通りにならないケースが多いのですが、このレースもその傾向がモロに出る結果になりましたね…遅まきながら振り返っていくことにします。
レース結果
2015年 2月22日(日) 1回東京8日 天候 : 曇 馬場状態 : 良【11R】 第32回フェブラリーS
4歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) ダート 1600m 16頭
LAP 12.3-10.6-11.4-12.6-13.1-12.3-11.5-12.5=1:36.3
通過 34.3-46.9-60.0-72.3 上り 73.4-62.0-49.4-36.3
馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
4 | コパノリッキー | 武豊 | 1.36.3 | 02-02 | 36.2 | 1 | ||
14 | インカンテーション | 内田 | 1.36.4 | 1/2 | 04-03 | 36.2 | 5 | |
10 | ベストウォーリア | 戸崎 | 1.36.5 | 3/4 | 08-08 | 36.1 | 3 | |
7 | グレープブランデー | 北村 | 1.36.6 | 1/2 | 04-05 | 36.3 | 11 | |
1 | ローマンレジェンド | 岩田 | 1.36.6 | ハナ | 13-14 | 35.8 | 4 | |
11 | ワイドバッハ | 蛯名 | 1.36.6 | ハナ | 11-11 | 36.0 | 2 | |
9 | サンビスタ | C.デ | 1.36.7 | 1/2 | 08-10 | 36.2 | 6 | |
5 | カゼノコ | 浜中 | 1.36.8 | クビ | 15-11 | 36.2 | 7 | |
13 | ワンダーアキュート | F.ベ | 1.36.8 | クビ | 04-08 | 36.4 | 10 | |
2 | コーリンベリー | 松山 | 1.36.8 | 頭 | 10-11 | 36.2 | 12 | |
6 | ハッピースプリント | 吉原 | 1.36.9 | クビ | 11-14 | 36.2 | 8 | |
16 | アドマイヤロイヤル | 横山 | 1.36.9 | 頭 | 01-01 | 36.9 | 14 | |
15 | キョウワダッフィー | 福永 | 1.37.3 | 2 1/2 | 02-03 | 37.1 | 13 | |
8 | レッドアルヴィス | 勝浦 | 1.37.3 | 頭 | 04-05 | 37.0 | 9 | |
3 | シルクフォーチュン | 江田 | 1.37.4 | 3/4 | 16-05 | 37.1 | 16 | |
12 | サトノタイガー | 三浦 | 1.37.4 | ハナ | 14-14 | 36.6 | 15 |
単勝 4 \210
複勝 4 \130 / 14 \300 / 10 \190
枠連 2-7 \1260 (6)
馬連 04-14 \1570 (4)
ワイド 04-14 \650 (5)/ 04-10 \390 (2)/ 10-14 \1110 (12)
馬単 04-14 \2100 (5)
3連複 04-10-14 \3060 (6/560)
3連単 04-14-10 \12370 (25/3360)
ペース・展開おさらい
コーリンベリーを筆頭に内の馬は軒並み出が良くなく、逆に外枠各馬が好スタート。逃げ馬が出遅れたことでスローになると思いきや、8枠2頭が雁行状態、そこにコパノリッキーが巻き返して3番手という展開。最終的にはアドマイヤロイヤルがペースを作ったのだが、前半3Fは例年から見ても速めの通過となった。そしてそこからガッツリとペースを落とし、一団になって直線へ…残り2Fで一気にコンマ8秒ペースを上げ、ラストの我慢比べへと持ち込まれた。どちらかと言えば、芝レースの様なLap構成であり、内目を追走していた馬はかなり対応が難しかったと見ていいだろう。また位置取りに関係なく、実に11頭の上がりが35.8~36.4の中で収まっており、前の作るペースに後ろは翻弄されてしまった背景もあったのではないだろうか。各馬ひとこと
コパノリッキー
決して出は良くなかったが必死に巻き返して番手キープ。残り2Fまでは持ったままで、追い出されるとスッと後ろを離してそのまま押し切り…連覇達成と相成った。力が上ということもあるが、しっかりと番手をキープできたこと、前年同様に一気にペースを上げる流れを演出できた事は大きかった。しっかり流れても対応できる下地はあるだけに、次以降もスタートさえ決めれば安定した結果が見込めそう…後はホッコータルマエが出てるかどうか。インカンテーション
前半から前を目指す競馬…外ながらスムーズな追走ができていた。この流れでも労せず付いて行けていたことは意外だが、もしかしたら芝スタートはプラスなのかも。直線で勝ち馬に先に抜けられたが、ジリジリと伸び続けて連対は確保できた。この馬自身外枠がいい馬だが、今回は流れ的にも外で勢いをつける馬に有利に働いており、ダブルのプラス要素があったと見てよい。ガチンコのG1で勝負になるには少し足りない印象。ベストウォーリア
この馬らしい成功法。特にロスらしいロスもなく、力は出し切れていると見てよいだろう。ペース的にはベストとはいえないものの、距離はベストだっただけに、勝ち馬とは少し差がありそう…グレープブランデー
先団の好位置をキープ…この馬もギアアップの際に置かれてしまったが、少しずつ巻き返して掲示板は維持。このレースを勝った時のパフォーマンスには及ばないが、確実に復調していると言っていいだろう。ここより更に状態が上がっていくかどうかは未知…個人的には半信半疑。ローマンレジェンド
出もイマイチだったが、最内のインに控えての追走。直線もラチ沿いから一旦抜けだすような所も見せたのだが、4着馬と馬体が合ってからは、伸び脚をかいてしまった。↑でも書いたとおり、元々内が良くない舞台に加え、今回は流れ的にも内に厳しいものがあっただけに、よく走ったと言える内容と見ておきたい。間が空いても走る馬で上積みはないだろうが、これで人気が落ちるなら次も買っておきたい所だ。ワイドバッハ
いつものような後方ではなく、集団の一番後ろと言った位置取り。終始手応えは悪くなかったが、4角でカゼノコに外から被せられ、それを見送ってからのスパートになってしまった。鞍上的にはその部分が全てという感じのコメントだったが、3角にして十分すぎる位置取りをとれてしまった分、仕掛けに余裕を持ちすぎてしまった所もあるのではないだろうか。まぁ参考外としてもよいが、持ち味を活かせる条件は決して多くないだけに、次も買えるかどうかは…サンビスタ
3角まではいい感じだったのだが、4角では外目のやや後ろのポジションまで下がってしまっていた。ペースが緩んだ際の挙動が上手く行っておらず、この負けは気にする必要はない。引き続き牡馬相手でも可能性はあると見ておきたい。カゼノコ
ペースが緩んだ際に外を積極的に捲っていき、一時は上位に顔を出すかという勢いだったが、さすがに最後は止まってしまった。この馬の特性を考えると緩んだ際に勢いをつけて上がっていき、ギアアップの部分を事前にカバーしてしまえた事はベストと言っていい立ち回りだったと思える。距離は伸びた方がいいと思うが、この距離でも十分やれそう。来年はもっと強くなってるはず。コーリンベリー
逃げ馬なのにちょいちょいやらかすタイプ…それでも格好は付けており、この馬も自身の競馬ができれば、重賞くらいは勝てるだけのものはありそう。勝ち馬は決して弱い馬ではないですが、スタートが安定しないだけに、やはりそこは気になるところですね…またメンツ的にも中央G1の割には少し落ちるような所もあっただけに、現状ではやはりホッコータルマエの方が↑に映ってしまいます。
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