重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

2015 アメリカジョッキークラブカップ 回顧


まいどー!!です、bera-an2です。

ステイゴールド…ホントに個性的な馬でした。個人的に印象に残っているのは「主な勝ち鞍:阿寒湖特別」を2年8ヶ月ぶりに書き換えることに成功した目黒記念…この年の目黒記念は土曜日で人の少ないパークウインズ阪神競馬場で見ていたのですが、ゴールの瞬間、場内中が拍手で包まれました。それまでそんな光景に出会したことがなかっただけに、妙な感動を覚えたのを思い出します。また、武豊全盛期で熊沢Jからスイッチしてすぐの勝利だった事が、なんとも言えない感情で残ったりもしましたが…

若造の実家ぐらしゆえ、グリーンチャンネルも見られず、PATもまだ入れてなく、競馬場(ウインズ)に行ってレースを楽しむ事が主流の時代でしたが、そんな時代の思い出ほど、鮮明に残っていたりします。

レース結果

2015年 1月25日(日) 1回中山9日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第56回アメリカジョッキーCC
4歳以上・オープン・G2(別定) (国際) 芝 2200m 17頭

LAP 12.6-11.7-13.4-13.2-12.1-11.9-12.1-12.0-11.4-11.2-12.0=2:13.6
通過 37.7-50.9-63.0-74.9  上り 70.6-58.7-46.6-34.6


馬 名騎手タイム着差通過順位上3F
12
クリールカイザー田辺2.13.6
01-01-02-0134.44
14
ミトラ柴山2.13.81 1/402-02-02-0234.67
9
エアソミュールC.デ2.13.91/207-06-06-0534.32
2
マイネルフロスト松岡2.13.9クビ12-13-10-0734.110
6
ディサイファ四位2.14.0クビ03-04-06-0534.411
5
フラガラッハ横山2.14.11/215-15-14-1134.18
8
ゴールドシップ岩田2.14.1クビ13-09-08-1134.41
4
パッションダンス戸崎2.14.1ハナ05-06-10-0734.36
15
セイクリッドバレーG.ブ2.14.1ハナ03-04-04-0334.716
1
ダークシャドウF.ベ2.14.2クビ08-09-08-0734.59
11
ユニバーサルバンク丸田2.14.41 1/410-11-12-1334.514
10
フェイムゲーム北村2.14.4ハナ17-17-12-1434.53
3
マイネルディーン三浦2.14.51/214-13-17-1634.212
7
マイネルメダリスト柴田2.14.5クビ10-11-14-1434.515
17
ショウナンラグーン吉田2.14.71 1/215-15-16-1634.65
13
オーシャンブルー後藤2.14.83/408-08-05-0735.313
16
ラインブラッド的場2.16.1805-02-01-0337.117

単勝  12 \1380
複勝  12 \470 / 14 \1260 / 9 \380
枠連  6-7 \8690 (19)
馬連  12-14 \11950 (25)
ワイド 12-14 \2810 (23)/ 09-12 \1010 (11)/ 09-14 \2780 (22)
馬単  12-14 \20860 (41)
3連複 09-12-14 \20340 (57/680)
3連単 12-14-09 \169220 (351/4080)

ペース・展開おさらい

周りを見渡しながらクリールカイザーがペースを作るが、やはり「ド」が付くスローペース…ただ5F目でラインブラッドが押し上げてからはグッと締まり、さらに残り3Fからはクリールカイザーが更にペースを上げゴール前の我慢比べに持ち込んだ。トータルで見れば超スローからの7Fロングスパート戦かつ一瞬のキレも必要という、中山11Fでも珍しい総合力が問われたLap構成だが、決して前に有利な流れだったというわけではない。

各馬ひとこと

クリールカイザー

最悪ハナでも構わないという感じのペースメイクだったが、5F目で前に出られてからも、ある程度はついていきながらしっかりを自身のペースは守っていた。そして中山では速過ぎるんじゃないかという、4角手前でのスパート…この馬自身力を付けていることは確かだが、今回の完勝は一にも二にもこのスパートのタイミングに尽きる。鞍上がもたらした勝ちと言っていいだろう。こんな競馬が出来るんなら春天でも十分勝負になると思うのだが、湾岸Sの勝利しかり、このコースで強い勝ち方をする馬は「専用馬」になる可能性もあり、現時点ではまだ半信半疑。でも春天ではきっと買ってしまう…

ミトラ

ラインブラッドが前に出た時に自身も付いて行くような形に…勝ち馬に出し抜けを喰らっても上手く対応し自身の連対はしっかりと確保した。序盤は行きたがっていただけに、ラインブラッドが先導してくれたことがやはり大きい。距離はこのくらいが限界と思われるが、後傾のロングスパート戦になる舞台なら安定して力は出せそう。

エアソミュール

例によって行きたがるのを宥めながらの追走も、今回はマシな方だった。立ち回りとしては上々…控えた馬たちはゴールドシップとの兼ね合いを優先してしまう以上、前をこぼしてしまうのはある程度仕方ない事であり、特に評価を落とす必要はない。というか、頼むから安田記念を目標にして欲しいのだが。

マイネルフロスト

スタートで伸び上がり、中団からの競馬。3~4角以降は外を目指し、ラストの我慢比べの所で一気に伸びてきた。やはり力のある一頭。いい脚が長く続かないが、瞬発力はあり厳しいレースでもへこたれないだけに、現時点では宝塚記念での最大の惑星候補。どこかで賞金をしっかり積んで出てきていただきたい。

ディサイファ

おあつらえ向きの先団だったが、勝ち馬のスパートに少しついていけなかった。ただこのクラスなら安定して力を出せる馬…好走ペースも多岐にわたっており、次走以降も必ず押さえが必要な一頭。

フラガラッハ

今回は展開合わず。しっかり脚は使っており、その内、穴を開ける可能性あり。

ゴールドシップ

5F目以降、ペースが落ちる所は無かっただけに、その中をグイグイと押し上げていくのは難しい事であることには違いない。ただ「いつ何時でもしっかりと力の出しきれるタイプの馬ではない」と言う事は忘れてはならない…それが例え得意の中山でも。阪神大賞典は普通に勝つでしょう。

フェイムゲーム

もっとガッツリとスタミナ勝負になる様なレースならば…それが十分考えられる中山11Fだっただけに、その分の負けと言うこと。この負けは気にする必要はないだろう。

ショウナンラグーン

この馬も展開不向き。厩舎的にもダイヤモンドSに出るなら買いたいところだが。


コパノリッキーの乗り替わりにもめげず、それならばとクリールカイザーで金星を上げた鞍上はサスガですね。ミトラの残り目とその他の差し馬の不発を誘発したのもこの動きからですので…ちなみに個人的にはこの馬からゴールドシップが飛ぶことも想定した3連複で当たったんですが、マイネルフロストが交わしてくれていれば払い戻しが10倍違ったのに…という妙に喜べないパターンでございました。




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