重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

2014 有馬記念 回顧


まいどー!!です、bera-an2です。

日本では大半の方が年末年始休暇に入っていると思うのですが、Chinaでは全く関係なく大晦日まで通常営業でございます。前週から愛知杯の回顧を積み残した状態ですが、先にコチラを済ませてから残りにとりかかることにします。いずれにせよ、金杯までには全てキレイにするつもりでおります(え?年内じゃなかったっけww?)

にしても、スロースローとは聞いとったけど、ここまでスローとは知らなんだ…って感じですね。

レース結果

2014年12月28日(日) 4回中山8日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【10R】 第59回有馬記念
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 2500m 16頭

LAP  7.0-11.8-12.3-12.6-12.5-13.6-13.2-13.0-12.3-12.4-11.5-11.2-11.9=2:35.3
通過 31.1-43.7-56.2-69.8  上り 72.3-59.3-47.0-34.6


馬 名騎手タイム着差通過順位上3F
4ジェンティルドンナ戸崎2.35.3
03-03-03-0234.14
6トゥザワールドW.ビ2.35.43/407-07-06-0733.89
14×ゴールドシップ岩田2.35.4ハナ11-10-06-0533.91
15ジャスタウェイ福永2.35.5クビ13-13-13-1233.43
13エピファネイア川田2.35.5ハナ02-02-02-0134.62
5
ラキシスC.デ2.35.505-05-05-0234.111
7ラストインパクト菱田2.35.5クビ08-09-10-1033.77
1
トーセンラー武豊2.35.7103-03-03-0534.48
12
デニムアンドルビー浜中2.35.7クビ11-11-10-1233.916
10フェノーメノ田辺2.35.708-07-06-0734.26
11
サトノノブレス池添2.35.91 1/213-13-14-1533.613
9
ウインバリアシオン藤岡2.35.9ハナ10-11-10-0734.110
3ワンアンドオンリー横山2.36.01/205-05-06-1034.45
2
ヴィルシーナ内田2.36.1クビ01-01-01-0235.412
8
メイショウマンボ武幸2.36.4216-16-16-1633.914
16
オーシャンブルー蛯名2.36.4ハナ15-15-14-1434.215

単勝  4 \870
複勝  4 \280 / 6 \500 / 14 \160
枠連  2-3 \2610 (10)
馬連  04-06 \12350 (37)
ワイド 04-06 \3390 (38)/ 04-14 \850 (4)/ 06-14 \1190 (12)
馬単  04-06 \21190 (64)
3連複 04-06-14 \15250 (48/560)
3連単 04-06-14 \109590 (356/3360)

ペース・展開おさらい

抜群のスタートを見せたジェンティルドンナに内からヴィルシーナが交わしてのペースメイク。戦前の想定通りにスローの前半となった。近年で言えば激烈最遅の2011年には及ばないものの、それに次ぐ遅さである。中盤もしっかりと緩みを持たせ、上がりは5F目からペースが上がった事は上がったのだが、前半の遅さが影響したせいでが12秒前半までしか上がらず、ラスト3Fでようやく11秒台に入るという完全に上がり重視の競馬になってしまった。

馬場的には徐々に踏み固められ、見た目とは裏腹に内目からの差し込みもチラホラと出現しつつあったのだが、全体的には展開重視のフラットな馬場だったと見ておきたい。

各馬ひとこと

ジェンティルドンナ

抜群のスタートでスッと好位へ。直線早々にエピファネイアを捕らえると、後続の追撃も凌ぎ切って見事に引退レースを飾った。古馬との勝負になってからは基本的に瞬発力重視のレースで結果を出してきた馬が、最後のレースでもしっかりと流れを味方につけた勝利と言える。この馬の良い所は、抜群のスタートセンスでどんなレースもできること…それが適正外のレースでも大崩れが少ない事に繋がっている。また最初に4番枠を指名できた強運にも恵まれた。個人的には底力勝負で分が悪い分、歴史的名牝と呼べるかは微妙と思っているのだが、牝馬の歴代獲得最高賞金は間違いなく偉業…是非良い仔を出していただきたいものである。ちなみに繁殖牝馬でもかなり活躍しそうな気がするのだが。

トゥザワールド

中団のインから。直線も外に出せず、馬群の中をこじ開けるようにして伸びてきた。流れがばっちりと合っていたという訳ではないだろうが、立ち回りで上手くカバー出来ていた。恵まれた面もありながらだが、この馬自身の新しい一面も見せた結果だけに、来年も注目できる存在。鞍上はもっと広いコースが合うと言っているようだが、やはり小回りで立ち回りを生かすレースのほうがあっていそう。

ゴールドシップ

いつもより前目の位置から。流れが遅いながらもこの馬の特性を生かすべく、積極的に仕掛けていったのだが、さすがに届かなかった。流れと立ち回りを考慮すると仕方なしなのだが、立ち回りに制約がつく馬なので、その部分を必要以上に考慮する評価する必要もないだろう。来年も阪神大賞典○→春天✕→宝塚記念◎の感じでお付き合いしたい。

ジャスタウェイ

枠なりにじっくり構えて後方から。条件が合わない中でもきっちり上がり最速をマークしたのはさすがと言える。この流れなら、ゴールドシップ同様に早めの動き出しもありえたと思うのだが、個人的には「この鞍上ならもはや必然」と思える内容だっただけに、ここまで流れなかった事を恨むよりほかない。うん。彼は悪くない…悪くないんだよ。

エピファネイア

折り合っているように見えたが、鞍上のかかとが完全に後ろに下がっており、かなり厳しい中での追走だったといえるだろう。とは言えJCでも紙一重の中での勝負だっただけに、その辺りは考慮の必要はないか…ま、今回は一言で言えば上がり負け。次以降も狂気の才能を上手く発揮できる舞台なら…という事でよいだろう。

ラキシス

この馬も出走馬の中では上がりに寄ってもらってよかったクチ。そういう意味では力を出しきれた中での結果であり、牡馬と対峙するとやはり少し分が悪いのだろう。

ラストインパクト

少しだけスタートのタイミングが遅れたか…それでも上手く4角では内を捌いて圏内に進出してきたのだが、ラストは少しスムーズさを欠いてしまった。ただこの馬の上がりは使っているとも取れるだけに、その部分の加点は考えなくて良いのではないだろう。いずれにせよ、力を付けてきた事を証明する内容だったと思えるだけに、来年も期待したい一頭。とりあえず日経賞に出てきて欲しいのだが。

フェノーメノ

流れは決して合っていなかったし、3~4角でゴールドシップに先に行かれてしまい、タイミングを逸してしまった部分はあるだけに、大きく評価を下げる必要もないが…とりあえず来春緒戦で見極めたい。

ワンアンドオンリー

内目を引いた馬たちは総じていい位置を狙うべく殺到した感じになったのだが、この馬だけはハブられてしまった。後は団子の中、内をついてまわるだけ…直線でもスペースが無く、途中からは追うのもやめてしまった感じ。展開利を見込んでの狙いだっただけに、そうなれなかった時点で仕方なし。とは言え、位置を取れていたとしてもこの上がりには対応できなかっただろうし、好走の要素は無かったということ。


上位5頭の馬連BOXが当たれば、それなりに利益が出るような買い目を構築していただけに、勝ち馬さえいなければ…の状態だったのですが、この流れではどうしようもないな…というのが、正直なところです。ただ勝ちタイムがグッドラックハンデより1.5も遅かった事はレースのレベルを疑問視する材料にはならないと思いますので、その辺りは注意したほうがいいと思います。

とは言え、来年以降の中長距離を背負っていく馬がほとんどいなくなってしまっただけに、キズナの動向が気になるところですね~。ハープスター京都記念~ドバイ目標の様なので、そっちにも期待したいところですが。



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