2014 シリウスステークス 回顧
です、です。
東京・京都開幕で秋のハイシーズン本格化といった感じなんですが、開幕日は触手の動くレースも少ないので、シレッと積み残しかけている重賞回顧を上げておこうと思います。
2014年10月 4日(土) 4回阪神7日 天候 : 曇 馬場状態 : 良
【11R】 第18回シリウスS
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(指定) ダート 2000m 14頭
LAP 12.5-11.8-12.1-13.9-12.9-12.7-12.1-11.6-11.7-12.5=2:03.8
通過 36.4-50.3-63.2-75.9 上り 73.5-60.6-47.9-35.8
馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
4 | クリノスターオー | 幸英 | 2.03.8 | 02-02-02-02 | 35.6 | 1 | ||
10 | ナムラビクター | 小牧 | 2.03.9 | 3/4 | 04-05-02-02 | 35.6 | 3 | |
7 | トウシンイーグル | 和田 | 2.04.1 | 1 1/2 | 06-06-07-08 | 35.5 | 7 | |
14 | サトノプリンシパル | 武豊 | 2.04.2 | クビ | 01-01-01-01 | 36.2 | 5 | |
5 | ケイアイレオーネ | 浜中 | 2.04.2 | クビ | 14-14-14-13 | 34.9 | 6 | |
1 | グランドシチー | 津村 | 2.04.3 | 1/2 | 04-03-04-04 | 35.9 | 8 | |
11 | マイネルバイカ | 川須 | 2.04.4 | 1/2 | 09-09-10-11 | 35.5 | 14 | |
12 | ジャンナ | 藤岡 | 2.04.6 | 1 1/4 | 03-03-04-04 | 36.2 | 13 | |
9 | ジェベルムーサ | 田辺 | 2.04.7 | クビ | 12-13-12-11 | 35.7 | 2 | |
13 | ソロル | 蛯名 | 2.04.9 | 1 1/2 | 06-08-04-04 | 36.4 | 4 | |
6 | ファイヤー | 松田 | 2.05.0 | クビ | 12-11-10-09 | 36.1 | 12 | |
2 | ヴァンヌーヴォー | 池添 | 2.05.0 | クビ | 09-09-07-07 | 36.4 | 9 | |
8 | ラガートモヒーロ | 藤田 | 2.05.7 | 4 | 11-11-13-14 | 36.5 | 11 | |
3 | イッシンドウタイ | 岩田 | 2.06.3 | 3 1/2 | 06-06-09-09 | 37.6 | 10 |
単勝 4 \300
複勝 4 \140 / 10 \200 / 7 \280
枠連 3-6 \450 (1)
馬連 04-10 \840 (1)
ワイド 04-10 \410 (1)/ 04-07 \930 (14)/ 07-10 \1480 (19)
馬単 04-10 \1510 (1)
3連複 04-07-10 \4280 (16/364)
3連単 04-10-07 \15330 (48/2184)
【ペース・展開おさらい】
クリノスターオーが押して出てくるものの、結局はサトノプリンシパルを待つようにしてハナを譲るという、スローが見え見えの展開で前半3F(36.4)は過去最遅での通過となった。中盤は極端に落ちることなく、ごく平均的な推移だったが、その分上がりが速くなりレースの上がり35秒台でのFinish。これは逆に過去最速である。ダートの長丁場で上がり性能を求められることはないだけに、こうなってしまえば前の馬に圧倒的に有利に働いてしまうのは仕方のないところだろう。
【各馬ひとこと】
クリノスターオー:うまく番手にハマり虎視眈々と前を狙っていたが、ペースが上がった時に手が動きだし、一瞬は惨敗まであるのではという情勢…それでも坂の手前からグイと伸びて押し切ってしまった。位置取りの利はあったとはいえ、急激なペースアップを必要とする流れは決してプラスではなく、最後は地力を見せてのもの。もちろん一貫Lapの方がいい馬だけに、次のステップへの展望も大きく開けた一戦と言っていいだろう。
ナムラビクター:4角手前で激しく手が動き出した勝ち馬に対し、こちらは反応良くあっさりと押し切るかに見えたが…とは言え、この馬とてこの流れがあっているとは思えず、58キロや休み明けで体が減っていたことを思えば、さほど悲観的に見る必要はないだろう。気ムラな面がある馬だが、逆に言えば大物食いが出来る下地も持っていると判断出来る訳で、こちらもこの秋は期待したい。
トウシンイーグル:もと芝馬らしくダートに変わっても比較的決め手は強調できているだけに、この流れでもさほど苦にならなかったと言っていいだろう。とは言え、エンジンが掛かってからの伸びは素晴らしかったが、この馬も勝負どころでの反応はあまり良くなく、その中での唯一の後方からの差し込み…一貫Lapでも十分対応出来そうで、これ以降もかなり面白い存在になれそう。
サトノプリンシパル:逃げて上がりになるべく寄せるのが、この馬のパターンでもあるだけに、ここは力を出せたと言っていいだろう。オープン特別ならチャンスはありそうだが…
ケイアイレオーネ:前半もたついて位置取りが後ろになってしまうのはいつものこと。ラストは上がり最速で伸びているのだが…このクラスでは今一歩たりないという事もあるが、基本後ろからの競馬しか出来ないだけに、その辺りの改善がないと好走は厳しくなってくるのでは。
グランドシチー:内枠を意識してか、前半から出していく競馬…位置取りで勝ち得た着かもしれないが、決して得ての流れではなかったこと、またこの馬自身の特性に加え、コースの特徴としても内は良くない事を踏まえれば、復調してきたとも取れる。次走、ラストワンチャンに賭けてみるのも一つの手かも。
ジェベルムーサ:位置取りや流れが向かなかったのは間違いないが、この馬の力が出せる舞台になりやすいのはやはり中山であり、そういう意味ではやはり中山専用馬といっていいのでは、
いつも先のG1には繋がりにくい重賞なのですが、今年はちょっと期待してみたい馬がいましたね。どの馬もG1未出走で、一線級の馬との手合わせはまだの状態ですので、買うなら妙味のある初対戦の時だと思いますよ。
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