2014 札幌記念 回顧
です、です。
何とか今週中に積み残している2つの重賞回顧はすませるつもりです。まずはこのレースから…G2の中でも最高額の賞金を誇る定量戦…北海道だからG2扱いなのかは分かりませんが、実質G1ですよね。
2014年 8月24日(日) 2回札幌2日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第50回札幌記念
3歳以上・オープン・G2(定量) (国際)(特指) 芝 2000m 14頭
LAP 12.6-10.7-11.6-11.6-11.9-12.1-12.3-12.3-12.0-12.0=1:59.1
通過 34.9-46.5-58.4-70.5 上り 72.6-60.7-48.6-36.3
馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
8 | ハープスター | 川田 | 1.59.1 | 13-13-09-04 | 35.5 | 2 | ||
5 | ゴールドシップ | 横山 | 1.59.2 | 3/4 | 14-14-12-04 | 35.3 | 1 | |
10 | ホエールキャプチャ | 蛯名 | 2.00.0 | 5 | 08-09-09-09 | 36.4 | 7 | |
11 | ラブイズブーシェ | 古川 | 2.00.1 | 3/4 | 10-10-09-07 | 36.5 | 6 | |
7 | エアソミュール | 戸崎 | 2.00.1 | ハナ | 08-07-07-07 | 36.7 | 5 | |
3 | タマモベストプレイ | 和田 | 2.00.3 | 1 1/4 | 06-05-04-04 | 37.1 | 13 | |
2 | トウカイパラダイス | 柴山 | 2.00.5 | 1 | 04-05-04-02 | 37.3 | 12 | |
1 | ロゴタイプ | 村田 | 2.00.7 | 1 1/2 | 02-02-02-02 | 37.7 | 4 | |
14 | ナカヤマナイト | 柴田 | 2.00.9 | 1 1/2 | 06-07-07-09 | 37.5 | 8 | |
13 | スーパームーン | N.ロ | 2.01.1 | 3/4 | 10-10-12-12 | 37.3 | 9 | |
6 | トウケイヘイロー | 四位 | 2.01.7 | 3 1/2 | 01-01-01-01 | 38.9 | 3 | |
4 | ムーンリットレイク | 菱田 | 2.02.0 | 1 3/4 | 02-02-02-13 | 38.9 | 14 | |
12 | ルルーシュ | 福永 | 2.02.9 | 5 | 04-04-04-09 | 39.7 | 10 | |
9 | アドマイヤフライト | 藤岡 | 2.03.0 | クビ | 10-10-12-14 | 39.2 | 11 |
単勝 8 \370
複勝 8 \140 / 5 \110 / 10 \690
枠連 4-5 \270 (1)
馬連 05-08 \400 (1)
ワイド 05-08 \220 (1)/ 08-10 \2510 (24)/ 05-10 \1530 (18)
馬単 08-05 \900 (2)
3連複 05-08-10 \5310 (14/364)
3連単 08-05-10 \19780 (51/2184)
【ペース・展開おさらい】
トウケイヘイローが行くのは間違いなかった訳だが、どのくらいのペースで飛ばすのかがポイントだったこのレース…3F通過も中盤も過去最速に近いレベルで推移、前傾の持続力でのFinishという形になった。ただ、ラスト1Fは前2頭のみがマークしたLapであり、他の馬は引き離されていた所を見ると、消耗戦に近い流れだったという表現のほうがいいかもしれない。
もちろん後方に構える馬に有利に働いた訳でだが、馬場的にはイン偏向に近いものがあり、外からの差し込みはこのレースを除いてほぼ見られない一日だった事は覚えておきたい。
【各馬ひとこと】
ハープスター:後方待機から3角でゴールドシップが迫ってきた時に進出開始…常に追いかけられながら最後まで抜かせなかった。まずしっかりと流れるレースでも末脚を使えた部分は評価できる。次に小回りへの対応だが、これまでのレースは直線の長いコースで乗り方を半ば強制されたような面もあり、実のところは小回りの方が良かったのではないかとも思わせるパフォーマンスだった。秋華賞に行っても楽勝出来るだろうが、次は凱旋門…洋芝でもパフォーマンスが落ちなかった面は、憂いが一つ無くなったと感じられたのだが、個人的には距離が微妙なんじゃないかと…まぁ、出るからには全力で応援しますが。
ゴールドシップ:先行するにはテンが遅くなることが絶対条件のこの馬が、確実に前半が速くなるこの舞台でどんな競馬をするか…ヘタすると惨敗すらあるのではないか…そんな感覚で見ていたのだが、スタートは良かったもののダッシュが全く付かずにペースに置かれるようにして最後方から…それでも残り5F過ぎの鞍上のムチでゴーサインが出ると、コーナー分で一気に前に迫り先行各馬を飲み込んだ。勝ち馬には届かなかったが、5キロの斤量差と小回りへの適性を考えれば十分に及第点と言える。ロンシャンの方が適正がありそうなだけに、一番期待したいのはこの馬。ただロングスパートを生かすべくこの馬の競馬をすることが必須条件。
ホエールキャプチャ:中団やや後方から。勝負どころで上位2頭他が外から交わしていったが、自身は位置をキープし4角中盤~直線にかけて外に振りながら開いたスペースへ飛び込んでいった。立ち回りに光るものがあった分の結果といえるだろう。また定量戦で55キロで出られたのも大きかったか。力のあるところは見せたものの、大きく評価を上げる必要はないだろう。
ラブイズブーシェ:中団からの競馬。インにこだわり、勝負どころも最内をかなりスムーズに上がっていけたのだが、直線では脚の無くなった先行馬に前を塞がれて一呼吸置かざるをえなかった。内で上手に立ちまわるのに長けた馬だけに、作戦としては悪くなかったのだが…一定以上の力はあるのだが、一線級と互角の勝負に持ち込むにはやはり立ち回りの上手さを生かす必要があり、そういう意味では小回りのほうが向いていそう。
エアソミュール:この馬らしい正攻法。このペースでも少し行きたがっていた。無駄に外を回さずうまい立ち回りだったが、奇をてらったようなことをしていない分、上位2頭との差がはっきりと出てしまった。とは言え、G2レベルなら十分戦えるだけのものは見せており、秋への楽しみは繋いだと言っていいのでは?
とりあえずは、この5頭にしておきますが、厳しいペースを先行して、3着とコンマ5秒内に収めたトウカイパラダイスとタマモベストプレイも重賞で十分戦えるだけのものは見せたと思います。逆にロゴタイプは…ちょっと苦しくなってきましたかね。
さて…今年の凱旋門賞は3頭とも日本人ジョッキーで臨むことが決まったようです。まぁこれはこれで良かったのかなぁと…特にゴールドシップは妙にヨコノリさんと合ってる気がしますしね。ただ今年は去年より遥かに濃いメンバーが出てきそうです。
女傑ヴィジャボードに欧州では安定のGalileoを付けて出てきたAustralia…厩舎も鉄板のオブライエン厩舎ですね。すでにイギリスチャンピオンズSで古馬を一蹴しております。後はドイツダービーを逃げて大外から11馬身離したSea the Moon…キングジョージを3歳牝馬で38年ぶりに制したTaghroodaなど…後ろの2頭はSea the Starsの産駒ですね。
なんか急にパリに行きたくなってきましたwww
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