2014 クイーンステークス 回顧
です、です。
本拠地・広州に腰を落ち着ける間もなく、明日から日本…今回は台風11号の上をまたぐ形のフライトになると思いますので、そこまで心配はしておりません。それにしても前回の帰国時は10号の隙間を縫ってのフライト…実は上海滞在中に1泊で大連に行っており、その往路は12号をかすめていくフライトだったりします。果たして運がいいのやら悪いのやら…
今回はお盆期間も重なるので、比較的ゆっくりと出来るのですが、例によって更新はグダグダになると思われますが、先週の回顧だけは終わらせておこうと思います。
2014年 8月 3日(日) 1回札幌4日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第62回北海道新聞杯クイーンS
3歳以上・オープン・G3(別定) (牝)(国際)(特指) 芝 1800m 14頭
LAP 12.3-11.3-11.5-11.3-11.4-11.5-11.8-12.4-12.2=1:45.7(R)
通過 35.1-46.4-57.8-69.3 上り 70.6-59.3-47.9-36.4
馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
2 | キャトルフィーユ | 福永 | 1.45.7 | 05-04-03-03 | 35.2 | 2 | ||
8 | アロマティコ | 三浦 | 1.45.7 | ハナ | 13-13-14-10 | 34.4 | 6 | |
6 | スマートレイアー | 池添 | 1.45.7 | クビ | 12-13-12-10 | 34.5 | 1 | |
3 | アイスフォーリス | N.ロ | 1.46.2 | 3 | 07-07-07-05 | 35.4 | 9 | |
12 | ディアデラマドレ | 藤岡 | 1.46.3 | 1/2 | 10-10-09-07 | 35.3 | 3 | |
11 | マコトブリジャール | 秋山 | 1.46.5 | 1 1/4 | 07-07-09-13 | 35.4 | 8 | |
1 | ケイアイエレガント | 吉田 | 1.46.5 | クビ | 02-02-02-02 | 36.4 | 4 | |
10 | トーセンベニザクラ | 菱田 | 1.46.6 | 1/2 | 07-07-07-06 | 35.8 | 13 | |
5 | マーブルカテドラル | 田辺 | 1.46.6 | ハナ | 10-10-09-07 | 35.5 | 5 | |
4 | サンシャイン | 松岡 | 1.46.7 | クビ | 02-02-03-04 | 36.3 | 11 | |
14 | オツウ | 松田 | 1.47.3 | 3 1/2 | 01-01-01-01 | 38.0 | 7 | |
13 | コスモバルバラ | 丹内 | 1.47.4 | 3/4 | 04-04-06-10 | 36.7 | 14 | |
7 | フィロパトール | 石橋 | 1.47.6 | 1 | 06-06-05-07 | 37.0 | 10 | |
9 | アンアヴェンジド | 四位 | 1.48.0 | 2 1/2 | 13-10-12-14 | 36.8 | 12 |
単勝 2 \520
複勝 2 \160 / 8 \240 / 6 \170
枠連 2-5 \1920 (9)
馬連 02-08 \2040 (7)
ワイド 02-08 \720 (6)/ 02-06 \490 (2)/ 06-08 \830 (7)
馬単 02-08 \3770 (13)
3連複 02-06-08 \2880 (4/364)
3連単 02-08-06 \17590 (32/2184)
【ペース・展開おさらい】
オツウがこれまでにないペースでの逃げ…2週目の高速馬場を加味しても3F通過もやや速めと言えるのだが、そこから中盤も全く緩みを持たせずにペースを作った。ちょうどこの部分で離し逃げにはなったのだが、それも後続とは1秒ほどの差がついた程度であり、追いかける側もさして緩みのない底力よりのペースであったことには違いない。もちろん前目の馬にはかなりの負荷がかかっていたと見てよい。
尚、馬場状態は1週目の雨馬場を経ても依然としてかなりの高速といえる状況…ただ脚質的には前オンリーというわけではなく、差す馬もそれなりに来られる馬場であった事は覚えておきたい。
【各馬ひとこと】
キャトルフィーユ:この馬らしい先団からの競馬。直線早々に前の馬を競り落とし、内と外から迫り来る差し馬に並ばれるともうひと踏ん張りしての初重賞となった。上がり特化にならないようなレースで、競られての強さを見せられる下地は揃っていたと言えるのだが、このペースで考えても、上位馬の中で最も負荷のかかる位置で競馬をしていた事は間違いなく、しっかりと評価できる内容。昨年暮れよりジワジワと着実に力をつけており、距離さえ保てば秋もワンチャンスありそうなところまで来たのではないだろうか。
アロマティコ:出負けして後方から。腹をくくって終始内目を攻めたのだが、直線入り口で前が壁になりかけた所もうまく捌いて、勝ち馬の内から伸びてきた。鞍上ともかなり手があっている様に見えるが、位置取り面の後押しと、上手い立ち回りがあった事は間違いなく、正攻法で突き抜けられるだけのモノが備わってきたかと言われれば、別の話のような気も。
スマートレイアー:2着馬とは対照的に3角からは外目をグングン上がって行き、直線であっという間に突き抜けるかと思わせたのだが、最後は少し脚が鈍ってしまった。いくら差しでも対応できる馬場とはいえ、さすがに外を回したロスは大きかったといえるだけに、評価を落とす必要はない。ただどちらかと言えば上がりを強調するようなペースのほうがベターで有り、そういう意味では9F戦ならどんなペースでもOKというわけでは無さそう。やはりベストはマイル…条件内であれば牡馬に混じっても良いレースが出来るだけのものはあると思うのだが。
アイスフォーリス:中団から内目を利してスルスルと前に迫って行き、一瞬はやったかと思わせたのだが、直線半ばでお釣りが無くなってしまった。立ち回りの上手さは生かすことが出来たのだが、前走の回顧でも書いたとおり、このペースではもうこの辺がいっぱいなのかも…むしろ府中牝馬Sの様なペースで一考してみたい。
ディアデラマドレ:3着馬のやや前から、先に仕掛けていったが手応えは今ひとつ。やはりこのような厳しいペースは向かないと思われる。これで評価が落ちるなら儲けもの。
ケイアイエレガント:勝ち馬と接戦を繰り広げてきた馬だが、ここ2走で差がついてしまったのか?少なくとも高速馬場では向こうのほうが上とは思えるのだが…今回はペースが厳しすぎたこともあり、この馬もまだ見限れないと思っておく。
マーブルカテドラル:出遅れて内を目指したが、行きたいところは後ろから2着馬に先んじられ、自身は逃げ馬と番手の馬とラチに囲まれる最悪の展開。とりあえずは参考外とする。
とりあえずは、そんな感じで…
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