2014 オーシャンステークス 回顧
です、です。
高松宮記念へ向けての最後のステップ…カナロア引退で押し出されるように最右翼と言われるようになった快速馬の叩きレースだったのですが、意外な結果になりました。早速振り返りましょう。
2014年 3月 8日(土) 2回中山3日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第9回夕刊フジ賞オーシャンS
4歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定) 芝 1200m 16頭
LAP 12.0-10.9-11.0-11.6-11.5-11.9=1:08.9
通過 33.9-45.5-57.0-68.9 上り 68.9-56.9-46.0-35.0
馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
1 | スマートオリオン | 横山 | 1.08.9 | 03-03 | 34.7 | 3 | ||
15 | スノードラゴン | 大野 | 1.09.1 | 1 1/4 | 12-10 | 34.3 | 11 | |
16 | レッドスパーダ | 北村 | 1.09.3 | 1 1/4 | 03-03 | 35.1 | 9 | |
3 | インプレスウィナー | 丸田 | 1.09.3 | 頭 | 07-06 | 34.9 | 10 | |
9 | アフォード | 中舘 | 1.09.3 | 頭 | 14-10 | 34.3 | 6 | |
8 | スギノエンデバー | 吉田 | 1.09.4 | 1/2 | 13-13 | 34.5 | 7 | |
6 | プリンセスメモリー | 後藤 | 1.09.6 | 1 1/4 | 09-06 | 35.0 | 13 | |
11 | リアルインパクト | 戸崎 | 1.09.6 | ハナ | 15-14 | 34.5 | 2 | |
13 | ツインクルスター | 江田 | 1.09.6 | ハナ | 02-02 | 35.6 | 12 | |
7 | アースソニック | 三浦 | 1.09.6 | クビ | 06-05 | 35.3 | 5 | |
14 | ミヤジエムジェイ | 柴田 | 1.09.7 | 3/4 | 09-06 | 35.2 | 15 | |
5 | レオンビスティー | 田辺 | 1.09.8 | クビ | 09-10 | 35.2 | 4 | |
4 | ハクサンムーン | 酒井 | 1.09.8 | ハナ | 01-01 | 35.9 | 1 | |
12 | ハノハノ | 蛯名 | 1.10.2 | 2 1/2 | 07-06 | 35.8 | 8 | |
10 | ケイアイアストン | 松岡 | 1.10.2 | クビ | 15-16 | 35.0 | 16 | |
2 | アンバルブライベン | 田中 | 1.10.3 | クビ | 03-14 | 36.1 | 14 |
単勝 1 \850
複勝 1 \290 / 15 \840 / 16 \790
枠連 1-8 \4760 (18)
馬連 01-15 \13080 (39)
ワイド 01-15 \3530 (39)/ 01-16 \3870 (42)/ 15-16 \9090 (73)
馬単 01-15 \25560 (67)
3連複 01-15-16 \102480 (222/560)
3連単 01-15-16 \572550 (1064/3360)
【ペース・展開おさらい】
ハナ争いの対抗格であるアンバルブライベンがスタート今一つで、すんなりとハクサンムーンがハナ。終わってみれば前後半+1.1と中山ならば決して速くない部類での決着となった。またこの日の芝はとにかく内の馬の天国といった感じだったが、それはペースによる部分が大きかったようで、本質的には内外ほぼフラットな状況だったと言っていいだろう。
【各馬ひとこと】
スマートオリオン:ハクサンムーンを楽に追走。直線もその内に入りアッサリと抜けだした。昨夏の函館で連勝、秋からここまでもすべて中山6Fでオール連対と無類の安定感を見せているが、速い時計への対応という部分で未知数のまま中京へコマを進めることになり、その部分での不安は残る。個人的には人気するのであれば軽視で臨みたい。
スノードラゴン:芝に変わってもいつもの後方からの競馬だったが、直線で外目に出し前が空くと一気に伸びて前に迫った。ここまでの変わり身は驚きなのだが、ひとつ言えることは良でも特殊で時計のかかる馬場だった事が大きく寄与したのではと言う事…次走、条件が整わないのであればどこにもいない可能性も。
レッドスパーダ:押して押して前のポジションを取りに行き、4角では少し手応えが怪しくなったのだが、最後までしぶとく伸び続けた。普段ならばこの流れでもスピード負けしないだけの速力を持っているのだが、手こずったのは馬場への適正面、そしてそれでも3着に踏ん張ったの所を見ると、力の衰えはないと見ていいだろう。条件が揃えば今後も穴を開ける可能性はあると言っていい。
インプレスウィナー:勝ち馬直後の最内から。直線で勝ち馬に離されてしまったが、その後ろを通ってジリジリと伸びた。このところ右回りも克服してきており、さらにこんな位置からレースが出来るのであれば展開待ちの現状から一歩抜け出すことが出来るのだが…とりあえずは様子見も、注目しておきたい一頭。
アフォード:馬なりで後方から。一応伸びてはいるが…流れはあまり向かなかったとも言えるが、馬場はこの馬にプラスに働いており、ちょっと重賞では荷が重いのかも。
リアルインパクト:痛恨の出負け…ラストは伸びているだけにここは参考外としていいが、スプリント適性としては少し微妙な印象。
ハクサンムーン:昨年の走りからしてこのペースであそこまで止まる馬ではない…先を見据えた仕上げということもあったのだろうが、恐らく重い馬場への適性が大きく影響したものと思われる。とりあえずここは参考外としておきたい。
ハクサンムーンに関しては同じコースのスプリンターズSではあわやの走りをしており決して中山が合わないという訳ではないと思いますが、当時は野芝onlyの開催…昨年も稍重から回復してすぐの良馬場でしたし、今年は特に時計のかかる馬場だった事が影響しているように思えます。また勝った馬は昨冬からの時計のかかる中山で一気に実績を積み上げた馬であり、他の舞台に通じるかどうかは未知数…少なくとも高松宮記念だけを見るのであれば、この馬場での結果は鵜呑みには出来ないのではないかと思います。
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