2013 アルゼンチン共和国杯 回顧
です、です。
いやはや…何かこの好調ぶりは自分でも怖いのですが、明日の朝から日本への移動となりますので、それまでに今日付けの重賞回顧だけは仕上げて、残りはできれば帰りの機中で…できれば…いいな…位に考えております。では、早速まいりましょう。
2013年11月 3日(祝) 5回東京2日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第51回アルゼンチン共和国杯
3歳以上・オープン・G2(ハンデ) (国際)(特指) 芝 2500m 18頭
LAP 7.5-11.0-11.4-12.5-12.6-12.1-12.4-12.2-12.1-11.9-11.8-11.6-11.8=2:30.9
通過 29.9-42.4-55.0-67.1 上り 71.4-59.2-47.1-35.2
馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
12 | ★ | アスカクリチャン | 戸崎 | 2.30.9 | 10-09-07-08 | 34.7 | 7 | |
16 | ★ | アドマイヤラクティ | I.メ | 2.31.1 | 1 1/2 | 12-12-11-08 | 34.8 | 4 |
3 | ★ | ルルーシュ | 北村 | 2.31.1 | クビ | 04-05-04-03 | 35.2 | 3 |
13 | ★ | コスモロビン | 柴田 | 2.31.3 | 1 1/4 | 14-14-13-11 | 34.8 | 10 |
18 | ホッコーブレーヴ | 三浦 | 2.31.4 | クビ | 17-17-17-15 | 34.8 | 6 | |
11 | デスペラード | 横山 | 2.31.6 | 1 1/4 | 15-15-13-15 | 35.0 | 9 | |
15 | エックスマーク | 石橋 | 2.31.8 | 1 1/2 | 10-09-11-11 | 35.4 | 5 | |
8 | ★ | ムスカテール | U.リ | 2.31.8 | ハナ | 07-06-04-03 | 35.9 | 2 |
5 | サイモントルナーレ | 吉田 | 2.32.1 | 1 3/4 | 15-15-16-15 | 35.5 | 16 | |
9 | セイカプレスト | 田辺 | 2.32.2 | クビ | 17-17-18-18 | 35.4 | 18 | |
4 | ニューダイナスティ | 蛯名 | 2.32.2 | クビ | 03-03-02-02 | 36.5 | 8 | |
6 | イケドラゴン | 石神 | 2.32.5 | 1 3/4 | 12-12-13-11 | 36.0 | 17 | |
2 | トウカイトリック | 田中 | 2.32.6 | 1/2 | 07-08-07-08 | 36.3 | 13 | |
7 | メイショウナルト | 武豊 | 2.32.6 | クビ | 04-06-07-06 | 36.5 | 1 | |
17 | マイネルマーク | 柴田 | 2.32.9 | 1 3/4 | 07-09-07-06 | 36.9 | 12 | |
14 | シゲルササグリ | 後藤 | 2.33.1 | 1 1/4 | 04-03-04-03 | 37.2 | 11 | |
1 | コスモラピュタ | 武士 | 2.33.9 | 5 | 01-01-01-01 | 38.2 | 14 | |
10 | モズ | 松岡 | 2.36.5 | 大差 | 02-02-02-11 | 40.1 | 15 |
単勝 12 \1270
複勝 12 \350 / 16 \250 / 3 \180
枠連 6-8 \1810 (9)
馬連 12-16 \5050 (19)
ワイド 12-16 \1460 (20)/ 03-12 \1180 (14)/ 03-16 \810 (6)
馬単 12-16 \12060 (46)
3連複 03-12-16 \8250 (28/816)
3連単 12-16-03 \71300 (243/4896)
【ペース・展開おさらい】
モズは意図的なのか競り合う気配すらなく、コスモラピュタの一人旅…いかにもスローらしいの序盤戦だったが、テンの入りは標準的なもの。そこから2Fは少しペースを落とすものの、5.5F目からは12.5を超えるLapは踏まずにそのままゴールまで徐々にペースを上げながら進む持続力勝負…ペースの落ちた部分を含めて考えても、スタミナ面もしっかりと問われたレースと考えていいだろう。
この日の馬場は、やはり馬場のまん中より外だけがやや厳しい状況で極端な有利不利は無かったと見ておきたい。
【各馬ひとこと】
アスカクリチャン:いいスタートから中団へ。1角ではすでに内から2頭目のポジションをキープしていた。4角でルルーシュの直後に迫ると直線ではその内に潜り込み出しぬくように突き抜けた。どんな条件でも力は出せる反面、勝ちきるまでには至らない馬だったが、自己最長距離でパフォーマンスを更に上げ、それに加えて絶妙の立ち回りの結果と言えるだろう。Lap内容からも有馬記念でも立ち回り一つでやれそうな気配はあるが、それはレースが近くなった段階で改めて精査してみたい。
アドマイヤラクティ:ペース的には何ら問題なく、トップハンデでも現状の力は出しきれたと言っていい。外枠だけに内に入れることは出来なかったが、出来るだけの経済コースを通っていた印象もあるが、それでも勝ち馬との対比ではコースロスという部分では大きかった。引き続きスタミナの問われるレースでは要注意。ただ中山では少し立ち回りが難しそうで、そこまで大きく狙える存在ではなさそう。
ルルーシュ:この馬らしい正攻法。決して前に有利と言えない流れの中で、直前まで2着を死守していた辺りは、このコースへの適性とペース対応力が高いことの裏返しといえる。逆に言えばこれまでの評価を大きく覆すだけのものがあったわけではない事も事実…
コスモロビン:3角まではかなりの後方…そこから外目を徐々にポジションアップし、直線では一旦前に届くのではという脚を使ったが、坂を登った後からは前と同じ脚色になってしまった。外でのコースロスと伸びにくい所を通った分の差とも言えるが、前の馬とのハンデ差を思えば、そこまで大きな評価をする必要もないか。ただスタミナ勝負でも上がりを強調できる馬で、基本人気にならないキャラだけに、狙える場面は今後もあるはず。
ホッコーブレーヴ:こちらも道中はほぼ最後方。大外ながら4角まではできるだけロスを少なくというイメージで直線に入ってから4着馬の外に振り出しての追撃だった。このメンバーと流れでも上がりを強調できたのは収穫で力も重賞で足りそうだが、東京専用馬の予感も…
デスペラード:頑張っているよwww というのは、冗談としても、いつもと同じ戦法でも前との差は詰まってきており、やや復調気配…ステイヤーズSが上手くポジションアップが叶うような流れなら買っていいのでは。
ムスカテール:やや前目の位置取りも、直線では手応え十分に見えただけに、この敗戦は微妙…もっと溜める競馬のほうがあっているのかも。
メイショウナルト:向正面から掛かり気味…直線ではあまり追っていなかったので、この着順自体を気にする必要はないだろう。オールカマーでもうまい立ち回りを見せていたので、一気に評価の落ちる有馬記念で内に入れるのであれば、小銭投下も面白いかも…ただ、少し使われ過ぎの感も。
このレースの好走馬は後にG1でもいい勝負になるというイメージが定着していますし、近年のレースの流れを見ても、それに通じるものがあるのは事実ですが、このレース経由で、有馬記念で好走した馬はグラスワンダーとコイントスのみというのも事実…グラスワンダーはしかもココで負けての参戦ですからね。そういう意味ではあまり参考にすべきではないというのが正直なところかも…
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