それぞれの絆…~東京優駿回顧~
です、です。
終わってみれば、勝つべき男と勝つべき名の馬が勝ったということでしょうか…そんなことを抜きにしてもいいレースだったと思います。
2013年 5月26日(日) 2回東京12日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【10R】 第80回東京優駿
3歳・オープン・G1(定量) (牡・牝)(国際)(指定) 芝 2400m 18頭
LAP 12.3-10.5-12.2-12.5-12.8-11.9-12.7-12.3-11.9-11.6-11.7-11.9=2:24.3
通過 35.0-47.5-60.3-72.2 上り 72.1-59.4-47.1-35.2
馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
1 | ◎ | キズナ | 武豊 | 2.24.3 | 16-15-14-14 | 33.5 | 1 | |
9 | ○ | エピファネイア | 福永 | 2.24.4 | 1/2 | 09-09-10-10 | 33.9 | 3 |
3 | アポロソニック | 勝浦 | 2.24.6 | 1 1/4 | 01-01-02-01 | 35.5 | 8 | |
16 | ★ | ペプチドアマゾン | 藤岡 | 2.24.6 | ハナ | 03-04-04-04 | 34.7 | 13 |
8 | ▲ | ロゴタイプ | C.デ | 2.24.6 | ハナ | 04-05-05-05 | 34.5 | 2 |
11 | テイエムイナズマ | 幸英 | 2.24.7 | 3/4 | 15-15-16-16 | 33.8 | 14 | |
6 | ラブリーデイ | 川田 | 2.24.7 | クビ | 11-13-14-14 | 33.9 | 17 | |
10 | タマモベストプレイ | 和田 | 2.24.7 | ハナ | 09-11-10-10 | 34.2 | 10 | |
2 | コディーノ | C.ウ | 2.24.8 | 1/2 | 08-09-07-07 | 34.5 | 4 | |
15 | ★ | フラムドグロワール | 北村 | 2.24.8 | 頭 | 04-03-05-05 | 34.7 | 11 |
5 | ★ | メイケイペガスター | 藤田 | 2.24.9 | クビ | 13-06-01-02 | 35.8 | 6 |
17 | ★ | レッドレイヴン | 内田 | 2.24.9 | 頭 | 18-18-17-16 | 33.9 | 9 |
7 | ヒラボクディープ | 蛯名 | 2.25.0 | 3/4 | 13-11-12-10 | 34.5 | 5 | |
14 | アクションスター | 戸崎 | 2.25.1 | 1/2 | 17-17-18-18 | 33.9 | 16 | |
13 | マイネルホウオウ | 柴田 | 2.25.2 | クビ | 11-14-13-13 | 34.5 | 7 | |
4 | ★ | クラウンレガーロ | 三浦 | 2.25.8 | 3 1/2 | 06-06-07-07 | 35.5 | 15 |
12 | サムソンズプライド | 田辺 | 2.25.8 | クビ | 02-02-03-03 | 36.2 | 12 | |
18 | ミヤジタイガ | 松山 | 2.26.3 | 3 | 06-06-07-07 | 36.0 | 18 |
単勝 1 \290
複勝 1 \160 / 9 \240 / 3 \960
枠連 1-5 \690 (3)
馬連 01-09 \970 (3)
ワイド 01-09 \460 (4)/ 01-03 \2630 (21)/ 03-09 \4470 (40)
馬単 01-09 \1600 (5)
3連複 01-03-09 \17130 (43/816)
3連単 01-09-03 \54950 (131/4896)
【ペース・展開おさらい】
スタート直後、坂の部分ではサムソンズプライドの方が前で、アポロソニックと競り合うかに見えたのだが、1角ではアポロの方が先手を取って結果的にはスローに落とす展開…そこに辛抱しきれなくなったメイケイペガスターが前に迫って5F過ぎからペースアップするものの、さらにそこから一旦ペースを落として上がり4つの勝負…という形。ただ後続は6F目の11.9の部分ではさほど動いておらず、アポロソニックが再度前に圧をかけ始めた残り4F付近からの末脚勝負…特に前半~中盤はスローの範疇だっただけに、この部分に凝縮された上がり4つの勝負、当然物理的に速い脚が無いと厳しいレースだったといえる。
【各馬ひとこと】
キズナ:いつものこの馬のポジションから。それでも馬群の中には入れずいつでも外に出せる体制での追走だった。4角過ぎギリギリまでは内目に位置し、そこから一気に外に振っての追撃開始。途中でマイネルホウオウに前を閉められかけたが、何とか体をコジ入れ進路を確保すると、坂上から一気に伸びて半馬身差し切っての戴冠。ロングスパート戦でも上がりを強調し、差しきってここまで勝ち上がってきており、このクラスのメンバーでも通用するか…それだけが焦点だったが、きっちりと結果を出した。ただこの手の馬はどうしてもムラが出てしまうだけに、それらをも超越できる破壊力が身につけられるか…現時点では父には及んでいないのは事実であり、今後はその一点に尽きると思われる。秋は凱旋門賞を目指すことが確定的になったが、通用するかどうかはさておき、頑張っていただきたい。
エピファネイア:上手く中団の馬群に収まっていたが、それでも行きたがるような所を見せながらの追走。3角で前の馬(クラウンレガーロ)に乗っかかるようになってバランスを崩したものの、4角では手応え抜群。完全に勝ちパターンに入ったと思われたのだが…今日に関しては相手を褒めるしか無いだろう。あれだけ行きたがる素振りを見せながらの手応え…そして伸び脚を考えると、この馬も秘めたる能力は相当なもの。ただ坂上で少しペースを落としてしまった辺り、持続力という部分で勝ち馬に少し劣ってしまったということだろう。折り合い面で難があるものの、距離はもちそうでキズナのいない菊花賞ならばあっさりの可能性も。
アポロソニック:ハナをとってからはペースを落とし、メイケイペガスターに出し抜かれてしまっただが、4角手前では積極的に並びかけて行き、熾烈な3着争いを何とか凌ぎ切った。道中の凸凹Lapを経て、自ら動いての3着GETは評価に値すると言っていいし、スタミナ面でも十分な裏付けが取れただけに、こちらも菊花賞では面白いところがありそう。
ペプチドアマゾン:外目から上手く先団に位置取っての追走も、前の2頭に付き合うことはなくマイペース…一旦は3着馬を交わすシーンも見られたが、最後はわずかに届かず。上がり性能に長けた馬ではないだけに、流れとしては少し厳しいものがあったと思われる。こちらも距離面での不安は無さそうで、菊花賞のほうがペース的には合いそう。
ロゴタイプ:先団の絶好位から、坂下では一気に突き抜けるかと思ったのだが…さすがにこれは距離と言って差し支えないだろう。10Fにも対応できるマイラー…こんな感じか。またコース問わずに使える上がりが決まっている印象もあり、そういう意味では持ち味を活かせる小回りの方が向いているといっていいのではないだろうか。
テイエムイナズマ:皐月賞と同じような位置取りで同じ着順…違う流れながらも、同じ位置を確保しており、もう少しメンツが落ちる舞台では結構威張れる存在になりそう。
コディーノ:こちらも行きたがる面を見せながらの追走だったが、流れも位置取りも決して悪いものではなかった。やはり距離面での限界があったということだろう。
まぁ勝ち馬の強さがクローズアップされておりますが、15着まではコンマ9秒差で入っております。的条件になればあっさりという馬も出てくると思いますので、その辺りは注意しておいたほうが良いですね。
なんか最後の最後にオカパネの涙にうるっと来てしまいましたよwww
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