逃げないネコはタダのネコ!と思ったら…~目黒記念回顧~
です、です。
東京2400mと2500mはたった100mスタート位置が後ろにずれるだけなのですが、求められるものがガラリと違ってきます。それが顕著に現れたのが今年の両レースでした。
2013年 5月26日(日) 2回東京12日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【12R】 第127回目黒記念
4歳以上・オープン・G2(ハンデ) (国際)[指定] 芝 2500m 18頭
LAP 7.6-10.9-11.0-12.2-12.3-12.2-12.1-12.0-12.0-12.1-11.8
通過 29.5-41.7-54.0-66.2 上り 71.3-59.3-47.3-35.2
馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
4 | ムスカテール | 内田 | 2.29.6 | R | 12-10-12-12 | 34.1 | 4 | |
16 | ルルーシュ | C.ウ | 2.29.8 | 1 1/2 | 06-06-07-07 | 34.7 | 2 | |
11 | カフナ | 戸崎 | 2.29.9 | 3/4 | 13-13-13-14 | 34.2 | 3 | |
9 | ヒットザターゲット | 大野 | 2.30.0 | クビ | 15-15-15-14 | 34.3 | 14 | |
3 | タッチミーノット | 横山 | 2.30.0 | ハナ | 09-10-10-08 | 34.8 | 5 | |
2 | コスモロビン | 柴田 | 2.30.1 | 3/4 | 13-13-13-10 | 34.7 | 10 | |
1 | ユニバーサルバンク | 川田 | 2.30.2 | 1/2 | 03-04-04-03 | 35.3 | 13 | |
12 | クリールカイザー | 吉田 | 2.30.4 | 1 | 16-16-17-16 | 34.6 | 7 | |
14 | デスペラード | C.デ | 2.30.5 | 1/2 | 18-18-18-18 | 34.5 | 9 | |
8 | アドマイヤラクティ | 岩田 | 2.30.8 | 2 | 09-10-10-12 | 35.3 | 1 | |
5 | カポーティスター | 福永 | 2.30.8 | クビ | 06-06-07-08 | 35.6 | 6 | |
7 | ノーステア | 蛯名 | 2.30.9 | 1/2 | 08-09-09-10 | 35.6 | 8 | |
15 | コスモラピュタ | 丹内 | 2.31.1 | 1 | 01-01-01-01 | 36.7 | 16 | |
17 | スマートロビン | 武豊 | 2.31.5 | 2 1/2 | 05-02-02-02 | 36.8 | 11 | |
10 | ピエナファンタスト | 木幡 | 2.31.6 | 3/4 | 16-16-16-16 | 35.8 | 17 | |
13 | ネコパンチ | 江田 | 2.31.8 | 1 | 03-04-04-03 | 36.9 | 12 | |
6 | コスモオオゾラ | 松岡 | 2.31.9 | クビ | 02-03-06-06 | 36.9 | 15 | |
18 | カワキタコマンド | 田辺 | 2.33.5 | 10 | 09-06-02-03 | 38.7 | 18 |
単勝 4 \880
複勝 4 \260 / 16 \260 / 11 \250
枠連 2-8 \1470 (6)
馬連 04-16 \2780 (7)
ワイド 04-16 \1090 (10)/ 04-11 \990 (7)/ 11-16 \1230 (14)
馬単 04-16 \6440 (23)
3連複 04-11-16 \7590 (20/816)
3連単 04-16-11 \48790 (128/4896)
【ペース・展開おさらい】
ネコパンチは行かずも果敢に押してコスモラピュタがハナ。1000m通過は60.2と平均に近い通過だったが、全区間通じて一番遅いLapが12.3と道中で息を入れる部分がほぼない、完全持続力勝負。前を行く馬は相当苦しかったものと思われる。隊列は思ったほど縦長にもなっておらず、どの馬も同じような負荷が掛かっていたと見ていいだろう。
【各馬ひとこと】
ムスカテール:中団やや後方の内目から4角過ぎて一気に外に出すと、しっかり伸びて待望の初重賞。ロングスパート戦の中でも上がりをしっかり強調できる特徴を存分に活かしたレースだった。また左回りは内に刺さらず実にスムーズにレースが出来ていた。持っている能力はかなり高そうだが、それを活かす舞台が少ないのが少し気の毒…秋天あたりならば力を出せそうだと思うのだが…
ルルーシュ:馬なりで中団から。決して高い上がり性能があるわけではないだけに、もう少し前で競馬したかっただろうが、この枠では仕方なし…置かれた状況下では最大限のパフォーマンスは出来ていると見ていいだろう。ただG1でもいい勝負が出来るようになったという所までは見られなかっただけに、引き続き、持続力勝負の中長距離戦で。
カフナ:中団後ろの外目から。4角も外目を回し、一旦は勝ち馬に並ぶ場面もあったが、坂上からは逆に離されてしまった。流れとしては決して悪いものではなかっただけに、力は出せていると見ていいだろう。
ヒットザターゲット:ほぼ最後方から。直線で馬場の中ほどに出すと上手く前が開いた。持久力勝負は持って来いの馬で、立ち回り的にはほぼ完璧だったのもあるだろうが、この距離でも結果を出せたのは収穫。意外とまだ奥がありそうな感じも。
タッチミーノット:中団インの馬群のまっただ中での競馬。直線で前が壁にはなっていないが、スムーズなレースで無かったことも事実。ハンデ戦の影響もあっただろうし、この結果で評価を落とすこともないものの、必要以上の評価をする必要もないだろう。
コスモロビン:中団の最内から…直線では残り200辺りまでうまく前が空かず。空いてからはそれなりに伸びているだけに、内枠の宿命とはいえ、少しもったいない競馬だった。上がりに寄り過ぎない長丁場の競馬ならば、次以降も見どころはあるはずだ。
アドマイヤラクティ:外目から脚を伸ばそうとするも、全くイイところがなかった。単純に上がり負けということなのだろうか…
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