これぞ阪神7F専用馬~阪神カップ回顧~
です、です。
競馬カレンダー的に年末年始を見ると、今年は有馬記念からちょうど中1週で金杯の週になるんですね。つかの間の中1週という感じですが、個人的には溜まっているデータ整理が出来れば…って、毎年思っているような気もします。
2012年12月24日(月) 5回阪神9日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第7回阪神カップ
3歳以上・オープン・G2(定量) (国際)(特指) 芝・内 1400m 18頭
LAP 12.3-10.8-11.2-11.2-11.5-11.6-12.4=1:21.0
通過 34.3-45.5-57.0-68.6 上り 68.7-57.9-46.7-35.5
馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
13 | ○ | サンカルロ | 吉田 | 1.21.0 | 14-13 | 34.4 | 3 | |
10 | ◎ | ガルボ | 石橋 | 1.21.2 | 1 1/4 | 03-02 | 35.5 | 14 |
15 | ファイナルフォーム | R.ム | 1.21.2 | クビ | 10-10 | 34.9 | 2 | |
12 | オセアニアボス | 秋山 | 1.21.3 | クビ | 07-08 | 35.3 | 18 | |
11 | クラレント | 岩田 | 1.21.3 | クビ | 09-08 | 35.2 | 4 | |
17 | △ | ブライトライン | 浜中 | 1.21.4 | 1/2 | 13-13 | 34.8 | 9 |
7 | アドマイヤセプター | C.ル | 1.21.4 | クビ | 07-05 | 35.4 | 1 | |
18 | レオアクティブ | 横山 | 1.21.5 | クビ | 14-15 | 34.8 | 6 | |
6 | フィフスペトル | 大野 | 1.21.6 | 1/2 | 04-05 | 35.7 | 15 | |
16 | △ | インプレスウィナー | 田中 | 1.21.6 | クビ | 11-10 | 35.3 | 16 |
3 | △ | フラガラッハ | 高倉 | 1.21.6 | ハナ | 16-16 | 34.7 | 13 |
1 | △ | マルセリーナ | 北村 | 1.21.7 | クビ | 18-16 | 34.7 | 11 |
2 | マジンプロスパー | 福永 | 1.21.7 | 頭 | 04-04 | 35.9 | 8 | |
8 | シルポート | 川田 | 1.21.8 | 3/4 | 01-01 | 36.3 | 5 | |
4 | オリービン | 武豊 | 1.21.8 | ハナ | 11-12 | 35.4 | 7 | |
14 | スプリングサンダー | 池添 | 1.22.2 | 2 1/2 | 16-16 | 35.3 | 17 | |
9 | × | コスモセンサー | 和田 | 1.22.3 | クビ | 04-05 | 36.4 | 12 |
5 | テイエムオオタカ | 藤田 | 1.22.5 | 1 1/4 | 02-02 | 36.9 | 10 |
単勝 13 \790
複勝 13 \300 / 10 \770 / 15 \280
枠連 5-7 \3000 (14)
馬連 10-13 \13120 (51)
ワイド 10-13 \3470 (41)/ 13-15 \1460 (9)/ 10-15 \4190 (54)
馬単 13-10 \25580 (100)
3連複 10-13-15 \39050 (135/816)
3連単 13-10-15 \284680 (910/4896)
【ペース・展開おさらい】
ダッシュの良くない逃げ馬2頭がガシガシと押してのハナ争い…守備範囲の短いテイエムが一旦は前に出るもようやくスピードに乗ったシルポートが3角手前でハナを取り返してのペースメイクとなった。ただ前半3Fは34.3と力のいる馬場を差し引いても標準的なもの…ただそこから4F目も全くスピードを緩めず同Lapで推移した結果、後半は徐々にLapを落としていき、ラストは一気にペースが落ちてのフィニッシュ。決して速くはない中での消耗戦となったのは、力のいる馬場で4F目までペースを落とさずに走ってしまったことに加え、2着馬以外の先行勢が少々頼りなかったという面もあるか。
【各馬寸評】
サンカルロ:出たなりで中団の後ろ目から。極端に外は回さず直線でやや狭いながらも徐々に外に持ち出し、前が開くと一気に伸びて連覇達成。この秋のG1も条件的に揃っていない中ながら、それなりの脚は見せたいたのだが、坂のある7F戦に変わり絶大な威力を発揮した。条件次第で出し入れが簡単な馬だけに今後も必要な時だけ馬券に加えるような感じでいいだろう。
ガルボ:意外にも3番手からの競馬。直線早々に前の馬が止まって先頭に立つことになったが、しっかりと脚を使い最後まで粘りきった。この時期にはめっぽう強い馬で、一貫Lapから消耗戦まで幅広くこなせるだけに、次以降も注意が必要。直線長いコースでも問題ない。
ファイナルフォーム:2F目でリズムを崩すようなところもあったがすぐに建てなおして中団の後ろから。直線ではすこしエンジンの掛かりが遅いところもあったが、スピードに乗ると坂上から一気に前を捕まえにかかるものの連には届かず。7Fのスピード勝負に対応できたことは収穫だが、距離的にはやはりマイル以上のほうがベター。個人的にはもう少し上がりを生かす8F戦あたりが合っているように思える。
オセアニアボス:先団の後ろから3角までにインに入ることに成功。そのまま内を回り続け、直線もジワジワと前に迫りあわやのシーンを演出した。戦法としてはセコイが、これがこの馬の持ち味であり、それを存分に生かした好騎乗だった。ムラ馬である事には違いないが、7・8F戦でインを走れるという条件が揃っていればまだ一発がありそうな気配…どうせ人気にならないキャラなだけに常に一枚押さえておいて損はない。
クラレント:中団から直線ではファイナルフォームと合わせるように追い上げたが、わずかに差し遅れ。ここで十分勝負出来るだけの力差がないというのもあるが、この馬も少しでも瞬発力が必要な舞台のほうが合っているのかもしれない。
ブライトライン:中団のファイナルフォームを前に見る追走も、前が躓いた時に若干アオリを受け後退。4角では大外を回して追撃するも及ばず。不利の度合いは決して大きくなく、無くても馬券圏内までは来れなかっただろうし今日は力負けでいいだろう。ただ、展開待ちの側面はあるが、このような消耗戦に近い舞台では今後も注意が必要な一頭。
アドマイヤセプター:中団前から先行馬を見る絶好位。直線でも楽に抜けてくると思ったが、追ってイマイチ。3回続けて7F以下のレースを使われたが、消耗戦は初めて…その辺りに戸惑ったというか、適正として低いのではないだろうか。そういう意味では京都や東京なら何とかなりそうだが…
いつも書いていますが7F戦というのは、どの開催場でもデフォルトに近い流れになるだけに、各馬の適性さえ把握しておけば、意外に美味しい馬券にありつけたりします。サンカルロはその典型とも言える存在…あとは上手くガルボを拾えたかどうかなんですが…もう少し後ろ目、アドマイヤセプターの位置から競馬をすると想定していましたが、前付けながらよく粘ってくれました。
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