21,600mの果てに…~ステイヤーズステークス回顧~
です、です。
タイトルのメーター数は、3,600m x6 という意味です。同じレースを6回も走れる馬も馬なんてそういないですよね。ちなみに来年、春天を走ったら8回目になるそうです。
2012年12月 1日(土) 5回中山1日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第46回スポーツニッポン賞ステイヤーズS
3歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(特指) 芝 3600m 15頭
LAP 12.8-12.0-13.3-12.9-12.0-11.8-12.8-13.4-12.9-12.4-12.6
通過 38.1-51.0-63.0-74.8 上り 74.4-61.4-48.9-36.9
馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
15 | トウカイトリック | 北村 | 3.46.5 | 07-07-07-05 | 36.5 | 8 | ||
11 | ファタモルガーナ | 川島 | 3.46.7 | 1 1/4 | 11-10-02-02 | 37.0 | 4 | |
8 | デスペラード | 内田 | 3.46.7 | クビ | 12-13-04-03 | 36.8 | 2 | |
3 | セイカプレスト | 津村 | 3.47.3 | 3 1/2 | 09-09-11-07 | 37.0 | 11 | |
6 | ネヴァブション | 田中 | 3.47.3 | クビ | 07-08-09-07 | 37.1 | 9 | |
9 | サイモントルナーレ | 吉田 | 3.47.6 | 1 3/4 | 14-14-14-11 | 37.1 | 15 | |
1 | マイネルキッツ | 松岡 | 3.47.7 | クビ | 12-10-11-11 | 37.4 | 7 | |
12 | メイショウウズシオ | 飯田 | 3.47.8 | 1/2 | 01-01-01-01 | 38.2 | 1 | |
7 | ネオブラックダイヤ | 三浦 | 3.48.0 | 1 1/4 | 05-05-04-05 | 38.1 | 6 | |
2 | フォゲッタブル | R.ム | 3.48.0 | 頭 | 04-03-03-03 | 38.2 | 3 | |
4 | ピエナファンタスト | 木幡 | 3.48.0 | ハナ | 10-10-11-09 | 37.7 | 14 | |
14 | ナンデヤネン | 大野 | 3.48.9 | 5 | 03-03-07-11 | 38.8 | 10 | |
10 | ケイアイドウソジン | 蛯名 | 3.49.4 | 3 | 02-02-04-09 | 39.5 | 5 | |
13 | グラスゴッド | 柴田 | 3.50.1 | 4 | 06-06-09-14 | 39.9 | 13 | |
5 | メイショウクオリア | 石橋 | 中止 | 12 |
単勝 15 \2800
複勝 15 \530 / 11 \270 / 8 \230
枠連 6-8 \2510 (13)
馬連 11-15 \11470 (37)
ワイド 11-15 \2700 (37)/ 08-15 \2660 (36)/ 08-11 \900 (10)
馬単 15-11 \33050 (101)
3連複 08-11-15 \23300 (79/455)
3連単 15-11-08 \244500 (727/2730)
【ペース・展開おさらい】
メイショウクオリアがハナだったが、道中6F目でケイアイドウソジンが、そして10F目メイショウウズシオが先頭に取って代わるような展開。その都度ペースが上がったのだが、後続はそれに応じて隊列が縦長になったり縮まったりという感じ。とは言え、13秒以上を記録した部分が道中で4つしか無く、上がりに関しても11秒台は一度もないままのフィニッシュと、やはりスタミナが求められるレースであったことには違いない。
【各馬寸評】
トウカイトリック:上手く先団を見る位置の競馬…先頭の入れ替わりにも全く動じずに、内で脚を溜めると、4角でもバテるケイアイドウソジンを交わし、また内に張り付き差を詰め、捲って出てきた2・3着馬を内から交わしてのゴール。実にこのレース6回目の挑戦での勝利となった。毎年同じようなレースに出続けており、スタミナ面での裏付けだけは十分にあったわけだが、それに加え今回は内を上手く立ち回れたことも大きいか。10歳暮れというこの時期に重賞を勝つこと自体が快挙といえるのだが、この馬自身強くなっているわけではない事は忘れないようにしよう。
ファタモルガーナ:後方待機から向正面でスパート開始。直線早々に先頭に立ったのだが、内から勝ち馬に掬われてしまった。これまで長丁場でも上がりを強調できるような流れで結果を出してきており、全く異質のこのレースで結果を出せたことは収穫といえる。合わせ技で考えると万葉S辺りが面白そう。
デスペラード:芝に戻って2戦目…前走は上がり勝負を32秒台で差しきり、今回はロングスパート戦。こちらも今後の選択肢をぐんと広げることの出来た一戦と言えよう。スタミナは相当有りそうなので、来年の長丁場のレースではかなり活躍できそうな気配。
セイカプレスト:勝負どころからは勝ち馬を追いかけるような形。4角でかなり置かれるような形になったが、最後までジワジワと伸びての掲示板。速い脚がない分、スタミナ比べならば…といったタイプだが、それが求められるレースがあまりに少ないだけに、次以降もかなり苦戦しそう。
とりあえず、年に一度の特殊な距離のレースですから、次に繋がるうんぬんはあまりないと思いますが、そんなレースだからこそ光る馬もいるわけで、まさに今年はそんなレースになったと思います。ちなみにこの馬の同期にはディープインパクトもいるのですが、奇しくもその産駒を2着に従えての結果というのも、ものすごいことですな。
ポチポチおねがい!!
ランキング参加中!!