重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

鬼気迫る好レース…でしたよね?~ジャパンカップ回顧~


まいどー!!です、bera-an2です。

今日の飛行機で香港に入って来ました。明日にはチャイナに戻るのですが、とりあえず、このレースだけは振り返っておくことにしましょう。


2012年11月25日(日) 5回東京8日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第32回ジャパンカップ
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 2400m 17頭

LAP 12.8-11.0-12.0-12.3-12.1-12.1-12.2-12.0-11.9-11.7-11.5-11.5=2:23.1
通過 35.8-48.1-60.2-72.3  上り 70.8-58.6-46.6-34.7


馬 名騎手タイム着差通過順位上3F
15ジェンティルドンナ岩田2.23.1
02-02-03-0632.83
17×オルフェーヴル池添2.23.1ハナ12-13-10-0332.91
13ルーラーシップC.ウ2.23.52 1/213-11-13-1532.72
10
ダークシャドウM.デ2.23.513-14-13-1232.86
4
フェノーメノ蛯名2.23.92 1/204-05-05-0733.54
16
トーセンジョーダンC.ス2.23.902-02-02-0233.810
1
ビートブラック石橋2.24.03/401-01-01-0135.68
6
レッドカドーG.モ2.24.1クビ11-11-10-1233.413
8エイシンフラッシュC.ル2.24.1クビ08-08-08-0733.75
3ジャガーメイルW.ビ2.24.31 1/416-16-16-1633.311
11
ジャッカルベリーC.オ2.24.51 1/415-15-13-0734.115
5
マウントアトスR.ム2.24.63/408-08-10-1233.912
14
ソレミアO.ペ2.24.71/204-04-04-0334.57
9
オウケンブルースリ浜中2.24.91 1/407-06-06-0734.517
7
メイショウカンパク内田2.25.01/217-17-16-1633.914
12
ローズキングダム武豊2.25.42 1/210-10-08-0335.29
2
スリプトラN.カ2.27.7大差06-06-06-1137.216

単勝  15 \660
複勝  15 \170 / 17 \120 / 13 \140
枠連  8-8 \610 (3)
馬連  15-17 \700 (2)
ワイド 15-17 \320 (2)/ 13-15 \470 (5)/ 13-17 \230 (1)
馬単  15-17 \1580 (5)
3連複 13-15-17 \1010 (1/680)
3連単 15-17-13 \5550 (8/4080)

【ペース・展開おさらい】
すんなりとビートブラックがハナだが、外目からトーセンジョーダンジェンティルドンナが詰めていくような形で、前半3Fは決して遅いというわけではないし、5Fまでは比較的一団での競馬だったのだが、そこからビートブラックだけがペースを緩めず、後続はペースダウン。残り3F時点では10馬身近く離れたのが、そこから後続が急激に差を詰め、残り1Fで逃げ馬吸收。従って、後続に関してはしっかり息が入った上での切れ味が求められるレースと見ていいだろう。また馬場は最終週にきて、イン有利の様相…見た目以上に内が頑張れる馬場状態だったことは覚えておきたい。

【各馬寸評】
ジェンティルドンナ
意識的に出して3番手から。逃げ馬が離れてからもしっかりとインで折り合いをつけ、直線は先に前に出たオルフェーヴルに必死に食らいつき、少し前に出た状態を維持したままゴールし4つ目のタイトル。馬場のいい内を積極的に取りに行った鞍上のジャッジ、さらに前に付けても高いレベルの瞬発力を有しているこの馬の特性を存分に生かしたレースだった。斤量の恩恵があったとは言え、3歳牝馬でここまで戦えるのは紛れもなく基本性能があってこそ。非常に高いレベルでの底力と瞬発力を併せ持っているだけに、海外でも十分戦えると判断したい。直線での審議については最後に…

オルフェーヴル前半はもう少し出していくように見えたが、結果折り合い重視の中団外目から。逃げ馬が離し始めた所辺りから、徐々に前との差を詰めに掛かり、3~4角ではエンジン全開で一気に前に迫ったのだが、直線での競り合いでわずかに屈してしまった。この馬だけは確実に上がり4つで速い脚を使っており、他馬とは求められる適性が違ったのだが、この馬にとっては特に問題がなかっただけに、特に言い訳にはならない。ただ海外帰りのビハインドを考えても決してこの馬が弱いをいうわけではなく、ここは勝った馬を褒めるべきレースだろう。

ルーラーシップ前走に続き痛恨の出負け…4角では圏外の様相だったが、最後まで伸び続けて、何とか3着キープ。跳びが大きく持続力に長けた馬で外目をスムーズに追走できたのは良かったが、決して流れの恩恵を受けていたわけではないだけに、ここでも何とか結果を出すことが出来たのはやはり力の表れということ。有馬記念の方が適正が高い馬だけに、次走も注目の必要あり。

ダークシャドウ馬なりで中団やや後ろから。4角ではコースなりに外目に進路を取ると、一旦は伸びかけたのだが、ラストは後ろからルーラーシップに交わされてしまった。距離適性の部分が出たのかもしれないが、ペースとしてもう少し流れて欲しかったというのもあるのではないだろうか。

フェノーメノ先団から進めるいつもの競馬。4角でオルフェーヴルを始めとして外から早めに来られてポジション取りが思うように行かなかった。切れ味が無いわけではないのだが、どちらかと言えば底力を試されるような舞台のほうが合っているだけに、動きたい時に動けなかったのは少し影響したかもしれない。

想定通りの決め脚勝負にはなったのですが、前にいる馬にあれだけの脚を使われると、後続はどうしようもありませんね…ただエイシンフラッシュはもうちょっと見せ場があっても良かったんじゃないかなぁと思います。

そして直線の審議に関して…事象としては先週のサダムパテックと同じようなもので「余裕のセーフ」だと思っていますし、オルフェーヴルも内に刺さっているような所もあるので、そこだけを取り上げるのはどうなのかなという思いもあります。むしろ「宙に浮くくらいブツケられた」「失速して当然」などという言葉を並び立てることが「現役最強牡馬」…あえてそう書きますが、その名にドロを塗りかねない…そんな気すらしております。

決してオルフェーヴルが弱かった訳ではないです。ジェンティルドンナが強かったんです。そういう事でいいんじゃないでしょうか。個人的には鬼気迫る2頭の素晴らしいレースだった…多くの方はそう思ってるんじゃないでしょうかね。



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