重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

府中のインを突き抜けた漆黒の閃光~天皇賞・秋 回顧~


まいどー!!です、bera-an2です。

ココに来てチャイナのネット規制がかなり厳しくなってきている模様です。特に顕著なのがGoogle関連で、検索しても検索結果は出てくるものの、そこから個別のページに飛ぼうとするとエラー…GoogleリーダーGoogleカレンダーなんかも繋がらなくなってます。GmailGoogleマップなどは、普通に動いているので、基準がどこにあるのかはよく分かりませんが、とにかく不便なことまちがいなしです。

さて…早速参りましょう。天覧競馬にふさわしい好レースだったように思います。


2012年10月28日(日) 4回東京9日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第146回天皇賞(秋)
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 2000m 18頭

LAP 12.5-11.2-11.1-11.2-11.3-11.6-11.8-12.0-12.8-11.8=1:57.3
通過 34.8-46.0-57.3-68.9  上り 71.3-60.0-48.4-36.6


馬 名騎手タイム着差通過順位上3F
12
エイシンフラッシュM.デ1.57.3
11-12-1233.15
4×フェノーメノ蛯名1.57.41/204-04-0433.81
6
ルーラーシップI.メ1.57.61 1/416-15-1533.12
13ダークシャドウ福永1.57.73/409-11-1133.64
16カレンブラックヒル秋山1.57.702-02-0234.53
11ジャスタウェイ内田1.57.8クビ05-05-0634.08
8
ジャガーメイル石橋1.57.93/414-14-1433.616
5
サダムパテック武豊1.57.9ハナ09-07-0734.010
1
ナカヤマナイト柴田1.58.11 1/212-16-1733.56
9
ダイワファルコン北村1.58.1クビ03-03-0334.815
7
アーネストリー佐藤1.58.31 1/405-05-0534.613
2
シルポート小牧1.58.61 3/401-01-0137.912
15
トーセンジョーダンC.ス1.58.71/212-12-1234.57
3
ネヴァブション三浦1.59.01 3/417-17-1534.517
10
フェデラリスト横山1.59.0クビ07-07-1035.014
17
マイネルスターリー松岡1.59.63 1/218-17-1834.918
14トランスワープ大野1.59.71/207-07-0735.89
18
トゥザグローリー岩田2.00.4414-07-0736.511

単勝  12 \1660
複勝  12 \370 / 4 \140 / 6 \190
枠連  2-6 \1850 (8)
馬連  04-12 \3250 (8)
ワイド 04-12 \1190 (10)/ 06-12 \1350 (14)/ 04-06 \380 (2)
馬単  12-04 \8980 (32)
3連複 04-06-12 \3990 (7/816)
3連単 12-04-06 \39520 (123/4896)

【ペース・展開おさらい】
内からポンとシルポートが出て早くも先行態勢…カレンブラックヒルも早めに内に切れ込んでの追撃だが深追いはせずの前半戦…大逃げになったので、後続の推定Lapを載せておこう。一応、後続集団の先頭を走っていたフェノーメノ基準ということで…

12.8-11.8-11.7-11.9-11.9-11.9-11.6-11.4-11.0-11.4=1:57.4

4番手でもこんな感じになっており、後傾Lapには違いないものの、瞬発力より持続力の要素が問われたレースと言えるのだが、更に後ろに関しては、瞬発力をも要求された…そう言った見方でいいのではないだろうか?

【各馬寸評】
エイシンフラッシュ
出たなりで中団だったが、2コーナーでスッと内から2頭目に、さらに3角手前では最内に潜り込む競馬。直線を向くまでは馬なりで追走し、直線で一気にギアを上げるとそのまま突き抜けての戴冠となった。後傾持続力かつ切れ味を求められる流れは、間違い無くプラスだったし、内でもそつ無く立ち回れる馬だけに、立ち回りとしてもパーフェクトなものだったと言える。さらにパトロールフィルムを見ると一目瞭然なのだが、最内の位置取りながらも、レース中全てにおいて、全く不利がない理想的な競馬をしてのものだった。恐らくJC~有馬と進んでいくのだろうが、さすがにここまでうまく運べるレースばかりではないだけに、急激に評価を持ち上げるのはやはり危険…ま、誰でも分かっていることだとは思うが。

フェノーメノカレンブラックヒルを少し前に見て、こいつさえ交わせば…の態勢。実際、早めに前を捕らえての勝ちパターンだったのだが、内から足元をすくわれてしまった。キレより底力に寄せた騎乗も決して間違ってはいないし、今日のところは仕方なしと言わざるを得ない。

ルーラーシップ痛恨の出負けで最後方から。4角手前までは内から3列目辺りを追走しながら、4角の遠心力を使い、一気に大外に出して追撃したがさすがに届かず…後方の馬が来られるような流れではなかった事や通った位置取りを考えると、決して弱い競馬ではないのだが、その反面、出負けした後の立ち回りとしてはほぼベストと言えるだけに、このメンツでも力が一つ上という評価にまでは至らない…そんなイメージ。

ダークシャドウこの馬も流れに乗って中団から。オレンジ帽ながら極力外を回さないような鞍上の配慮は見て取れた。直線はやや外目に出して前に迫るも、2着馬を交わせるようなところにまでは至らず…決してロスの大きい競馬でもなかったし、現状の力をみせてのもので、この馬もここで突き抜けられるほどの力差があるというわけではないと言うことでいいだろう。

カレンブラックヒル2角までで上手く内に切れ込んで、外枠を帳消しにするようなうまい立ち回り…流れとしてもほぼ理想的と思われ、それでいてのこの結果は仕方なしと言える。やはり一線級と交えるためにはマイルが主戦場になる…それがはっきり見て取れたレースなのではないだろうか。当然、この馬に対する評価を落とす必要は全くない。

ジャスタウェイ意外にも前目からの競馬。直線もジリジリとは伸び続けたのだが…同じような流れでももう少しキレに頼ったレースのほうが良かったのかもしれないが、それ以上に力負けの印象。それは結局毎日王冠同様にカレンブラックヒルを交わせていないことからも見て取れるか…

一部のジョッキーが談話で「人気故に内を付けない…」「なんであれだけ内を開けるのか…」と言った主旨の事を言ってましたが、それが今の日本人ジョッキーと外国人ジョッキーの差を如実に表している様に感じました…傭兵的にやってくる外国人ジョッキーと常に日本で乗っているジョッキーのおかれてる環境の差かもしれませんが…

個人的にも予想段階で「天覧競馬…故に外国人ジョッキーの勝ちはない」と決め打ったようなところもあったのですが、実際に勝ったのがヴィクトワールピサドバイWCを勝ったデムーロで、その彼が下馬して、膝をついての最敬礼…最高にかっこ良かったですね。いい競馬でした。



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