重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

大きすぎる執念のハナ差…~秋華賞回顧~


まいどー!!です、bera-an2です。

いやぁ…いろんな意味で凄いレースでしたね。ま、とにかく3冠おめでとうということで…ちなみに4着に◎が来てるのを知ったのは確定してからでした。


2012年10月14日(日) 4回京都5日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第17回秋華賞
3歳・オープン・G1(馬齢) (牝)(国際)(指定) 芝・内 2000m 18頭

LAP 12.3-11.0-13.2-13.4-12.3-11.6-11.4-11.3-11.5-12.4=2:00.4
通過 36.5-49.9-62.2-73.8  上り 70.5-58.2-46.6-35.2


馬 名騎手タイム着差通過順位上3F
14ジェンティルドンナ岩田2.00.4
08-09-09-0933.11
1×ヴィルシーナ内田2.00.4ハナ01-01-02-0233.92
2
アロマティコ佐藤2.00.61 1/211-11-11-1133.16
3ブリッジクライム大野2.00.71/216-14-14-1133.011
6
チェリーメドゥーサ小牧2.00.7ハナ17-18-01-0135.515
17アイムユアーズ池添2.00.7ハナ07-06-06-0633.63
11
サンシャイン浜中2.00.83/406-06-08-0633.716
8キャトルフィーユ四位2.00.803-03-05-0534.012
7トーセンベニザクラ武豊2.01.11 3/408-08-09-0933.87
5
ラスヴェンチュラス川田2.01.114-14-18-1832.99
15
ミッドサマーフェア蛯名2.01.1ハナ11-12-11-1133.65
9ダイワズーム横山2.01.21/205-05-06-0634.113
4×ハワイアンウインドN.ピ2.01.208-09-11-1433.74
18
オメガハートランド石橋2.01.43/414-14-14-1533.617
12アイスフォーリス松岡2.01.61 1/403-03-03-0334.910
10ハナズゴール田辺2.02.02 1/211-12-17-1734.08
16
サトノジョリー秋山2.02.11/217-14-14-1534.318
13
メイショウスザンナ福永2.02.4202-02-03-0335.714

単勝  14 \130
複勝  14 \110 / 1 \130 / 2 \410
枠連  1-7 \230 (1)
馬連  01-14 \250 (1)
ワイド 01-14 \150 (1)/ 02-14 \590 (6)/ 01-02 \1130 (14)
馬単  14-01 \300 (1)
3連複 01-02-14 \1990 (5/816)
3連単 14-01-02 \3660 (6/4896)

【ペース・展開おさらい】
気合をつけて出ていったのは何とヴィルシーナ…ただ出ムチを入れても行きっぷりは今ひとつ。メイショウスザンナ辺りが馬なりで交わしていく様なところも見せたが、結局は誰も行きたがらずにコーナー利でヴィルシーナが前に出てのペースメイクとなった訳だが、当然速いという類のものではなく、3Fが36.5と過去10年で1番遅い35.5から更に1秒も遅い通過。更に次の1Fも13秒台を記録…と、まさに散歩状態。5F目で最後方からチェリーメドゥーサが仕掛けてハナに立つ奇襲を見せ、ここでようやく12.3とペースが上がったのだが、その次も11秒台で一人飛ばすチェリーメドゥーサに対し、どの馬も全く追いかけず。残り800mで1秒程度の差から残り600mでは1.3秒の差に広がっていることから、各馬が本気で差を詰めだしたのはやはり残り3Fを過ぎてからということになるだろう。ヴィルシーナLapで言うとこんな感じか…

12.3-11.0-13.2-13.4-12.5-12.4-11.7-11.2-11.3-11.4=2:00.4

とにかく、例年の秋華賞と比べ全く異質のレースになったことには違いない。求められたのは上がり4つに末脚を凝縮できる能力かつ、純粋な上がり能力ということになるだろう。この日の馬場と合わせて考えると、やはりインから上がり性能を発揮できる馬ということになるか。

【各馬寸評】
ジェンティルドンナ
前走同様に意識的に出していくかと思いきや、馬なりで中団外からの競馬。ペースに翻弄された感は無かったのだが、少し行きたがるところは見せており、勝負どころではかなり手応えが怪しく映ったのだが、それでもエンジンが掛かると一気に伸び、内から差し返そうとする2着馬をほんの僅かに押さえて、3冠の偉業達成。展開や内外のコースどりの差を考えると、限りなく不利な状況であったことは間違いないだけに、ここでハナだけでも競り勝ったことは、かなりの意味があると思える。現状では高いレベルの瞬発力と底力を兼備しており、牡馬とも十分渡り合えるだけのものは持っていると言っていいだろう。個人的にはこの舞台で取りこぼしたウオッカやブエナと肩を並べる存在ではないかと思っている。

ヴィルシーナ驚きのハナ。ただ早めにアドバンテージを取って出し抜けを食らわせる作戦は決して間違いではなかったといえるだろう。実際、チェリーメドゥーサの奇襲にも動じず、自らのペースを守って、最高のタイミングでスパートを掛けており、枠と合わせて考えると、現時点で考えられるベストの競馬が出来たのではないだろうか。それで負けたのだからどうしようもないというより他なし。例年なら少なくとも1つはタイトルが取れたのではないだろうか…生まれた年が悪かった。適性的な面で言えば、先行策からしっかり瞬発力で抜ける脚を持っているだけに、これからも潰しは利きそう。

アロマティコ:後方のインから。13秒台に入った時には大きくクチを割っていたが、チェリーメドゥーサが行ってからは落ち着きを取り戻し追走。勝負どころでは徐々に外に出しながら進出開始し、直線は勝ち馬の直後を選択…4角の手応えは勝ち馬以上だったのだが、残り200mからじわじわ離されてしまった。前半からしっかり流れた時の適正に疑問を感じ軽視したのだが、全く違う今回のペースは適性的にも上々だったと言える。小回りでも上がりを強調するレースのほうがよさそうで、条件合えば重賞でもやれそうな気配。

ブリッジクライム:半歩出遅れで、結果後方からの競馬。前走同様に内をチョイスしてポジションを上げると、直線も馬場の内目を縫うようにしてしぶとく伸びた。この流れでもペースの上がった部分では地脚で対応できており、そのポテンシャルの高さはかなりのものではないだろうか。極端に上がりに寄ったレースでもしっかり対応できたのは、何よりの収穫。このまま行けば恐らく大きいところが取れる馬になるのではないだろうか。個人的に馬券圏内に入らない好走は頂けないのだが…

チェリーメドゥーサ:出走馬中ただ1頭、5F超のロングスパートを演じた馬。前走も同じような競馬で勝ち切っているし、ここも結果的に掲示板を確保できた事を思えば、取った作戦としては悪いものではないということになる。仕掛けていっても、誰もついていかずに一人旅になったのはご愛嬌。引き続きロングスパート戦の舞台で積極的に狙いたい。

アイムユアーズここまでペースが遅いのは想定外だが、結果的に、ここまでの上がり勝負に対応できなかったこと、外々を回らされたのはやはり大きかったということ。この結果は参考外でいいと思われる。距離ももう少し短いほうがよさそうだ。


流れ、位置取り、どれを取っても完全にヴィルシーナの為のレースだったと思います。それを差しきったのですから、ハナ差はハナ差でも、その価値は相当大きいのではないでしょうか?出来ればエリザベスには行かずにJCで腕試しをして欲しいもんですね~。




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