よう分からん馬や…~府中牝馬S回顧~
です、です。
ジョッキーが競馬場に出入りする為のタクシー移動にツッコミが入りましたね~。以前にも書いたかもしれませんが、私は学生時代に阪神競馬場でアルバイトをしていた経歴があります。その時の記憶を思い返してみると…阪神競馬場からだと、ほとんどのジョッキーが栗東までそのままタクシーで帰るというパターンで、マイカーで来ていた人はかなり少なかったと思います。業務エリアに無数のタクシー(ハイヤー?)が止まっていたのを思い出しましたよ…ただ、いつも複数人で相乗りしていたような印象があり、それはジョッキーそれぞれが自分の負担を少なくするためだと思っていたからなんですが…JRA持ちだったとは、今日まで全く知りませんでしたよ…
個人的にはタクシー代負担はやっぱりNoだと思います。やっぱり半国営企業はよく分からんですね。
2012年10月13日(土) 4回東京4日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第60回府中牝馬S
3歳以上・オープン・G2(別定) (牝)(国際)(指定) 芝 1800m 17頭
LAP 12.6-11.2-11.7-12.1-12.1-11.8-11.3-11.2-11.5=1:45.5
通過 35.5-47.6-59.7-71.5 上り 70.0-57.9-45.8-34.0
馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
14 | マイネイサベル | 松岡 | 1.45.5 | 08-09-07 | 33.0 | 10 | ||
8 | スマートシルエット | 蛯名 | 1.45.6 | 1/2 | 02-02-02 | 33.9 | 5 | |
11 | ドナウブルー | 内田 | 1.45.7 | 3/4 | 04-05-05 | 33.4 | 1 | |
16 | レインボーダリア | 柴田 | 1.45.9 | 1 | 13-13-12 | 32.9 | 9 | |
6 | マルセリーナ | 岩田 | 1.45.9 | クビ | 08-10-12 | 32.9 | 3 | |
5 | ゴールデングローブ | 勝浦 | 1.45.9 | 頭 | 06-07-07 | 33.4 | 8 | |
2 | エーシンリターンズ | 北村 | 1.45.9 | 頭 | 02-03-03 | 33.8 | 4 | |
13 | オールザットジャズ | 藤岡 | 1.46.0 | 3/4 | 11-12-10 | 33.2 | 6 | |
9 | アニメイトバイオ | 丸山 | 1.46.0 | クビ | 13-13-15 | 32.7 | 14 | |
3 | アプリコットフィズ | 田中 | 1.46.1 | クビ | 11-10-10 | 33.3 | 7 | |
17 | ホエールキャプチャ | 横山 | 1.46.1 | ハナ | 04-03-03 | 34.0 | 2 | |
4 | クリスマスキャロル | 秋山 | 1.46.1 | クビ | 15-13-14 | 33.0 | 11 | |
10 | メーヴェ | 宮崎 | 1.46.3 | 1 | 06-07-09 | 33.6 | 12 | |
1 | メルヴェイユドール | 三浦 | 1.46.3 | 頭 | 17-16-17 | 32.9 | 16 | |
12 | シースナイプ | 丹内 | 1.46.5 | 1 1/2 | 01-01-01 | 35.0 | 15 | |
7 | プティプランセス | 武士 | 1.47.3 | 5 | 16-16-15 | 34.0 | 17 | |
15 | エリンコート | 石橋 | 1.47.9 | 3 1/2 | 08-05-05 | 35.6 | 13 |
単勝 14 \3180
複勝 14 \640 / 8 \310 / 11 \150
枠連 4-7 \4180 (19)
馬連 08-14 \18720 (52)
ワイド 08-14 \3820 (46)/ 11-14 \1680 (18)/ 08-11 \620 (3)
馬単 14-08 \46480 (114)
3連複 08-11-14 \15640 (51/680)
3連単 14-08-11 \173540 (518/4080)
【ペース・展開おさらい】
スマートシルエットが馬なりで出るところを、外から押してシースナイプがハナ。とは言え、決して速いペースではなく、3F通過はごく標準的なもの。逆に中盤3Fの緩みは例年ほど大きくはならずに、そのまま末脚勝負に突入…後傾気味の持続力勝負という見方でいいだろう。ただし上がりは非常に早く、その辺りの適性も重要視されたのは間違いない。
また馬場的には全体的に悪くないものの、内を通る先行馬はことごとく止まっていた一日だったことは記憶にとどめておきたい。
【各馬寸評】
マイネイサベル:いつもより後ろめ…中団からのアプローチ。枠なりに外目を通って直線に入ると、一頭違う脚色でグングン伸びて2歳以来の3勝目となった。差す競馬ができない馬ではないのだが、基本的に速い上がりの脚という面においても少し劣る…それ故の善戦どまりと言うイメージだったが、今日の決め脚はなかなか秀逸だったし、ポテンシャルは持っているということだろう。ただ、ソレがいつ発揮されるのかを見極めるのは非常に難しいところ…
スマートシルエット:シースナイプを前に置く絶好の番手からの抜け出しも、勝ち馬の決め手に屈してしまった。後傾持続力勝負はベストといえる舞台なだけに、力は出せていると言えるだろう。ただ2000m以上になるとパフォーマンスが落ちてしまう馬だけに、次に繋がるかというわけでも無さそう。条件に応じて出し入れをしっかりしてのお付き合いを…という感じで。
ドナウブルー:行きたい馬を行かせての絶好位。この馬自身、止まっているわけではないものの突き抜けるだけの爆発力を見せることは出来なかった。ペース的にも全く問題なくこなせるだけに、9Fになってこのパフォーマンスというのは、距離面が微妙に影響しているということなのだろうか。エリザベスに向かうのかは分からないが、そうなれば少し疑う必要がありそうだ。
レインボーダリア:外枠だけにじっくり構えて後方3番手から。4角でも不用意に外は回さずに、直線に入ってから外に持ち出すと、最後までジワジワと伸び続けてのfinish。そもそも直線の長いコースで上がりの脚を強調できる馬ではなかっただけに、新味を見せることが出来たのは次に繋がると言っていい。距離はもう少し伸びても問題ないだけに、京都外回りでも立ち回り一つで面白いところがあるのでは…と思わせる内容だった。
マルセリーナ:控えて中団の後ろからも、ジワジワと伸びただけ。やはり本質は7F~8Fの馬ということだろう。更に後傾で決め脚比べになるような流れではちと苦しいか…
ゴールデングローブ:中団のインをロスなく回り、直線も内目をしっかりと伸びた。このクラスでの決め脚比べでは劣った形になったが、上がりを強調するレースであれば、すぐにOPに上がれるだけのものは持っていそう。
エーシンリターンズ:完全に切れ負けも、内の先行馬受難の馬場だったこともあり、さほど評価を落とす必要もないだろう。
ホエールキャプチャ辺りはちょっと良くわからない負けでしたね…直線では手応え絶好に見えたんですが、最後までしっかり追ってるような所も見受けられませんでした。去年もそうだったのですが、このレースだけ見てもエリザベス女王杯が全く見えないというのが、何とも悩ましいところです。
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