いいマッチレースでしたが…～エルムS回顧～
です、
です。
何だか大きな台風が通過しているようですね…広東省はそんなの全く関係なく晴天続きなので、全く実感湧かないのですが…どうやら本州への直撃は無さそうなんですが、進路に当たる方は十分にお気をつけ下さい。
さて…久々の3重賞回顧の2発目はエルムS。内容的に少ないのは、2強対決になってしまったからでして…先に謝っておくことにします。
2012年 8月25日(土) 2回札幌3日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11Ｒ】 第17回エルムＳ
３歳以上・オープン・Ｇ３(別定) (国際)(指定) ダート 1700m 11頭
LAP 6.6-11.0-12.1-12.2-12.0-12.0-12.3-11.6-12.4=1:42.2
通過 29.7-41.9-53.9-65.9 上り 72.5-60.3-48.3-36.3
| 馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
| 5 | ローマンレジェンド | 岩田 | 1.42.2 | 06-06-04-02 | 35.9 | 1 | ||
| 11 | エスポワールシチー | 佐藤 | 1.42.2 | クビ | 03-03-02-02 | 36.2 | 2 | |
| 8 | グランドシチー | 丸田 | 1.42.9 | 4 | 10-10-11-11 | 35.8 | 6 | |
| 3 | エーシンモアオバー | 藤田 | 1.43.0 | 3/4 | 01-01-01-01 | 37.1 | 4 | |
| 10 | サイオン | 四位 | 1.43.6 | 3 1/2 | 08-08-07-05 | 37.0 | 9 | |
| 7 | クリールパッション | 津村 | 1.43.7 | 1/2 | 08-08-09-09 | 37.0 | 8 | |
| 2 | ヤマニンキングリー | 丹内 | 1.43.7 | クビ | 02-02-04-04 | 37.4 | 7 | |
| 4 | セイリオス | 田中 | 1.43.9 | 1 1/2 | 06-06-07-08 | 37.3 | 5 | |
| 6 | サイレントメロディ | 横山 | 1.44.5 | 3 1/2 | 11-11-10-10 | 37.5 | 3 | |
| 1 | キングトップガン | 丸山 | 1.44.8 | 1 3/4 | 03-03-04-05 | 38.5 | 10 | |
| 9 | パワーストラグル | 池添 | 1.45.1 | 2 | 03-03-03-05 | 38.9 | 11 |
単勝 ５ \150
複勝 ５ \110 / 11 \130 / ８ \380
枠連 5-8 \250 (1)
馬連 05-11 \260 (1)
ワイド 05-11 \160 (1)/ 05-08 \590 (6)/ 08-11 \860 (11)
馬単 05-11 \390 (1)
３連複 05-08-11 \1440 (5/165)
３連単 05-11-08 \3430 (8/990)
【ペース・展開おさらい】
いつもの通りエーシンモアオバーが主張も、直後にエスポワールシチーが控えており、簡単にペースを落とすことは許されない状況…結果、テンの2.5Fはやや速い程度だったものの、中盤の3Fも全くペースが落ちずに36.2…これは過去10年で最速。さらに2頭のマッチレースになってから11秒台に再加速し、1分42秒台前半の決着となった。当然前には苦しいレースになったのだが、この2頭が出てきた故のペースであり、他の馬にとってどうだったかというのは、振り返るだけ無駄とさえ言える内容といえるだろう。
【各馬寸評】
ローマンレジェンド：スタート後、少ししごいてエスポワールシチーの後ろを確保…3角までは1馬身くらい間を置いて追走していたが、勝負どころで一気に並びかけてマッチレースに持ち込むと粘るエスポワールシチーを何とかしのいでの初重賞。このレースまでは持続力に加え、上がり面でも強調できる内容での勝ちあがりで、付け入る隙を与えない勝ちっぷりだったが、ここで初の格上を相手にしてのガチンコ勝負…斤量差があるだけに何とも言えないが、凌ぎ切ったことで、更に上のステップへの挑戦権は獲得できたといっていい。レース内容に安定感がある分、それなりに対応はできそうだが…
エスポワールシチー：行きたい馬を行かせてのマイペースは作戦通り…勝ち馬に並びかけられてから追い出すような形になったが、勝負根性でかなりの粘りを見せていたし、斤量差を考えれば及第点ともいえるのだろう。ただ、これは昔からの疑問点なのだが、あの場面で後ろを待たずに前を早めに潰すことはしないほうがいいのだろうか…以前から少しでも末にお釣りを残そうとする傾向があるように思えるのだが、それがこの馬にとってベストのパフォーマンスを生み出せる訳ではないと個人的には思っているので。
グランドシチー：追走で手一杯の状況だったが、それが結果的に奏功した…どういう状況でもそれなりに脚は使えるキャラだけに、今後もメンバー次第では重賞でもやれそうだ。
とりあえず、そんなところですね。エスポ論に関して、これという的を突いた意見を頂ければ非常に嬉しいです。
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