持続力勝負の域を超えてしまった…~安田記念回顧~
です、です。
久々に楽~に見ていられる試合でしたね。点こそ取ってませんが、なんだかんだ言って、やっぱりShinji Kagawaですわ。特に2点目のパス含めた後半のパフォーマンスはワールドクラスですね。そしてこちらもワールドクラスの時計決着でした。安田記念回顧です。
2012年 6月 3日(日) 3回東京2日 天候 : 曇 馬場状態 : 良
【11R】 第62回安田記念
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 1600m 18頭
LAP 12.2-10.7-10.9-11.1-11.4-11.3-11.8-11.9=1:31.3
通過 33.8-44.9-56.3-67.6 上り 68.4-57.5-46.4-35.0
馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
4 | ○ | ストロングリターン | 福永 | 1.31.3 | R | 13-12 | 33.8 | 2 |
3 | グランプリボス | 内田 | 1.31.3 | クビ | 11-10 | 33.9 | 13 | |
8 | コスモセンサー | 松岡 | 1.31.6 | 2 | 04-04 | 34.8 | 15 | |
1 | × | ダノンヨーヨー | 北村 | 1.31.7 | 1/2 | 15-14 | 33.9 | 17 |
2 | × | ガルボ | 石橋 | 1.31.8 | クビ | 08-07 | 34.6 | 5 |
15 | ▲ | リアルインパクト | 岩田 | 1.31.9 | 3/4 | 02-02 | 35.4 | 12 |
9 | フィフスペトル | 横山 | 1.32.0 | クビ | 15-16 | 34.0 | 16 | |
6 | スマイルジャック | 丸山 | 1.32.0 | ハナ | 18-18 | 33.7 | 18 | |
7 | サダムパテック | ウィリ | 1.32.0 | クビ | 08-07 | 34.8 | 1 | |
12 | ドナウブルー | 川田 | 1.32.1 | 1/2 | 04-05 | 35.2 | 14 | |
5 | ◎ | ラッキーナイン | プレブ | 1.32.1 | クビ | 06-06 | 35.1 | 7 |
13 | シルポート | 小牧 | 1.32.2 | クビ | 01-01 | 35.9 | 6 | |
16 | ローズキングダム | 武豊 | 1.32.2 | 頭 | 17-16 | 34.2 | 9 | |
14 | × | グロリアスデイズ | ホワイ | 1.32.4 | 1 1/4 | 14-14 | 34.6 | 3 |
11 | × | エイシンアポロン | 池添 | 1.32.6 | 1 1/4 | 03-03 | 36.0 | 10 |
10 | アパパネ | 蛯名 | 1.32.6 | クビ | 08-10 | 35.3 | 4 | |
17 | マルセリーナ | 田辺 | 1.33.1 | 3 | 11-12 | 35.5 | 11 | |
18 | ペルーサ | 安藤 | 1.33.3 | 1 1/2 | 06-07 | 36.2 | 8 |
単勝 4 \670
複勝 4 \250 / 3 \730 / 8 \870
枠連 2-2 \8630 (31)
馬連 03-04 \8510 (34)
ワイド 03-04 \2670 (33)/ 04-08 \3150 (42)/ 03-08 \9700 (123)
馬単 04-03 \13920 (46)
3連複 03-04-08 \92530 (344/816)
3連単 04-03-08 \468600 (1735/4896)
【ペース・展開おさらい】
もともとダッシュの遅いシルポートより先にコスモセンサーが道を作ってシルポートに譲る、西園2騎のお約束といえる兼ね合いの序盤戦。そこに外からリアルインパクトとエイシンアポロンが割って入る流れ…ただ前半の33.8こそ近年を見れば決して速すぎるものではない。現に馬群もこの辺りまで一団だったが、4F目以降が異質…一貫Lapがデフォルトとはいえ、この部分は11秒台半ばまで若干緩ませるのが一般的なのだが、そこからも11.1-11.4と続けて、直線に入っても11.3とほぼペースを維持。さすがにこれは前が苦しい流れ…消耗戦といっていいような流れだった。馬場的には予想エントリで書いた通り、やや外目がいい馬場だったように思える。
【各馬寸評】
ストロングリターン:好発から馬なりで中団。直線に入ってから外に出して進路を見つけると2着馬と併せるようにように伸びて、昨年2着の雪辱を果たした。2頭で抜けてからもLapの落としを最小限に留めているものの、自身も一杯一杯のところでのゴールであり、持ってる能力のすべてを使い果たした好騎乗といえる。昨年もそうだったが最後の最後で苦しくなるペースで踏ん張れる馬…すなわちマイルCSよりも、このレースの方に適正が高いということを意味しており、今日の走りだけで抜けた存在であるとはまだ言えない。
グランプリボス:出負けなく、勝ち馬のやや前から運んだ前半戦。直線でも勝ち馬と同じく徐々に外目に進路を取っての追撃となり、少し挟まれるようなシーンもあったが、怯まずに伸びての2着。3歳時のパフォーマンスがあれば、ここでも遜色ないと思えるだけのものはあったのだが、ようやくココに来て復調してきたということだろう。この馬も苦しいペースになればなるほど力が発揮できるだけに、ペース的にも合っていたと言えよう。ただこの後、どこでもという感じでもないだけに、使うレースによってしっかり出し入れしなくてはいけない馬になりそうだ。
コスモセンサー:シルポートに道を付け、さらに行きたい馬を行かせての4番手から…4F目以降も無理するころなくこの馬のペースを守れた。直線でも脚が途切れることなくしっかりと伸び、上位2頭には並ぶ間もなく交わされたものの、その他の馬は抜かせずの3着フィニッシュ。その脚質と距離適性からシルポートとの兼ね合いばかりがクローズアップされ、自身はシルポートに先着できないレースが続いていたが、今回はシルポートが激流に近い流れを演出し、自滅に近いような形になった分、逆にこの馬の良いところが発揮されたと言える。とは言え、同型はことごとく沈んでいる中での馬券圏内確保は立派の一言。相当力をつけており、秋以降も楽しみな一頭といえる。
ダノンヨーヨー:出はあまり良くなかったが、まだマシな方。結果、後方からの競馬にはなったが、追走自体はいたってスムーズだった。直線入り口まではインベタだったが、他の馬はみな外目を狙い、周りに馬がいない状況…すっと勝ち馬の後ろまで持ちだして伸びたが前とは少し離れての4着。今回に関しては、ロスもなくほぼ力を出し切った状況であり、力負けということでいいだろう。
ガルボ:スタート直後は出していく構えを見せたが、2F過ぎから付いていけなかったのか、控えたのか、中団からの差しをチョイス。直線に入ると、外に馬がおり、そのままのコースを行かざるを得なかったのだが、さほど苦しいところもなく、それなりに伸びての掲示板確保。決してノビが良いコースを通れたわけではないが、この馬も力は出してのものと判断したい。このメンツと互角に渡り合うには、もう一皮むける必要がありそう。
サダムパテック:位置取りとしては理想的だったが、直線に入ると鞍上のアクションほどは伸びず、連対2頭に両脇をすっと交わされてしまい、そのまま終了…距離短縮で強い競馬をした馬が、距離が戻ったことで同じパフォーマンスが出来るかは疑問だったのだが、それ以前に、ここでそこまで人気するほど強くないという説が濃厚。
とりあえずは、そんなところですね。先週に引き続き、なかなか良いレースだったと思いますが、この距離での群雄割拠状態はまだまだ続きそうな予感…これにカレンブラックヒルが絡む秋は更に難解な予想が待ち構えているような気が…あ、ペルーサの事は忘れて下さいwww 前日の500万下牝馬限定戦でも勝てないタイムで走ってる場合じゃないですよ。
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