上がり特化型の進む道は?~毎日杯回顧~
です、です。
やることが多すぎて、ちょっとバテ気味なんですが、とりあえず今週末までは突っ走ることにします。来週に入れば、中国の休みなども絡んでちょっと楽になりそうですので。
2012年 3月24日(土) 2回阪神1日 天候 : 曇 馬場状態 : 重
【11R】 第59回毎日杯
3歳・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝・外 1800m 13頭
LAP 12.9-11.2-11.7-12.9-12.6-12.3-12.0-11.3-12.7=1:49.6
通過 35.8-48.7-61.3-73.6 上り 73.8-60.9-48.3-36.0
馬 | 印 | 馬 名 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 単勝 |
6 | ヒストリカル | 1.49.6 | 10-09 | 35.4 | 2.8 | ||
11 | マウントシャスタ | 1.49.7 | 3/4 | 09-08 | 35.7 | 5.4 | |
4 | スピルバーグ | 1.49.8 | 1/2 | 10-09 | 35.7 | 14.4 | |
1 | フジマサエンペラー | 1.50.6 | 5 | 05-05 | 36.7 | 25.5 | |
2 | クロスカップリング | 1.50.6 | ハナ | 10-09 | 36.4 | 92.4 | |
3 | アドマイヤブルー | 1.50.7 | クビ | 03-02 | 37.0 | 4.6 | |
12 | マイネルカーミン | 1.50.7 | クビ | 02-02 | 37.0 | 56.1 | |
8 | ダローネガ | 1.50.8 | クビ | 01-01 | 37.2 | 13.2 | |
13 | ショウナンラムジ | 1.51.1 | 1 3/4 | 13-12 | 36.4 | 175.7 | |
10 | ピタゴラスコンマ | 1.52.1 | 6 | 05-05 | 38.2 | 34.1 | |
9 | エアソミュール | 1.52.4 | 1 3/4 | 03-02 | 38.6 | 8.1 | |
7 | エロイカ | 1.52.9 | 3 | 05-05 | 39.0 | 7.9 | |
5 | テイエムハエンカゼ | 1.54.6 | 大差 | 05-12 | 39.9 | 242.0 |
単勝 6 \280
複勝 6 \140 / 11 \180 / 4 \260
枠連 5-7 \550 (1)
馬連 06-11 \890 (2)
ワイド 06-11 \370 (2)/ 04-06 \570 (5)/ 04-11 \1180 (16)
馬単 06-11 \1440 (2)
3連複 04-06-11 \3140 (8/286)
3連単 06-11-04 \10350 (17/1716)
【展開・ペースおさらい】
テイエムハエンカゼが元気よく飛び出していくも、他の馬たちは押さえる感じでの追走。それでも前半の3つは馬場を考えれば、標準的といえよう。そこから1つペースを落としかけた所で、それを嫌ったダローネガや掛かっているのを抑えきれない感じでエアソミュールが上がっていき、ゴールに向けて徐々にペースを上げていく流れ…そんな中でも直線では一気にペースが上がり、その区間で外からの馬が前を飲み込んでおり、瞬発力をも含んだ総合力が試されたレースだったと思われる。
また馬場的には外目優勢…外回りに関しては、そこに元来の外優勢が重なるようにして、それがより顕著に見えるようになっていた。その辺りは多少は差し引いて考えるべきだろう。
【各馬寸評】
ヒストリカル:例によって後方から…4角までは内を進み、直線で馬場の中ほどに出すのだが、そこは前が壁。更に外を見ると5着馬が塞ぐようにして進んでおり、万事休す…かと思いきや、一拍待って更に外に進路を向けて一気に伸びた。↑で総合力が試された舞台といったが、この馬だけは、限りなく瞬発力に寄せた競馬をしての結果。きさらぎ賞でも素晴らしい切れ味を見せたのだが、その力は本物といったところだろう。このままダービー直行のようだが、この切れ味がある以上は東京コースで脅威の存在になることは間違いなく、そういう意味においては面白い存在になってくれそう。
マウントシャスタ:中団外目をスムーズに追走すると、直線でゴーサインを出すと一気に抜け出し、内に切れこむようにして2着キープ。トラックバイアスの恩恵もあった事は間違いないが、一応は持続力の部分でも評価できる内容だった様に思える。ただこの馬も切れ味優勢の評価には変わりなく、皐月賞での好走の下地という部分まで得られた訳ではなさそうだ。
スピルバーグ:終始外々を回り、前に迫るも…いつも通りにあと一歩足りず。やはり切れ味勝負のほうがいい走りが出来るのだが、その条件が叶ったとしても、上位とはすこし差があるのは間違いなさそう。
アドマイヤブルー:小回り10Fからここに出てきた時点で、地雷臭かったのだが、見事に撃沈。ただし枠と位置取り共に、決して有利な状況ではなかった事は確実であり、これだけで見限ってしまう必要はないとは思うが…その前にそこまで強い馬でもないと言う事を把握しておく必要もあるか。
勝ち馬は荒削りというかなんというか…さすがにワールドエースの上がりを上回っただけの事はありますね。上位3頭はそれなりの水準にはあると思いますので、ダービーまでは注目しておいたほうがいいでしょう。