恐るべしブラウンベルト~弥生賞回顧~
です、です。
先に言っておきます。今週はタラレバ定食多めのエントリになります。さっそく一発目ということで。
2012年 3月 4日(日) 2回中山4日 天候 : 曇 馬場状態 : 稍重
【11R】 第49回報知杯弥生賞
3歳・オープン・G2(馬齢) (国際)(指定) 芝 2000m 15頭
LAP 12.5-11.0-12.7-13.5-13.4-13.1-12.3-11.9-11.5-12.0=2:03.9
通過 36.2-49.7-63.1-76.2 上り 74.2-60.8-47.7-35.4
馬 | 印 | 馬名 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F |
5 | ◎ | コスモオオゾラ | 2.03.9 | 05-05-05-05 | 35.0 | |
2 | トリップ | 2.04.1 | 1 1/4 | 02-03-04-03 | 35.3 | |
4 | アーデント | 2.04.2 | クビ | 05-07-08-08 | 35.0 | |
9 | △ | ソルレヴァンテ | 2.04.2 | クビ | 09-09-10-08 | 34.9 |
15 | エキストラエンド | 2.04.3 | 1/2 | 12-11-10-11 | 34.9 | |
8 | ○ | フェノーメノ | 2.04.3 | ハナ | 09-10-12-11 | 34.8 |
1 | メイショウカドマツ | 2.04.4 | 1/2 | 01-01-01-01 | 35.9 | |
12 | × | アダムスピーク | 2.04.4 | クビ | 05-07-05-05 | 35.4 |
10 | ジョングルール | 2.04.5 | クビ | 13-11-14-11 | 34.7 | |
7 | アーカイブ | 2.04.5 | ハナ | 14-14-12-15 | 34.9 | |
14 | サイレントサタデー | 2.04.6 | 1/2 | 11-11-08-08 | 35.4 | |
13 | クラレント | 2.04.7 | 1/2 | 14-14-14-11 | 34.9 | |
3 | タイセイスティング | 2.04.8 | 1/2 | 02-02-02-02 | 36.2 | |
11 | ブリスアウト | 2.05.3 | 3 | 05-05-05-05 | 36.4 | |
6 | セトブリッジ | 2.05.4 | 3/4 | 04-03-03-03 | 36.7 |
単勝 5 \2910
複勝 5 \540 / 2 \260 / 4 \300
枠連 2-3 \2330 (12)
馬連 02-05 \7830 (28)
ワイド 02-05 \1940 (27)/ 04-05 \1870 (26)/ 02-04 \880 (9)
馬単 05-02 \22190 (69)
3連複 02-04-05 \14380 (51/455)
3連単 05-02-04 \126790 (386/2730)
【ペース・展開おさらい】
メイショウカドマツが飛び上がるようにスタートしてしまい、他の馬も積極的に行こうとせず。結局、メイショウカドマツが1角までに巻き返しハナを取りきってのペースメイク。この馬自身は緩まないペースでこその馬だが、テンで無理したせいか、その後はどっぷり緩めてレースを進める…4F目~6F目3つで40.0と言うのはダントツで過去最遅。さすがに残り800mからはペースを上げ、トライアルらしい上がり4Fの勝負となった。馬場は内偏重馬場でそこを通らないと話にならない…というのは、散々書いているが、改めて記憶にとどめておこう。
【各馬寸評】
コスモオオゾラ:各馬が折り合いに苦労する中、先団を見る位置で淡々と。直線で前が開くとスッと伸びて後続の追撃を振り切った。ブラウンベルトを通れたことも大きいのは言うまでもないが、瞬発力勝負に適性があまりないながらも、前付けから最小限のギアアップは可能な馬だけに、このコースへの適性はかなり高いということ。ただ一貫Lapへの適性は未知数なだけに、次も期待できるかと言われれば、それはまた別の話だろう。
トリップ:ポンと出て一時はハナに立ってしまうのではないかという感じだったが、何とか控えることができ、番手から…向正面中ほどまではかなり行きたがっていたものの、落ち着きを取り戻し直線へ向いた。逃げ馬はあっさりと捕らえたものの、勝ち馬にはすこし離されてしまった。もう少し控えたほうが持ち味が出そうな感じも受けるが、今回は恵まれてのものであり、ラジオNIKKEIでは先着を許した馬たちとの差が縮まったような感じは受けないと言うのが正直なところ。
アーデント:2着馬のやや後の最内を追走。3角すぎて他馬が外から仕掛けた時も動くに動けずの状況だったが、直線に入り2着馬のすぐ後を伸びて何とか権利確保となった。京成杯でもそんな感じだったが、本質的にもっとキレに頼る競馬のほうが持ち味が出せそう。皐月賞では狙えそうにない。
ソルレヴァンテ:1角手前で最内に入れる機会はあったのだが、それは選択せず。とは言え、内を2頭分位空けただけの追走で馬場の恩恵は十分受けられていた。4角手前からは勝ち馬のすぐ後の進路を通って追撃したが…格上挑戦ながら、コース適性の高さで突っ込んできた感じである。今中山で条件戦は楽に突破できるだろうが、東京に変わってどうかというところ。
エキストラエンド:前走同様にスローの4F勝負でしっかりと伸びた。通った位置取りを思えば評価していい内容である。瞬発力という面ではまだまだ未知数だが、京都新聞杯辺りならば十分勝負になりそうだ。
フェノーメノ:前半こそ勝ち馬のすぐ後ろだったのだが、2角手前でポジション取りが悪くなってしまったのが痛恨。直線でも思ったところが開かずに、大外に出しての追い出し、結果的にすごい脚で伸びているだけに、悔やまれる敗戦。底力・瞬発力兼備している馬だけに、上位条件のほうが力を出しやすいと思われ、ぜひダービーへは駒を進めて欲しい一頭。ここだけの敗戦で評価を落とす必要はない。
アダムスピーク:休み明けで終始リズムの悪い走り…終始外目を回らされた事など、情状酌量の余地は多分にある敗戦だが、ラジオNIKKEIではインから抜群の立ち回りを見せたものであり、他馬との力差はそれほどないと思っておいた方がいい。次はしっかりと巻き返してくるだろうが、必要以上に人気になるのであれば触手は動かないだろう。
◎が勝ったものの、直線入り口で相手に取った人気の2頭に3着までの目が無いと思い、かなり投げやりにレースをみてました。このエントリを立てる準備で改めて成績をみてみると、ソルレヴァンテがクビ差4着で驚き…入れ替わっていたら3連複で1200倍だったんですね…このまま知らないほうが良かったかも知れません。