重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

4F目のタイムは?~マイルCS回顧~

まいどー!!です、bera-an2です。

いやぁ…なかなか良いシリーズでしたねぇ…今年は開幕延期のゴタゴタの中でナベツネの一言でテンションを下げてしまい、全く中継を見ない一年を過ごしてきたのですが、ビリビリした緊張感が伝わってくるシリーズを見て、来年はちょっと見てみようかな…そんな気分にさせられました。ただ阪神にこだわるのはもうちょっとイイかな…そんな気分、パ・リーグのほうが面白そうですしね。

2011年11月20日(日) 6回京都6日 天候 : 晴  馬場状態 : 稍重
【11R】 第28回マイルチャンピオンシップ
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝・外 1600m 18頭

LAP 12.4-10.8-11.2-12.3-11.9-11.8-11.6-11.9=1:33.9
通過 34.4-46.7-58.6-70.4  上り 70.7-59.5-47.2-35.3

馬名 タイム 着差 通過順位 上3F
5 × エイシンアポロン 1.33.9

05-04 34.9
1

フィフスペトル 1.33.9 クビ 03-02 35.1
13 × サプレザ 1.34.1 1 1/2 12-13 34.7
2

ダノンヨーヨー 1.34.2 クビ 07-06 35.0
8 リアルインパクト 1.34.3 3/4 07-06 35.1
9

マルセリーナ 1.34.3 クビ 17-17 34.6
7 × イモータルヴァース 1.34.5 1 12-10 35.0
3

シルポート 1.34.5 クビ 01-01 35.9
12

ミッキードリーム 1.34.6 1/2 10-10 35.3
4

ライブコンサート 1.34.7 1/2 02-02 35.9
10

スマイルジャック 1.34.7 クビ 15-15 35.1
14 レインボーペガサス 1.34.8 1/2 06-06 35.7
11 グランプリボス 1.34.9 クビ 17-17 35.0
17

リディル 1.35.0 1/2 03-04 36.1
6

エーシンフォワード 1.35.2 1 1/4 12-13 35.7
15

ブリッツェン 1.35.3 1/2 10-10 36.0
16

クレバートウショウ 1.35.4 1/2 07-06 36.2
18

キョウワジャンヌ 1.35.5 1/2 15-15 35.8

単勝  5 \980

複勝  5 \310 / 1 \880 / 13 \270

枠連  1-3 \3870 (16)

馬連  01-05 \12800 (44)

ワイド 01-05 \3440 (43)/ 05-13 \1190 (9)/ 01-13 \4180 (47)

馬単  05-01 \24580 (86)

3連複 01-05-13 \38920 (118/816)

3連単 05-01-13 \279410 (790/4896)

シルポートのハナは予定通りだが、それに付いて行ったのが、ライブコンサートフィフスペトルエイシンアポロンと言った内枠の馬たちに加え、外からリディルも先行策。結果的に前半は34.4-46.7、注目の4F目は12.3での通過となった。回復基調の馬場とは言え、稍重には違いなく、単純な数字の比較は出来ないのだが、少なくとも良馬場より1秒は余計に掛かる馬場状態だっただけに、それを考慮すれば34.0-46.2、4F目は12.15程度のペースだったのではないかと推測することができよう。

結局、それを文字で表すと「3F目まではやや速めも、4F通過ではごく標準」と言った感じ…裏を返せば「4F目はいつもより緩めに推移した」ということである。このペースが先行馬が踏ん張れた一因である事は間違いない。そしてもう一つがやはり馬場。この日の京都の芝レース6つの連対馬12頭中9頭が馬番6より内という偏向ぶり…見た目以上に、内が粘れる状態であったのも大きく作用したと言っていいだろう。ちなみにブリッツェンを出走させた二ノ宮師のツイートにも興味深いものがあったので紹介しておきたい。

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yoshi_ninomiya(二ノ宮敬宇)お疲れ様でした、応援ありがとうございました、京都の馬場は内側は芝が剥がれて、そこに砂を入れたので乾いて、外側は芝が伸びて水を含んでいる馬場でした、外からの馬は伸びず内側に寄ったので直線は狭くなる馬もいました。ブリッツェンには可愛そうな馬場でした、これも競馬です。

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原文ママ

勝ったエイシンアポロンは↑の通り先行策からライブコンサートの後ろでじっと追走…、直線で進路を確保するとスムーズに伸びて後続を封じ込んだ。インを確保できたことに加え、湿った馬場への適性も抜群、そして後傾持続力勝負とあらゆる適正面での恩恵を全て受けた勝利と言えよう。逆に言えばこのメンツの中で圧倒的な強さを見せたわけではないという事であり、今後もそれなりのお付き合いと言うことでいいのではないだろうか。

これは2着のフィフスペトルも似たようなもの…この馬の中山マイルが得意=持続力勝負に適正ありと言う事であり、立ち回り一つでは十分やれたということである。ただ窮屈なレースは不得意(個人的に軽視した理由はコレ)なだけに、内枠でもあまりプレッシャーなくレースが運べたのも大きかったのではないだろうか。そういう意味では鞍上の好判断の賜物と言っていいだろう。

この2頭とは対照的に外から脚を伸ばしたのがサプレザ…スタート1歩目で下がり気味になった後は3角までは後方から5頭目…そこから外を回ってスピードをつけると、直線も一頭違う脚で伸びてきた。3年連続外枠から同じようなレースをして同じような結果だが、価値は今年がナンバーワン。少なくとも上2頭よりも強い競馬内容だったと思える。

昨年1番人気2着の馬には失礼かもしれないが、あわやの4着はダノンヨーヨー…この馬はスタートで普通以上に出られたことも好走要因に含まれていると言っていいだろう。道中は中団やや前のインを追走…直線に入ると一旦最内に入り馬群を捌くとやや外目に出て伸びてきた。復調すればコレくらいはやれる馬だが、去年のインパクトと比べれば違いは歴然…もう少し様子見が必要ではなかろうか。

1人気のリアルインパクトは5着…ペースも問題なく、コース取りも正攻法でおかしな所は無かっただけに、今回はうまく立ち回った馬がいたということ。ただ4倍台の1番人気が示す通り、力的に抜けているという訳でもないだろうし、そもそもこの馬現時点で2勝しかしておらず、勝ち味に遅い馬という見方もできるのかもしれない。

以降、6・7着も後方から内をついて伸びてきており、これ以上の回顧の必要はないかもしれないが、最後にリディル…前走、速いLapを積極的に追走したからか、3角まででかなり行きたがる素振りが見られた。個人的には7F以下ならかなり強い馬と踏んでいるのだが…

結果的に立ち回り一つで有利に働いた馬がいたという事はその逆もいる訳で、ライブコンサートに寄られたミッキードリーム、調子が戻りきっていない感じを受けたグランプリボス辺りはしっかり拾って次に生かせるようにしておこう。

アパパネが出ていたらいい勝負出来てたんじゃないでしょうかね…それくらい今のマイル路線も層が薄いですねぇ。

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