ただの上がり勝負ではない~新潟2歳S回顧~
です、です。
火曜付けでUPしようと思って月曜に仕上げたのですが、いつの間にやら水曜になってるし…そういう訳で早速上げていくことにします。
2011年 9月 4日(日) 4回新潟8日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第31回新潟2歳S
2歳・オープン・G3(馬齢) (国際)(特指) 芝・外 1600m 18頭
LAP 12.8-11.1-12.1-12.3-12.4-11.3-10.2-11.6=1:33.8
通過 36.0-48.3-60.7-72.0 上り 69.9-57.8-45.5-33.1
馬 | 印 | 馬名 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F |
10 | モンストール | 1.33.8 | 09-09 | 32.7 | ||
11 | ジャスタウェイ | 1.33.9 | 3/4 | 11-12 | 32.6 | |
14 | クイーンアルタミラ | 1.34.7 | 5 | 13-16 | 33.2 | |
1 | ダローネガ | 1.34.9 | 1 1/2 | 02-03 | 34.0 | |
17 | クリッピングエリア | 1.35.1 | 3/4 | 15-12 | 33.8 | |
15 | ヒシマーベラス | 1.35.3 | 1 1/2 | 13-14 | 33.9 | |
13 | トウケイヘイロー | 1.35.4 | クビ | 09-10 | 34.1 | |
6 | アドマイヤリリーフ | 1.35.5 | 1/2 | 08-07 | 34.4 | |
9 | フィロパトール | 1.35.5 | クビ | 05-05 | 34.6 | |
7 | ラフレーズカフェ | 1.35.6 | クビ | 16-14 | 34.1 | |
4 | ダンスインザマミー | 1.35.7 | 3/4 | 06-05 | 34.6 | |
16 | メイショウハガクレ | 1.35.9 | 1 1/4 | 16-16 | 34.5 | |
2 | ニコールバローズ | 1.35.9 | クビ | 02-02 | 35.1 | |
18 | ロッソコルサ | 1.36.0 | 3/4 | 16-18 | 34.2 | |
3 | ヴュルデバンダム | 1.36.0 | 頭 | 11-10 | 34.7 | |
5 | ニンジャ | 1.36.0 | 頭 | 01-01 | 35.3 | |
12 | プレノタート | 1.36.2 | 1 1/2 | 06-07 | 35.0 | |
8 | ハッシュドトーン | 1.37.3 | 7 | 02-03 | 36.4 |
単勝 10 \1310
複勝 10 \280 / 11 \120 / 14 \680
枠連 5-6 \850 (3)
馬連 10-11 \950 (2)
ワイド 10-11 \440 (2)/ 10-14 \3540 (35)/ 11-14 \1240 (12)
馬単 10-11 \3080 (10)
3連複 10-11-14 \8840 (23/816)
3連単 10-11-14 \57810 (162/4896)
予想エントリを立てていなかったので、今更感満載なのを承知で書くと、新潟外回りは上位条件になればなるほど切れ味勝負オンリーの勝負は無くなる…と散々言ってきたのだが、このレースだけは別で、中盤緩んで上がり3つが速くなる切れ味勝負というケースが非常に多い。2歳戦で各馬の脚質が固定されてない故にそうなるのかもしれないのだが、今年も例にもれずラスト1Fまで11秒台が続く上がり偏重のレースとなった。
ただそれだけの内容しかなかった訳ではない…中盤の2つ(4F目・5F目)が例年ほどの緩みを見せておらず、上がりが33.1と速く、トータル時計的にも1分33秒台での決着と内容としては例年以上…特に3着以下を5馬身離した上位2頭は現時点でそれなりのレベルにあると言っていいだろう。
勝ったモンストールは新馬戦が新潟開幕週の前傾気味7Fを前目からアッサリと3馬身抜ける強い競馬。さらにここで新たな一面を見せての重賞勝ちは、次に大きく繋がるものと言え、次走以降も注目必要。ただし距離的には長くならないほうが良さそうで、その辺りの限界を見極めることも必要になってくる。
圧倒的人気のジャスタウェイは新馬戦も瞬発力で勝ち上がってきた馬。現時点では切れ味優勢という評価でよいだろう。当然違った流れが想定される舞台では、まず疑ってかかる方から考えたいが、今回のレースである程度の裏付けが出来てるのも事実で、その辺りをどう捉えるかが馬券的な鍵になってくるだろう。
3着クイーンアルタミラは直線に入ってもエンジンの掛かりが遅かったが馬群の中ほど~やや外目を割って伸びてきた。新馬は中山マイルの上がり偏重の舞台…上がり2つだけが11秒台という特殊な流れを差し切ってることからも現時点では上がり特化型と見るべき存在…血統からは想像もつかないのだが。
その他書いておくべき馬は、やはり4着のダローネガ…各馬が内を空ける馬場とは言え、直線で馬場の良い所を走ることが出来ない事を考えると、相変わらず内枠不利な状況は変わっていなかっただけに、この結果は仕方なし…むしろよく健闘したほうではないだろうか。現時点では2戦ともキレを求められる競馬なのたが、それがこの馬の適正なのかはまだ微妙…そういう意味では次走以降も注目しておく必要があるだろう。
例年、スルーしがちな(その程度のレベルという意味)W2歳重賞ですが、今年はちょっと見どころがあったような気がします。ただ震災の影響か、事前に大物と言われた馬(POG人気してる馬)の登場がちょっと遅い感じですので、まだまだ勢力図は書き変わっていくはずです。