これは強い…かな?~アイビスサマーダッシュ回顧~
です、です。
試合終了間際に2回追いついて、PKで勝っちゃうなんてどこのシナリオライターがこんなクッサイ展開を考えるでしょうか…全英オープンから完走だけに完全に寝不足です…日本は祝日のようですが、チャイナは残念ながら普通に仕事の月曜日なんですが、あんまり仕事になりませんでしたね…
早速、日曜の重賞を振り返っておくことにしましょう。
2011年 7月17日(日) 3回新潟2日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第11回アイビスサマーダッシュ
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝・直線 1000m 16頭
LAP 11.8-10.0-10.5-10.0-11.5=53.8
通過 32.3-42.3-53.8 上り 53.8-42.0-32.0
馬 | 印 | 馬名 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F |
3 | ○ | エーシンヴァーゴウ | 0.53.8 | 7 | 31.8 | |
12 | × | エーブダッチマン | 0.54.1 | 1 3/4 | 1 | 32.3 |
13 | △ | アポロフェニックス | 0.54.4 | 1 3/4 | 7 | 32.4 |
14 | × | シャウトライン | 0.54.5 | 3/4 | 1 | 32.7 |
16 | × | ジェイケイセラヴィ | 0.54.5 | 頭 | 1 | 32.7 |
5 | △ | サアドウゾ | 0.54.6 | クビ | 9 | 32.2 |
9 | △ | セブンシークィーン | 0.54.8 | 1 1/2 | 4 | 32.9 |
10 | ◎ | ストロングポイント | 0.54.9 | クビ | 9 | 32.5 |
8 | マヤノロシュニ | 0.54.9 | クビ | 4 | 33.0 | |
1 | バイラオーラ | 0.55.0 | 1/2 | 15 | 32.3 | |
11 | ヘッドライナー | 0.55.2 | 1 1/4 | 4 | 33.3 | |
4 | ▲ | アイアムマリリン | 0.55.3 | クビ | 13 | 32.7 |
7 | アポロドルチェ | 0.55.8 | 3 | 13 | 33.2 | |
2 | テイエムキューバ | 0.55.8 | クビ | 9 | 33.4 | |
15 | スピニングノアール | 0.57.0 | 7 | 12 | 34.5 | |
6 | マルブツイースター | 除外 |
単勝 3 \340
複勝 3 \160 / 12 \260 / 13 \660
枠連 2-6 \560 (1)
馬連 03-12 \1410 (4)
ワイド 03-12 \580 (4)/ 03-13 \1900 (26)/ 12-13 \2670 (37)
馬単 03-12 \2180 (3)
3連複 03-12-13 \11870 (39/455)
3連単 03-12-13 \45750 (129/2730)
ヘッドライナーが行きたかったものの、スピード負けして思うようにハナが取れず…結局はヘッドライナー含めた6頭辺りが団子のようになって進行…その後ろにエーシンヴァーゴウとアポロフェニックスが付ける展開になった。前半の入りとしてはほぼ例年同様と言う感じであったが、最後まできっちりと伸び続けた勝ち馬の影響でラスト1Fも11.5と12秒を大きく割り込んでのフィニッシュ…前後半差を見てもやや後傾のレースであり、やはり問われたのはスピードの持続力と言う事になるだろう。
エーシンヴァーゴウは馬なりで2列目をキープし、残り2F辺りで追い始めるといとも簡単に抜けての快勝。内容的にも文句なく、まさに力が一枚上だったと言う事なのだろう。ただ、現時点でこの馬のパフォーマンスは平坦Lapでのモノがほとんどであり、GⅠを見据えたときには前傾Lapへの対応力がカギになってきそう。そういう意味においても次走北九州記念は試金石と言える。
エーブダッチマンはテンに遅れること無く、1列目をキープしそこからしぶとく脚を伸ばした。予想エントリでも書いたが、抑揚の少ないLapでこその馬であり流れ的にはベストと言える内容だっただろう。スピード負けしなかったことは収穫だが、ペース適性から見てもバリバリのスプリンターというイメージではないので、6F戦でもメンバーと舞台を見極めて出し入れが必要な馬と言えよう。
アポロフェニックスも予想エントリ通りの平坦Lapの差し馬だけに、この流れならば好走の余地はあった。力的に上積みがある訳でもなく、重賞でバリバリやれるだけのモノはないだけに、今後も流れ一つで拾うか、拾わないか…そんなイメージで接していけばOKだろう。
外目から1列目をキープしていた外枠馬が4・5着…シャウトラインは力は出せたと思える内容だったが、ジェイケイセラヴィはこの舞台での内容としてはちと不満…あまり人気しないキャラだけに、次も狙ってしまいそうになるが、力の衰え含めて、一旦評価保留としておこう。最後にヘッドライナー…やはりダッシュ力に難有りの馬だけに、この舞台は少々厳しい…今後もメンバー次第でバッサリ行って構わない馬…テンが緩くても通用する阪神や京都の6F、もしくは7Fがベストであると再認識。
内容や時計的にはインパクトの大きかった勝ち馬ですが、このままGⅠを意識…というのは、ちょっと速いんじゃないでしょうかね~。このレースの勝ち馬がサマースプリントを制覇するパターンも多いのですが、サマースプリント制覇=スプリンターズSフラグ無しの図式があるのも事実です。その辺りはしっかり頭に入れておきましょう。