名牝の最高傑作?~金鯱賞回顧~
です、です。
多分今ごろは上海で移動中…そろそろメシかな…って頃だと思います。
今日はダービーに負けず劣らずインパクトを残した金鯱賞…いやはや、ええもん見せてもらいました。
2011年 5月28日(土) 3回京都11日 天候 : 雨 馬場状態 : 不良
【11R】 第47回金鯱賞
3歳以上・オープン・G2(別定) (国際)[指定] 芝・内 2000m 16頭
LAP 12.6-11.4-12.6-12.8-12.4-12.5-11.8-11.8-11.7-12.8=2:02.4
通過 36.6-49.4-61.8-74.3 上り 73.0-60.6-48.1-36.3
馬 | 印 | 馬名 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F |
13 | ルーラーシップ | 2.02.4 | 16-15-06-04 | 35.8 | ||
5 | キャプテントゥーレ | 2.02.5 | 3/4 | 01-01-01-01 | 36.4 | |
9 | アーネストリー | 2.02.9 | 2 1/2 | 02-02-02-02 | 36.7 | |
3 | ホワイトピルグリム | 2.03.4 | 3 | 14-13-14-13 | 36.1 | |
12 | アンライバルド | 2.03.6 | 1 1/4 | 03-03-02-03 | 37.3 | |
6 | フミノイマージン | 2.03.6 | ハナ | 14-15-14-13 | 36.3 | |
4 | マンハッタンスカイ | 2.03.8 | 1 1/4 | 03-03-04-04 | 37.3 | |
15 | トップカミング | 2.04.2 | 2 1/2 | 05-06-05-06 | 37.6 | |
11 | サンライズベガ | 2.04.2 | クビ | 07-08-11-12 | 37.2 | |
8 | ネオヴァンドーム | 2.04.4 | 1 1/4 | 09-10-06-07 | 37.6 | |
1 | エーシンジーライン | 2.04.4 | クビ | 07-06-06-07 | 37.6 | |
16 | アドマイヤメジャー | 2.04.6 | 1 1/4 | 13-13-12-07 | 37.7 | |
7 | ナリタクリスタル | 2.04.7 | 1/2 | 05-05-06-07 | 37.9 | |
2 | ブラストダッシュ | 2.04.8 | クビ | 09-08-06-11 | 38.0 | |
10 | ニホンピロレガーロ | 2.06.2 | 9 | 12-11-16-16 | 38.7 | |
14 | マイネルゴルト | 2.06.9 | 4 | 11-11-12-13 | 39.7 |
単勝 13 \280
複勝 13 \130 / 5 \140 / 9 \140
枠連 3-7 \580 (1)
馬連 05-13 \630 (2)
ワイド 05-13 \260 (2)/ 09-13 \250 (1)/ 05-09 \290 (3)
馬単 13-05 \1080 (2)
3連複 05-09-13 \660 (1/560)
3連単 13-05-09 \2900 (2/3360)
キャプテントゥーレが注文どおりにハナ。それをピッタリマークのアーネストリー…両者の思惑が一致して前半は大きく緩める所がなかったものの、さほど速くない61.8で通過となった。そして坂の上から下りに掛けての一気のギアアップ。京都らしい上がり4つの競馬だったが、流石にペースアップの仕方が急激であり、馬場とも相まって最後は全馬しのぎあいと言ったレースになってしまった。
まずは2着のキャプテントゥーレ…この馬にとっては理想的な展開でレースを運ぶことが出来たと思われる。ルーラーシップが出遅れたのも、出来るだけ仕掛けを遅らせることが出来た事に繋がっており、間違いなくプラスに働いたと見ていい。この馬自身、徐々に力は付けていると思われるが、やはり前半なるべく緩めに入って、上がり4つ~5つの勝負と言うのがデフォルトなだけに、次以降も相手次第…大阪杯の様になれば普通に馬券圏内から外れてしまう馬であることは忘れてはないらない。
そしてキャプテントゥーレの流れにお付き合いしたアーネストリー…順調に過ごしての結果ならば、疑って掛からなければならないが、一頓挫あっての長休明けなだけに、この結果でも上々として見ておきたい。ただ昨年以上のパフォーマンスが見込めるところまでの上積みがあるのかは微妙…昨年の秋辺りが完成形とするならば、それ以上があるとはちょっと考えにくいのも事実。
そして、ルーラーシップ。3~4馬身は出遅れただろうか…それでも慌てず騒がず後方に構えると残り5Fから進出開始…4角で流石にお釣りがなくなるかと思いきや、そこからも脚は上がらずに着実に前との差を詰めて、キッチリ交わしてのゴール。他馬より確実に1F長く脚を使い、しかも外を回すロスの多い競馬をしての結果だけに、2着馬とて子供扱いだったと言っても過言ではない…また跳びの大きな馬だけに道悪はどうかと思っていた点、小回りが向かないと思っていた点、すべてクリアしての完勝劇だけに、これで一気に宝塚記念が視界に入ってきたと言える内容だった。
4着ホワイトピルグリムは死んだふりの漁夫の利での結果…それでも、ここ数走は復調加減を垣間見せる好走…引き続き瞬発力を要さない流れでは注目しておく…この馬にとってラッキーなのは春にもう1回京都で競馬があることである。また、長休からの復帰戦となったアンライバルドも流れ的にも馬場的にも決してプラスと言えない中でソコソコの結果を出した。宝塚記念が良馬場ならば流れ的にマッチすると思われ、一応注目しておきたい…出られるのかは別として。
いやいや…勝ち馬は宝塚記念のみならず、秋以降も相当楽しみになる結果でした。とりあえず宝塚記念はトゥザグローリーと2強という形になるのでしょうか…ブエナもいれて3強かな?