重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

ガタガタ言ってんじゃねぇよ~東京優駿回顧~


まいどー!!です、bera-an2です。

今週は明日夕刻より上海出張…週末まで戻ってきませんので、大半が予約投稿となります。正直3重賞とも書いておかねばならない部分がたくさんあるのですが…展開によっては端折ることになるやもしれません。ご了承下さい。

まずは、やっぱりコレですね。いやはや恐れ入りましたとしか言い様がないダービーでございました。


2011年 5月29日(日) 3回東京4日 天候 : 雨  馬場状態 : 不良
【11R】 第78回東京優駿
3歳・オープン・G1(定量) (牡・牝)(国際)(指定) 芝 2400m 18頭

LAP 12.7-11.3-12.8-13.1-12.5-13.0-13.2-12.8-12.6-12.3-12.2
-12.0=2:30.5
通過 36.8-49.9-62.4-75.4  上り 75.1-61.9-49.1-36.5


馬名タイム着差通過順位上3F
5オルフェーヴル2.30.514-14-14-1234.8
1ウインバリアシオン2.30.81 3/415-15-15-1534.7
7ベルシャザール2.31.9706-05-05-0536.7
10×ナカヤマナイト2.32.0クビ09-10-13-1236.4
6クレスコグランド2.32.012-13-11-0736.7
14ショウナンパルフェ2.32.63 1/203-03-03-0237.7
2×サダムパテック2.32.81 1/408-08-08-1037.4
3オールアズワン2.32.9クビ01-01-01-0138.9
16トーセンレーヴ2.33.01/203-05-07-0737.7
17ユニバーサルバンク2.33.0ハナ03-03-04-0537.9
15トーセンラー2.33.006-07-05-0238.1
11×デボネア2.33.13/412-12-11-1137.6
8フェイトフルウォー2.33.2クビ10-08-08-1237.5
9コティリオン2.33.2ハナ16-16-17-1636.8
13ロッカヴェラーノ2.33.43/417-17-16-1637.0
12エーシンジャッカル2.33.7210-10-08-0738.4
18ノーザンリバー2.35.1902-02-02-0240.2
4リベルタス中止18-17-18-

単勝  5 \300
複勝  5 \150 / 1 \660 / 7 \450
枠連  1-3 \580 (1)
馬連  01-05 \3380 (11)
ワイド 01-05 \1290 (11)/ 05-07 \990 (5)/ 01-07 \5390 (72)
馬単  05-01 \4540 (12)
3連複 01-05-07 \22950 (74/816)
3連単 05-01-07 \100300 (293/4896)

まずタイム面から振り返る…2分30秒オーバーの決着だが、良馬場からは5秒程度要していたような感じ…12Fで考えると1F辺りコンマ4秒位でみると自然なのではないだろうか。ここで便宜上、今年のLapからすべてコンマ4秒引いたときのLapを並べてみよう。

★2011ダービー勝手に良馬場Lap
LAP 12.3-10.9-12.4-12.7-12.1-12.6-12.8-12.4-12.2-11.9-11.8-11.6=2:25.7
通過 35.6-48.3-60.4-73.0  上り 72.7-59.9-47.5-35.3


まずこれを見れば、大きく緩めたところのない厳しいレースだったと事が分かるのだが、そこに各馬の挙動を合わせて考えてみる。外枠の各馬が前に行きかけるところを、内からオールアズワンが主張してのペースメイク…4F時点までは比較的落ち着いた流れだったが、5F目で逃げ馬がペースアップ。後続は深追いぜずに約1秒の差をつけて5F通過…その差が残り3F辺りまで全くつまらないまま、残り1Fで完全吸収という形。故に追いかける馬たちの上がり4つは…「12.2-11.5-11.3-11.6」位だったのではないかと推測できる。すなわち追う側は上がり5つのロングスパートに加え、直線でのギアアップに対しても適性が必要だったということである。当然、そこには各馬の田んぼ馬場への巧拙や完全外差し馬場だった事も考慮しなくてはならないのだが、レース内容を分析するとこういう感じなのではないだろうか。

それでも勝ったオルフェーブルの内容は秀逸以外の何物でもない。集団の最後方から直線大外に出すのだが、馬が内にササリ気味に…さらに外からナカヤマナイト…内からサダムパテックに蓋をされる様な形になり、万事休すかと思いきや、ぶつかりながらも間を割って抜けてきた。あれだけ苦しいレースをして抜け出すときに見せた瞬発力…折り合い不安、道悪でキレが鈍るなど、重箱の隅をつついていた輩をあざ笑うかのような快走劇だった。条件問わずにこれだけの走りが見せられるのであれば、秋への期待は膨らむ一方…折り合いに苦しむ馬だけに距離が伸びるのは決してプラスではないのだが、力差で何とかなりそうな気配すら窺える。

2着ウインバリアシオンは勝ち馬を見るような位置からの競馬…とは言え、3馬身程度間を置いての追走であり、マークしていたという訳ではないだろう。4角~直線で大外まで持ち出すと、勝ち馬が挟まれたすぐ外を通って一瞬は抜けだしたのだが、勝ち馬に内からアッサリと交わされてしまった。ペースは違えど、青葉賞のような乗り方と見ていいのだが、これをどう評価するか…個人的には、勝ちを意識すればオルフェーヴルより後ろの競馬は致命的ですらあるわけで、それでもその戦法を取ったということは、持ち味を最大限に活かす乗り方はするが、ハマるかどうかは別…というアンカツ乗りだったと見ている。馬場の伸びる外を最大限に生かした上で、それが炸裂した結果ではないだろうか。とは言え、道悪への適正とそのスタミナはここで立証できたはずで、そういう意味では秋に繋がる結果だったと言えるだろう。

ここから後ろは7馬身離されており、今回のような馬場で見るべき部分が有ったのか無かったのか、かなり微妙なだけに、思い切って参考外としてしまうのも一つの考え方ではないだろうか。ただ少なくとも理想的なレースをしたベルシャザールと好発も徐々に位置取りを悪くしながら4着まで持ってきたナカヤマナイトは馬場適性を考えても後者を上に見たほうがいいだろう。

正直、今回のダービーほど土曜日や当日午前中のレースリプを見た上で臨んだレースはありませんでした。これにより、それまで見えていなかった部分が明るみになりましたし、馬場傾向をつかむことがいかに的中に近づくかと言うのが、さらに分かったような気がします。それがダービーに生きなかったのは残念ですが、ちょっと予想の組み立て方が変わってきそうな気配です。


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