雨が降っても~オークス回顧~
です、です。
の…の・のぞみ~る…(´;ω;`)
2011年 5月22日(日) 3回東京2日 天候 : 雨 馬場状態 : 良
【11R】 第72回優駿牝馬
3歳・オープン・G1(定量) (牝)(国際)(指定) 芝 2400m 18頭
LAP 12.9-11.2-11.8-12.4-12.4-12.2-12.8-12.2-12.5-11.8-11.5
通過 35.9-48.3-60.7-72.9 上り 72.8-60.0-47.8-35.3
馬 | 印 | 馬名 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F |
4 | × | エリンコート | 2.25.7 | 09-09-07-06 | 34.5 | |
18 | ピュアブリーゼ | 2.25.7 | クビ | 01-01-01-01 | 35.3 | |
12 | ○ | ホエールキャプチャ | 2.25.7 | ハナ | 12-13-14-12 | 34.0 |
9 | × | マルセリーナ | 2.26.1 | 2 1/2 | 15-15-15-15 | 34.3 |
14 | スピードリッパー | 2.26.2 | クビ | 07-06-05-04 | 35.2 | |
17 | △ | マイネイサベル | 2.26.2 | ハナ | 12-12-11-09 | 34.8 |
11 | △ | アカンサス | 2.26.2 | クビ | 17-16-15-15 | 34.4 |
15 | ハッピーグラス | 2.26.4 | 3/4 | 04-07-09-09 | 35.1 | |
1 | ◎ | ハブルバブル | 2.26.4 | クビ | 04-05-06-06 | 35.3 |
10 | × | デルマドゥルガー | 2.26.7 | 1 3/4 | 11-10-09-09 | 35.3 |
2 | メデタシ | 2.26.7 | ハナ | 09-10-12-12 | 35.1 | |
8 | マイネソルシエール | 2.26.9 | 1 1/4 | 04-04-04-04 | 36.0 | |
7 | ▲ | ライステラス | 2.26.9 | 頭 | 02-02-02-02 | 36.2 |
16 | グルヴェイグ | 2.27.1 | 3/4 | 14-13-12-12 | 35.4 | |
6 | サイレントソニック | 2.27.3 | 1 1/2 | 18-18-18-18 | 35.2 | |
5 | カルマート | 2.27.5 | 1 1/2 | 08-08-07-06 | 36.3 | |
3 | △ | バウンシーチューン | 2.28.6 | 7 | 15-16-15-17 | 36.6 |
13 | シシリアンブリーズ | 2.28.6 | クビ | 02-02-02-02 | 38.0 |
単勝 4 \3720
複勝 4 \800 / 18 \780 / 12 \140
枠連 2-8 \2770 (9)
馬連 04-18 \42750 (64)
ワイド 04-18 \9510 (64)/ 04-12 \1720 (15)/ 12-18 \1810 (19)
馬単 04-18 \104460 (128)
3連複 04-12-18 \45120 (93/816)
3連単 04-18-12 \548190 (819/4896)
え~更に不幸なことに、書き上げた回顧が消えてしまうという事態に見舞われました。以下は、気力を振り絞って…と思いましたが、相当端折っております。ご了承下さい。
ライステラス@丸田が行かされると思いきや、大外からピュアブリーゼがハナを取ってのペースメイク。1F目こそ様子見感満載の12.9だったが、その後は持ち直して5F通過Lapが60.7と至って標準的な展開に落ち着いた。ただ、そこからが相談役オンステージ。大きくペースを落とすことも無いながら、コーナー手前で微妙に息を入れる絶妙のLap構成を演出…Lapが上下する中でも全体の隊列が伸び縮みすることはほぼ無かったことから、全馬このLapの影響を少なからず受けたと思われる。そして直線で一気のギアアップ。結果的には大きく緩めた箇所が非常に少なく、そういう意味においてはスタミナが必要であり、かつ直線での瞬発力をも求められた高水準なレースだったと言えるだろう。
勝ったエリンコートは好発から中団のインという絶好位からの競馬。直線だけ外目に振ると、内を照らすライトから逃げるように内にササリ気味になりながらも何とか差し切った。4角手前から相手は前と言わんばかりに、積極的に仕掛けて行った鞍上の判断も光ったし、脚を貯めやすく、馬場バイアスを生かせる枠だった事も事実ではあるが、しっかりと12Fの競馬をしながら、ある程度の切れ味を見せることが出来たのは大きい。そういう意味においては京都10Fも問題なくこなせそうなイメージは湧く内容だったように思える。
鞍上、久々のGⅠ制覇目前だったのがピュアブリーゼ…行く馬がいない時点でハナを取ると決めていたのだろう。その後のパフォーマンスは上の通り…距離が伸びていいという特徴を上手く使った好走だった。その割には一瞬の脚も持っていると言えるだけに、もう少し幅広い競馬が出来そう。ただ今回は恵まれた感もあるだけに、次が試金石…そういう意味では注目しておきたい一頭。
またもスタートで若干安めを売ってしまったホエールキャプチャ。それでもすぐインに入れて1角では中団後ろまで巻き返しての競馬。直線も外には出さずに上手く進路を見つけて伸びてきており、出遅れたあとに取った作戦としては最良に近いものがあったと思われるが…位置取り面で優位性を出せなかった事は間違いなく、返す返す出遅れが悔やまれる…後はやはり雨…パンパンならばもう少し切れたはずで、そういう意味においても不運な結果だったと言わざるをえない。ちなみに距離的にはやはりもっと短いほうがあっていると思われる。
一方でアンカツスタイルを全面に押し出したのがマルセリーナ。スタートは全然悪くなかったのに、折り合いを気にしたか、1角ですでに後方4番手…直線も大外ぶん回しで前に迫ったが…というより、あれでは最後止まって当然と言えよう。桜花賞で自身は馬群を突き、大外のホエールキャプチャと3/4馬身差だった馬がオークスで余裕ぶちかましてるヒマは無いと思うのだが…そつなく回っていたらどうだったかと言うタラレバ論はさておき、あれでは流石に納得がいかない。
そのマルセリーナにわずかに遅れたのがスピードリッパー。前目から早めに動いての掲示板確保はある程度のスタミナは見せられたし、この流れに対応できたと言う事は、秋の紫苑S辺りは確実に持って行きそうな気配。などとは言わずにもう少し上の舞台でも太刀打ちできそうな内容だった。
最後に◎を打ったハブルバブル…位置取りとしてはそう悪くなかったものの、あまりに見せ場なしの内容にガッカリ…内容から考えるに距離だったような気が…ま、立てなおして秋に期待しておきたい。
結局はピュアブリーゼのペースに付いていけなかった馬たちを押しのけて、後方から追い上げた力上位馬2頭が3・4着…ということから考えると、少なくとも上位2頭と中団から押し上げて5着のスピードリッパーまでは評価していい内容だったように思えます。位置取りや通った位置を考えると、桜花賞1・2着馬が負けて強しとも言えるのですが、個人的にはそこまでの力差はないんじゃないのかなぁと思いますね。