見ごたえのあるレースだったけど…~フローラS回顧~
です、です。
桜花賞で強さを見せた3頭の内、1頭が欠けてしまい、このレースからの本番参戦組にもチャンスが出てきそうな感じでしたが…
2011年 4月23日(土) 2回東京1日 天候 : 小雨 馬場状態 : 重
【11R】 第46回サンケイスポーツ賞フローラS
3歳・オープン・G2(馬齢) (牝)(国際)(指定) 芝 2000m 17頭
LAP 12.5-11.3-11.9-12.0-12.7-12.7-12.4-12.0-12.8-13.0=2:03.3
通過 35.7-47.7-60.4-73.1 上り 75.6-62.9-50.2-37.8
馬 | 印 | 馬名 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F |
8 | バウンシーチューン | 2.03.3 | 16-12-13 | 36.2 | ||
1 | マイネソルシエール | 2.03.3 | 頭 | 05-05-05 | 37.0 | |
5 | ピュアブリーゼ | 2.03.3 | クビ | 04-03-04 | 37.3 | |
14 | ハッピーグラス | 2.03.4 | 1/2 | 06-05-05 | 37.1 | |
13 | マイネイサベル | 2.03.5 | 3/4 | 11-12-12 | 36.6 | |
3 | モスカートローザ | 2.03.7 | 1 | 11-10-09 | 36.9 | |
6 | フレンドサンポウ | 2.03.7 | クビ | 08-07-07 | 37.2 | |
4 | マヒナ | 2.03.9 | 1 1/4 | 14-15-13 | 36.7 | |
2 | セレブリティ | 2.03.9 | 頭 | 02-03-02 | 38.1 | |
16 | マリアビスティー | 2.04.0 | クビ | 17-16-16 | 36.6 | |
9 | アドマイヤセプター | 2.04.0 | クビ | 02-02-02 | 38.3 | |
10 | メロウメロディ | 2.04.1 | 1/2 | 06-07-09 | 37.3 | |
12 | ダンスファンタジア | 2.04.3 | 1 1/4 | 08-10-09 | 37.5 | |
11 | カトルズリップス | 2.04.4 | クビ | 01-01-01 | 38.9 | |
15 | サトノフローラ | 2.04.4 | クビ | 08-07-08 | 37.7 | |
7 | メジロミドウ | 2.04.6 | 1 1/4 | 11-12-13 | 37.4 | |
17 | リトルダーリン | 2.04.8 | 3/4 | 14-16-16 | 37.4 |
単勝 8 \2690
複勝 8 \780 / 1 \4320 / 5 \210
枠連 1-4 \6290 (26)
馬連 01-08 \103540 (97)
ワイド 01-08 \21850 (93)/ 05-08 \1600 (22)/ 01-05 \8920 (65)
馬単 08-01 \161550 (183)
3連複 01-05-08 \179170 (263/680)
3連単 08-01-05 \1131690 (1472/4080)
カトルスリップスが後ろを少しだけ離しての逃げ…後続も各馬ほとんど間隔を開けずの追走となった訳だが、ここでこのレースが行われるまでの過去10年(2001~2010年)の平均Lapを3F-4F-3Fに分割して表示してみる。
36.25-49.68-35.51=2:01.4(2002年のみ稍重、他は良)
そして今年のLapが…
35.7-49.8-37.8=2:03.3(重)
前半3つは平均よりコンマ5秒も速く、中盤もほとんど遜色ないLap…繰り返すが雨の振り続く重馬場でこれが繰り広げられた訳である。その結果つけが最後の2つ12.8-13.0に一気に現れたレースと言えよう。一般的に前が止まって差し優勢のレースに思われがちだが、ここまで来ると追いかける方も追走バテの様な形になり、結果として前目に位置していた馬が残ってしまう事が多い。
そういう意味においては後方から差し切ったバウンシーチューンには一目置いておいたほうがいいかもしれない。ただし、オークスに向けてではない。この手の馬は条件が整えば、ビックリするほどのパフォーマンスを見せることがあるからである。泥んこ超ハイペースだった2009年のダービー…大外から物凄い脚で突っ込んできたのはどの馬だったか…そんなイメージが分かりやすいか。
という訳で、このレース単体を取ってオークスにどうこう言えるような内容でなかったことは間違いないです…ただハッピーグラスの超頑張りから逆算した忘れな草賞の勝ち馬の評価が少し上がったかなという程度のものかなぁ。ただ、全馬死力を尽くしたしのぎあい…直線、追いまくって体力が尽きかけ…バランスがバラバラになりながらも必死で追う勝ち馬の鞍上(コーセイ)なんかを見てると、熱くなるものがありましたね~。違った面で良いレースを見せてもらった…そんなレースでした。