これぞ真の「親子丼」~NZT回顧~
です、です。
だれが上手いコト言えと…自分で言うとったら世話ないですね…
2011年 4月 9日(土) 2回阪神5日 天候 : 曇 馬場状態 : 良
【12R】 第29回ニュージーランドT
3歳・オープン・G2(馬齢) (牡・牝)(国際)(指定) 芝・外 1600m 18頭
LAP 12.3-11.5-12.1-12.2-11.8-11.1-11.3-12.2=1:34.5
通過 35.9-48.1-59.9-71.0 上り 70.7-58.6-46.4-34.6
馬 | 印 | 馬名 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F |
8 | エイシンオスマン | 1.34.5 | 03-02 | 34.2 | ||
6 | エーシンジャッカル | 1.34.7 | 1 1/4 | 12-08 | 33.5 | |
4 | グランプリボス | 1.34.7 | ハナ | 03-05 | 33.8 | |
5 | ディープサウンド | 1.34.7 | ハナ | 06-06 | 33.7 | |
1 | ロビンフット | 1.34.8 | 1/2 | 06-03 | 34.0 | |
7 | ドナウブルー | 1.34.8 | クビ | 13-13 | 33.3 | |
2 | ダノンシャーク | 1.34.8 | ハナ | 09-08 | 33.6 | |
9 | タツミリュウ | 1.34.8 | ハナ | 02-03 | 34.1 | |
14 | リキサンマックス | 1.34.9 | 3/4 | 01-01 | 35.0 | |
15 | ラトルスネーク | 1.35.0 | クビ | 17-11 | 33.6 | |
16 | リアルインパクト | 1.35.0 | クビ | 05-06 | 33.9 | |
13 | コルポディヴェント | 1.35.3 | 2 | 09-13 | 33.8 | |
17 | オメガブレイン | 1.35.4 | クビ | 08-08 | 34.2 | |
11 | スギノエンデバー | 1.35.5 | 1/2 | 18-16 | 33.8 | |
3 | トウショウクラウン | 1.35.9 | 2 1/2 | 15-15 | 34.3 | |
18 | キョウエイバサラ | 1.36.1 | 1 1/4 | 11-11 | 34.7 | |
10 | ニジブルーム | 1.36.1 | クビ | 15-16 | 34.4 | |
12 | エーシンジェイワン | 1.37.1 | 6 | 13-18 | 35.1 |
単勝 8 \5630
複勝 8 \910 / 6 \470 / 4 \130
枠連 3-4 \3760 (15)
馬連 06-08 \32820 (65)
ワイド 06-08 \7190 (55)/ 04-08 \1690 (17)/ 04-06 \930 (9)
馬単 08-06 \75520 (129)
3連複 04-06-08 \22850 (65/816)
3連単 08-06-04 \278820 (630/4896)
エイシンオスマンとタツミリュウの先行争いを外から押して押してリキサンマックスが制してのハナ。そのアクションから見てもさぞかし速いペースかと思いきや、通過35.9-48.1、しかもこの時点で逃げ馬が後続を2馬身ほど話し手の逃げだけに、まさにドのつくスローペースと言わざるをえない。そのまま直線に入り11.1-11.3と速い上がりを2つ続けて、最後は一気にコンマ9秒Lapを下げてのフィニッシュ…馬場的にも流れ的にも前有利の競馬になった事は間違いないだろう。
エイシンオスマンはその恩恵を最大限に受けての勝利。直線に入る手前の時点で、ただ1頭前を捕まえに行ったのがこの馬であり、その判断が功を奏したと言えるだろう。興味深いのが、ちょうどこの馬の未勝利戦が同舞台で似た様なLap構成になっているという事…現時点での評価は「持続力メインも瞬発力も少しだけ持ち合わせている…ただし、速い上がりの脚には限界あり」と言ったところか。万が一、NHKマイルで人気になるようなら消し…で良いと思われる。
2着に突っ込んだのがエーシンジャッカル。コチラは後方から馬場のいいインを突いて伸びた。後方から唯一差を詰めたのがこの馬である事と同時に、距離面での克服、さらに瞬発力面でも一定の評価を得られたことは相当大きいのではないだろうか。本番で気があるのはやはりコチラの方だろう。
グランプリボスは先行策から、勝負どころで先に動いた勝ち馬をあえて見過ごした感あり。さらに後続はそれに追随するような形になってしまった。そしてこの馬は結果として切れ味面ではさほど強調できず…と、あまり収穫のない結果になってしまったという事になるが、それが分かっただけで個人的にはOK…NHKマイルでも流れ一つで切り飛ばせる存在になったと言える。
4着ディープサウンドは切れ味勝負はいいところだっただけに、まぁ現時点ではこの程度の力だろという評価でOK、またダノンシャークやラトルスネーク辺りはこの流れでよく脚を使っているが、やはり持続力を求められる流れのほうがベターということ…今日のところは参考外としておきたい。
正直、この流れでラストが掛かって、レースの上がりが34.5…メンバー中上がり最速がドナウブルーの33.3ですので、真の上がり特化型といえるのはこの馬位のもの…にも関わらず、求められる資質が上がり性能に偏ってしまった…そんな感じの結果じゃないかと思います。ただ当然上がり性能がある馬でも位置取りが後ろならばどうしようも無いわけで…そういう意味では流れをものにし、かつ最高にうまく乗られた勝ち馬と言う表現がピタリと来るレースだったのではないでしょうか。