さぁ役者は出揃った~オーシャンS回顧~
つっても、レベルは今ひとつですがね…
あ、です、です。
来客&出張前の書き溜めシリーズ…オーシャンSの回顧でございます。荒れないオーシャンSはオーシャンSとは呼ばないはずなんですが…
2011年 3月 5日(土) 2回中山3日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第6回夕刊フジ賞オーシャンS
4歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定) 芝 1200m 16頭
LAP 12.0-10.6-11.0-11.5-11.2-11.5=1:07.8
通過 33.6-45.1-56.3-67.8 上り 67.8-55.8-45.2-34.2
馬 | 印 | 馬名 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F |
5 | ダッシャーゴーゴー | 1.07.8 | 04-04 | 33.8 | ||
10 | キンシャサノキセキ | 1.07.9 | 3/4 | 15-11 | 33.4 | |
9 | レッドスパーダ | 1.07.9 | ハナ | 02-02 | 34.2 | |
3 | セイコーライコウ | 1.08.0 | クビ | 04-06 | 34.0 | |
16 | ケイアイアストン | 1.08.3 | 2 | 03-02 | 34.5 | |
2 | ショウナンアルバ | 1.08.3 | クビ | 07-07 | 34.2 | |
7 | サンダルフォン | 1.08.4 | クビ | 15-11 | 33.9 | |
1 | アポロフェニックス | 1.08.4 | クビ | 04-04 | 34.5 | |
4 | シンボリグラン | 1.08.5 | クビ | 09-07 | 34.2 | |
15 | ジェイケイセラヴィ | 1.08.6 | 1/2 | 07-07 | 34.5 | |
6 | ティファニーケイス | 1.08.7 | 3/4 | 01-01 | 35.1 | |
8 | エーシンホワイティ | 1.08.9 | 1 1/4 | 09-07 | 34.6 | |
12 | グランプリエンゼル | 1.09.0 | 3/4 | 13-14 | 34.6 | |
13 | スカイノダン | 1.09.3 | 2 | 09-13 | 35.1 | |
14 | エーシンエフダンズ | 1.09.6 | 1 3/4 | 09-14 | 35.3 | |
11 | ウエスタンビーナス | 1.09.8 | 1 1/2 | 13-14 | 35.4 |
単勝 5 \700
複勝 5 \200 / 10 \140 / 9 \130
枠連 3-5 \590 (3)
馬連 05-10 \1590 (5)
ワイド 05-10 \560 (5)/ 05-09 \470 (3)/ 09-10 \250 (1)
馬単 05-10 \3210 (11)
3連複 05-09-10 \1520 (2/560)
3連単 05-10-09 \10080 (16/3360)
ティファニーケイスのハナに追うレッドスパーダ…この辺りは戦前の想定通りと言ったところか。3F通過の33.6は数字だけ見るとソコソコだが、スンナリ単騎の馬が無理せずに出したLapであること、隊列がほぼ一かたまりだった事、後半Lapもまとめて前後半差+0.6だった事を考慮すれば、やはりさほど速くないペースだったことが想像できる。各Lapもほぼ抑揚のないもので、ワンペース競馬と言う表現でいいだろう。
そして上位を賑わせたのがフラットなペースが得意の力上位の馬たち…いくら荒れるオーシャンSと言えども、仕方無しと言わざるをえない。その中でもダッシャーゴーゴーは一息入れての14キロ増。レッドスパーダを見るようないい位置に付けられたのが大きかったが、明らかに仕上がり途上と言える中でのパフォーマンスは立派で当然次走も圏内…ただ、この馬はテンにものすごく速いわけではないので、ペースが上がり過ぎないことが最低条件、さらに外枠でロスの多い競馬になってしまった時には苦しい戦いを強いられる事は頭に入れておいたほうが良いだろう。
立派といえばコチラも負けてはいないキンシャサノキセキ。ゲートで若干の遅れ…59キロのせいもあって行き脚つかずに後方からの競馬になってしまった。通常では届きようの無い位置取り、かつ流れ的にもほぼ絶望だった中での好走を支えたのは鞍上のコース取り。一旦、内に入れてポジションをあげつつ、スピードを殺さないように遠心力を使うかのように、徐々に外に出しながら直線へ…この時点ではすでに8番手位の外に付けており、後は伸びるだけだった。ただ、それも馬の力があってこそ…ワンペースがベストだが、流れは問わすに対応できるだけに、安定感で言えばこの馬ということになるだろう。枠的には上述のとおり外のほうが良さげ。
最後の最後に交わされてしまったレッドスパーダ…早めに逃げ馬が垂れてしまい、先頭に立たざるをえなかったのが響いた感もあるが、テンからガンガン行けるタイプでは無い、また今回の流れはさほど速くなかったことを踏まえると、バキバキの6F戦への対応となるとまだまだ信頼できる所まではいっていないと言えよう。本番もペース次第といったところか。
ちなみに4~6着馬も前後半差が無いペースへの対応力は上位の馬…ショウナンアルバ辺りはどこかでまた穴を開ける可能性は十分、またセイコーライコウは速いペースにも対応可能でもう一皮剥ければ、大きいところを狙える存在になりそうだ。ケイアイアストンはペースから考えると今回は外枠の不利はあまり無かったと考えるべき…このレース単体での過大評価はやめておいたほうがいい。
中山6Fでこのペースというのは正直、見ごたえがないというかなんというか…なんですが、今年の本番は阪神ですので、また一風違う分析ができそうな予感…阪神6Fの分析は時間があればやろうと思います。