ポスト最強馬に向けて…~日経新春杯回顧~
です…です。
今日のエントリは思い入れ中心になってしまうかも知れませんが、ご容赦下さい。
2011年 1月16日(日) 1回京都6日 天候 : 曇 馬場状態 : 良
【11R】 第58回日経新春杯
4歳以上・オープン・G2(ハンデ) (国際)[指定] 芝・外 2400m 13頭
LAP 12.6-10.8-10.8-12.7-13.2-12.6-12.6-12.9-11.9-11.1-11.6
通過 34.2-46.9-60.1-72.7 上り 71.9-59.3-46.4-34.5
馬 | 印 | 馬名 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F |
8 | ルーラーシップ | 2.24.6 | 04-04-03-03 | 34.4 | ||
11 | ヒルノダムール | 2.24.9 | 2 | 08-08-08-06 | 34.4 | |
5 | ローズキングダム | 2.24.9 | ハナ | 08-08-08-08 | 34.3 | |
2 | ナムラクレセント | 2.25.1 | 1 | 04-04-03-03 | 34.8 | |
10 | ホワイトピルグリム | 2.25.9 | 5 | 10-10-10-10 | 35.0 | |
9 | ゲシュタルト | 2.26.1 | 1 | 02-02-03-02 | 35.9 | |
6 | ウィルビーキング | 2.26.1 | クビ | 11-11-10-11 | 35.2 | |
7 | エーティーボス | 2.26.2 | クビ | 04-04-06-06 | 35.8 | |
4 | オートドラゴン | 2.26.3 | 3/4 | 13-13-12-11 | 35.2 | |
13 | ビートブラック | 2.26.3 | クビ | 01-01-01-01 | 36.2 | |
1 | ドモナラズ | 2.27.1 | 5 | 11-11-12-13 | 35.9 | |
12 | コスモヘレノス | 2.27.1 | クビ | 07-07-07-08 | 36.6 | |
3 | メイショウクオリア | 2.28.6 | 9 | 02-02-02-03 | 38.5 |
単勝 8 \320
複勝 8 \120 / 11 \140 / 5 \110
枠連 6-7 \920 (5)
馬連 08-11 \960 (4)
ワイド 08-11 \260 (3)/ 05-08 \150 (1)/ 05-11 \210 (2)
馬単 08-11 \1660 (6)
3連複 05-08-11 \450 (1/286)
3連単 08-11-05 \3250 (7/1716)
外からビートブラックが主張気味に先頭をとって、3Fが34.2とやや速めになるが、コーナーに入って一気に12秒後半までペースを緩めてレースを進め、馬群もほぼ一団。で、お約束の坂下りを利してのペースアップ。京都らしい上がり4つの勝負となった。
ルーラーシップは外目の3番手あたりからいち早く動き出して、4角すぎにはすでに先頭…そのままあっさりと押し切った。トビの大きい馬だけに走りが窮屈にならない馬群にこだわらないレースをした鞍上の判断も良かったと思われるが、有力各馬の完全なる目標になった上でのパフォーマンスということを考えると、ここでは一枚上の存在だったと言う事。時計も優秀でここではケチのつけようがない勝利。春天への適性があるかは微妙だが、少なくとも秋にはブエナといい勝負をしてタイトルが取れているに違いない。
そのルーラーシップを前に見ながらレースを進めたヒルノダムール…勝負どころの加速力でまず劣ってしまった。また一瞬は前との差を詰めるところも見せたのだが、最後は脚色がいっぱいになってしまったところを見ると、やはり2000mまでの馬ということでいいだろう。大阪杯なんかは面白そうな気配だが、力関係的に言うとルーラーシップとの格付けは終わったと見ていいかも。
個人的に58キロは恵まれたと思っているローズキングダム。やや後方のインに構えるような競馬になったが、坂下りから反応が今ひとつ…直線も内に入ったのだが、伸び方もかなり不満…最後は伸びているように見えるのは、ヒルノが垂れてきた面も大きく、勝ち馬との差はさして詰まっていない。斤量のせいと片付けてしまうのは簡単だが、個人的には差しに回っていい馬ではないのではと言う面は感じられた。また、少しでも瞬発力が生きる舞台の方が持ち味が生きるという事もあるだろう。どちらにせよ春天は乗り方がかなり難しくなったように思われる。
最後までしぶとく食い下がったのがナムラクレセント…重賞すら勝ってないのに57を背負わされ、さらにあの調教を見てる限り、かなり苦戦しそうな気配だったが、前目からよく辛抱できていたと思う。ただし好走パターンも全く確立できない馬だけに、次も走れるのかどうかは微妙…というか、全く読めない。
以下は5馬身もちぎられているので、特に書くことはないだろう。上位に比べると明らかに力的に劣ったという見立てで構わないと思われるが、ゲシュタルトも意外と距離の壁がありそうな気配と言うことだけ付け加えておこう。