菊花賞に繋がるのか?~セントライト記念回顧~
マイドです
なかなか見ごたえのあるレースでした。展開的にも回顧がしづらいのですが、上手く自分の中で消化して文章にしてみたいと思います。
セントライト記念
LAP 12.1-11.0-11.7-11.8-12.1-11.7-11.7-11.8-12.0-12.2-12.8
通過 34.8-46.6-58.7-70.4 上り 72.2-60.5-48.8-37.0
馬 | 印 | 馬名 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F |
13 | × | クォークスター | 2.10.9 | 16-16-16-10 | 34.0 | |
15 | ヤマニンエルブ | 2.10.9 | クビ | 01-01-01-01 | 37.0 | |
2 | ○ | アロマカフェ | 2.11.0 | 3/4 | 02-04-05-04 | 35.1 |
10 | ゲームマエストロ | 2.11.1 | クビ | 14-14-13-14 | 34.4 | |
12 | ダークシャドウ | 2.11.2 | 1/2 | 09-09-08-07 | 35.0 | |
4 | △ | ミッションモード | 2.11.3 | 3/4 | 09-09-11-10 | 34.9 |
16 | △ | ヤングアットハート | 2.11.4 | 3/4 | 12-12-11-10 | 34.9 |
1 | × | ナイスミーチュー | 2.11.6 | 1 | 06-08-08-07 | 35.4 |
8 | ◎ | ミキノバンジョー | 2.11.8 | 1 1/4 | 05-04-02-02 | 36.1 |
7 | × | ベストアンサー | 2.12.0 | 1 1/4 | 14-14-16-15 | 35.0 |
11 | ▲ | シャイニンアーサー | 2.12.2 | 1 1/4 | 12-12-14-15 | 35.4 |
5 | フェイルノート | 2.12.2 | クビ | 06-06-05-04 | 36.3 | |
9 | ファーストグロース | 2.12.2 | ハナ | 09-09-08-07 | 36.1 | |
3 | △ | ゲシュタルト | 2.12.8 | 3 1/2 | 02-03-02-02 | 37.1 |
6 | シルクスチュアート | 2.12.8 | 頭 | 06-06-05-06 | 36.9 | |
14 | ガナール | 2.13.6 | 5 | 17-17-14-17 | 36.8 | |
17 | コスモヘレノス | 2.14.4 | 5 | 02-02-02-10 | 38.7 |
単勝 13 \640
複勝 13 \190 / 15 \230 / 2 \170
枠連 7-8 \1850 (10)
馬連 13-15 \2040 (6)
ワイド 13-15 \860 (6)/ 02-13 \500 (3)/ 02-15 \780 (5)
馬単 13-15 \4430 (15)
3連複 02-13-15 \3110 (4/680)
3連単 13-15-02 \19020 (35/4080)
予想通りヤマニンエルブがハナに立ったが、外から勢いをつけて出ていった割には各馬も差を置かずに追走して3F通過の34.1はかなり速めの入り…そこから徐々に前との差が開いていくのだが、1000m通過が5番手くらいまでは60秒を切っており、後続含めてこの時点でも比較的速い流れと言っていいだろう。ただそこから更にペースを上げる逃げ馬…後続とて決してペースを緩めた訳ではないのだが、差は開く一方。また後方組はここから前との差を詰めにかかり、2番手以降が4角手前で固まって前を追う形になった。結果としては全ての馬が底力を試される流れになったと思われる。
後方からレースを進めたクォークスターだが、早めのスパートで前との差を詰めたものの、4角では絶望的と言っていい位置。それでもしぶとく伸びてわずかにゴール前で捕えきった。位置取りから考えても少なくとも5Fは前を追いかけた上で上がりが34.0をまとめられるのは、力の証明と言っていいだろう。ただ脚質的に見ても本番という事になると、流れ一つと言わざるを得ない。ただもし流れが向いたとしても菊花賞を走れる血統とは到底思えないのだが。
戦前まで逃げを打ちながら、瞬発力に頼る競馬で結果を出してきたマイネルエルブ。5F通過後に更にペースを上げて後続を撹乱した。いかにも作戦勝ちと言える内容だが、それだけで片付けるのはあまりにもったいない。2000m通過の1:58.1も実はかなりのタイムだったりするわけで、これだけスピードを持続させて逃げられる馬はそうはいないだろう。本番でもハナを取ればペースを自在に操れる強みもある。前半の入りさえ上手くしのげは、面白い所は必ずあるはずだ。
最後は脚色が鈍ってしまったアロマカフェだが、今日のような展開では一番損な役回りをさせられたと言っていいだろう。ただ前を捕えられなかったのも事実であり、本番ではいいところがあっても、必ず前に何かがいる…そんな結果になりそうな気配。流れとしてはやはり瞬発力に頼らない方が力は出せるのだが…
トライアルという事で、とりあえず3着までを見ておきましたが、7着位までは割といい内容だったと思います。本番はともかく自己条件での緩まない流れ想定なら必ず買わなくてはいけないと思うくらいです。まだ来週もトライアルがありますが、ダービーが底力不問のレースだったこと、そのダービー最先着のゲシュタルトが仕上がり途上とは言え、このペースで見所が全く無かったことを考えると、今年のセントライト記念はひと味違うような気がしてなりません。