重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

2010年第1回前後半差祭り~高松宮記念予想(結論編)~

さてさて…結論を導き出していきましょうか。その理屈は下のエントリをご覧下さいまし。

そのエントリで分水嶺とした前後半差1.9秒だが、最内に入ったセブンシークインの単騎がほぼ確定している状況ではあまり望めそうにない…西園勢3頭出しの中からなるべくペースを作りたいヘッドライナーの動きが気になるものの極端な前傾は考えなくていいだろう。従って前後半差1.4±0.1辺りになる想定での予想とする。

内から順に見ていくと…

セブンシークイン:単騎は確定していてペースが作れるならば可能性がありそうなものだが、自身はイーブンLap前後でしか好走例が無く、ここではさすがに荷が重いだろう。

アイルラヴァゲインコチラは急流専門馬。荒れた内をあえて走れるのは好都合だが、近走を見る限りスピードの絶対量が足りない。

アルティマトゥーレさて…この馬。御存知の通り速いペースでの好走例が全く無い。強い勝ち方をしてもそれを紐解けば前後半差がほぼ無いレースばかり、逆に少しでも苦しくなったスプリンターズS京阪杯では馬券に絡めずとなれば、さほどペースが上がらないこの想定でも触手は動かない。またスムーズな追走が条件であるこの馬にとって、内枠と言うのは実は鬼門。ペース適性合わずに負けた先の2レースも1枠と2枠だった事を考えれば、ここでの買い要素は一切ないと見ていい。無理せずにおとなしく引退して下さい。

ショウナンカザン:この馬も過去走を見てみれば、激流では厳しいタイプ。現に前走では大外から果敢に先行するも前後半差3秒近い流れにどうにもならず。最後は無理せず追うのをやめる様な形でフィニッシュした。ただ今回想定ペースであれば十分こなせる範囲であり、同じような脚質ならアルティマトゥーレより断然コチラに触手が動くのは当然。荒れ馬場も特に苦にしないだけに枠の微妙な不利を跳ね返しても買ってみたい存在。逃げ馬を上手く目標に出来るのは却って好材料かもしれない。この人気なら迷わず買い。

トウショウカレッジ:馬場的には是非買いたい脚質なのだが、6Fでの実績にあまりに乏しい、かつ外枠にも後ろから行く馬が多数おり、印が回りそうにない。鞍上の乗り方一つだろう。

キンシャサノキセキ類まれなるスピードを生かしきれないレースが続いていたが、ココに来て重賞3連勝で堂々の参戦。本質的には流れてくれた方が良いと思われるが、前後半差0.3秒だった一昨年のレースで2着に来ていることもあり、基本的には自身との戦いになってくる。力比較では確実に上位だけに、普通に走れば勝利に一番近い存在と見る。印はモチロン進呈するが、出負け癖もあるだけに全幅の信頼を置きづらいのも事実…それでも人気と対比すると○辺りが妥当なところだろう。

カノヤザクラこの馬も実は極端な激流では力を出せないタイプ…それ故にここでの好走条件は揃っていると言っていいが、やはり休み明けで走れるほどの力は無いだろう。かつ夏競馬でこそ力を出せる馬だけに、ここは敬遠しておく。

エーシンエフダンズ:超のつく中山巧者であると言うことは、すなわち激流でこその馬と言うこと…テンにもたつくことは無いだろうが、やはりペースへの適性が無い以上、触手は動かない。

ファイングレイン前走のオーシャンSは激流の中を掲示板確保で復活の兆し。キンシャサの所でも書いたが緩い流れの一昨年のこのレースを差し切っており、また京都のイーブンLapでも末脚を爆発させているだけに、ここでは買っておいた方がいいだろう。

ヘッドライナー:お願いだから無茶な競りかけだけはご勘弁…

エイシンタイガー:オープン特別では威張れるが重賞になると、一気にトーンダウンしてしまう馬…しかもこの馬もペースが上がってしまうと苦しい戦いを強いられる。それゆえの京都専用馬なのだが、今回の想定ペースではかなりギリギリの線と思われ、ここはご遠慮頂くことにする。

グランプリエンゼルオープン以上で3着以内に来た3走を見ると最大の前後半差は橘Sの1..8秒差。札幌での2戦は共に前後半差1秒以内とペース的には適性十分。休み明けのシルクロードSと激流を前で勝負した前走を度外視すると狙えない馬ではないような気はする。相当人気がないがスケベ狙いだけに留めておくのは惜しい馬であり、爆穴ならコレとしておきたい。

サンカルロ阪神C阪急杯と見る限り、やはり緩まないレースのほうが力を発揮出来る馬。距離短縮組の中ではかなりソソる馬なのだが、脚質的にはかなり後ろからの競馬になりそう。分析編でみて分かる通り、全勝ち馬の中で4角10番手以降からの差し切りはわずか4頭。しかも2.0秒以上の差が必要になってくるだけに、ここでは押さえまでの評価。

スズカコーズウェイこの馬もペース適性としてはサンカルロと同じようなものを持っているだけに、狙い目としてはアリなんだろうが、この距離を中団辺りで追走出来るイメージがどうしても浮かばない…上の馬と同じく押さえまでとしておく。

プレミアムボックス:6F戦に限って言えば、7戦連続で上がり最速をマーク中…脚質転換以後はきっちりと自分の脚だけは使える馬になった。当然、前が止まるというアシストは必要になってくるが、CBC賞では前後半差0.6でも追い込んで来ているだけに、馬場や枠の後押しがある以上ペース関係なしに買って置かねばいけない馬。ただサンカルロの所で書いた位置取りの法則から◎は進呈出来そうになく、×筆頭位の評価に置いておく。

エーシンフォワード7枠の2頭同様に7F以上で緩まないペースに最も適性のある馬。ただこの馬はそこそこ前目で競馬が出来る可能性のある分、2頭よりは評価を上げておかねばならない。無理に先行しなくても差し脚も持っているだけに、ここでは怖い存在。

ビービーガルダン前走は謎の敗戦…ただこの馬もあまり速く流れすぎると苦しい戦いを強いられるだけに、想定ペースは合っていると思われる。ただ差しに回って味のある馬ではない分、この枠からだとしっかりと先手を主張する必要があり、立ち回りはかなり難しそう…さらに左回りは外にもたれるだけに、その意味でも大外は苦しい…印は打てど大きな評価は避けた方が無難。

ピサノパテック過去のこのレースで大活躍のサンデー産駒…脚質的にはプレミアムボックスとにているが、全く違うのはその安定感…3着辺りならばあるかもしれないが、そこまで印は回らない…

馬名 性齢 重量 騎手 オッズ
1

セブンシークィーン 牝4 55 北村友一 85.6
2

アイルラヴァゲイン 牡8 57 秋山真一 91.1
3 アルティマトゥーレ 牝6 55 横山典弘 4.5
4 ショウナンカザン 牡5 57 柴田善臣 30.8
5

トウショウカレッジ 牡8 57 川田将雅 36.4
6 キンシャサノキセキ 牡7 57 四位洋文 4.1
7

カノヤザクラ 牝6 55 小牧太 29.6
8

エーシンエフダンズ 牡6 57 佐藤哲三 72.9
9 × ファイングレイン 牡7 57 勝浦正樹 19.1
10

ヘッドライナー セ6 57 酒井学 34.8
11

エイシンタイガー 牡4 57 池添謙一 16.6
12 グランプリエンゼル 牝4 55 熊沢重文 95.0
13 サンカルロ 牡4 57 吉田豊 9.2
14 スズカコーズウェイ 牡6 57 古川吉洋 50.4
15 × プレミアムボックス 牡7 57 幸英明 9.3
16 × エーシンフォワード 牡5 57 岩田康誠 5.9
17 ビービーガルダン 牡6 57 安藤勝己 11.6
18

ピサノパテック 牡8 57 田中勝春 58.4

回顧にも書きましたが、オーシャンSが終わった時点でプレミアムボックスと心中気配だったのですが…あんなデータを見つけてしまったが故に、印を変更させて頂きました。久々に全頭精査したらさすがに疲れました…マーチSも結構面白そうなんですがね~。一旦寝てから考えることにしましょう。

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