個人的には意外な結果でございます~阪神大賞典回顧~
マイドです
何でも日本は今日も休みのようで…こちらは普通に仕事なんですが、日本からの連絡やメールが何一つ無いことで、ようやく休みであることに気づきました。
先週は4重賞にトライアルもありましたので、かなりの回顧ハードスケジュールになりそう。短い文章でもポイントを上手くついた回顧にしたいのですが…今、一番の課題ですね。とりあえず阪神大賞典から参りましょう
阪神大賞典
Lap:13.3-11.9-12.0-12.2-12.4-12.4-12.7-13.5-13.0-12.4
(前:37.2-49.4-61.8/中:64.0/61.5-49.2-37.4:後)
13 | ▲ | トウカイトリック | 3.07.3 | 9 | 8 | 8 | 8 | 外 | 36.0 | |
6 | × | ジャミール | 3.07.3 | クビ | 10 | 10 | 10 | 10 | 大外 | 35.7 |
11 | × | メイショウベルーガ | 3.07.3 | ハナ | 7 | 7 | 7 | 5 | 外 | 36.4 |
14 | ○ | アサクサキングス | 3.07.5 | 1 1/4 | 3 | 2 | 2 | 3 | 最内 | 37.3 |
10 | △ | ホクトスルタン | 3.07.7 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 最内 | 37.8 |
9 | ドリームフライト | 3.07.8 | 1/2 | 4 | 4 | 5 | 3 | 内 | 37.4 | |
12 | ゴールデンメイン | 3.07.9 | 3/4 | 2 | 2 | 2 | 5 | 最内 | 37.5 | |
8 | コパノジングー | 3.07.9 | 頭 | 11 | 11 | 11 | 11 | 内 | 36.2 | |
1 | イコピコ | 3.08.0 | クビ | 8 | 8 | 8 | 8 | 中 | 36.7 | |
7 | ◎ | ベルウッドローツェ | 3.08.1 | 3/4 | 5 | 4 | 2 | 2 | 内 | 38.0 |
4 | テンシノゴールド | 3.08.3 | 1 1/4 | 14 | 14 | 14 | 14 | 内 | 36.1 | |
2 | ウィルビーキング | 3.08.5 | 1 1/4 | 12 | 12 | 11 | 12 | 最内 | 36.6 | |
5 | ニホンピロレガーロ | 3.08.8 | 1 3/4 | 13 | 13 | 13 | 12 | 中 | 36.8 | |
3 | △ | シグナリオ | 3.08.8 | ハナ | 6 | 6 | 6 | 5 | 中 | 38.1 |
ホクトスルタンが好発からすんなりハナに、ドリームフライトは競りかけることも無く4番手に収まった。そのホクトスルタンが描くLapは8F目の13.5を中心としてほぼ左右対称になるという名手らしい美しい構成。ただ前半6Fまで12.5以下のペースで走り、かつ後半も残り6Fから一気にペースを上げ、最速Lapが残り4Fの11.8を記録するかなり前を行くウマには相当苦しい展開になった事は言うまでもない。
当然、勝ち馬を始めとして後方から駒を進めた馬たちが上位独占となった訳だが、これは展開面での後押しが合った事は確実…鞍上いわく反応の鈍く終始追いどおしだったトウカイトリックは逆にそれが上手くはまった感すらある。2着のジャミールも勝ち馬を見ながらのレースだっただけに漁夫の利を得た感が大きい。ただ、スタミナ面での裏付けを取るには十分なレースぶりだったと思う。(勝ち馬へその評価は今更感が強いが…)
一方で牝馬ながら1番人気に支持されたメイショウベルーガはペースの上がった辺りから積極的に動いていき、最後止まりそうになった辺りから再度もう一伸び。2着争いには遅れを取ったものの堂々3着確保…日経新春杯ではその切れ味に注目が集まったが、この舞台で全く違った競馬が出来たことはかなり大きい。内容から見ても確実に一番強い競馬をしており、牝馬の春天戴冠がかなり現実味を帯びてきた。
前目で競馬したアサクサキングスは大幅馬体増と展開の逆流がありながらのこの結果は一応の評価はしておきたい。理想を言えば、もう少し緩めのペースの方が力は出せるだけに本番でも逃げ馬次第という事になるだろうが…逆に自身の競馬を貫いたホクトスルタンは、このメンバー内に入ればやはり少し力不足に映る。ただ逃げ馬の肝になる舐められ逃げが血統背景から常に注目される分、かなりやりにくいキャラだけに、今後も苦しい展開が待っていそうだ。
無印にしたイコピコはやはり展開不向き…キレを求める舞台で再度見直し。距離も2000m前後の方がいいのではないだろうか?また◎を呈したベルウッドローツェは勝負どころで果敢に仕掛けて行った心意気だけは買っておく。まだ成長の余地はあるだろうし、来年までじっくり温めておきたい。
昨年に続いてかなり苦しい展開のレースとなりました。それなりに見いだされるものも有りましたが、去年の苦しいレースになって本番では全く馬券にならなかった事を思えば、反動がある事も頭に入れて置かねばならないでしょう。