挑戦状を叩き付け…た…はず=スプリングS回顧=
マイドです。どうもここ数日ネット回線の状況が悪いです。レーシングビュアーでのリプレイが思うように見られません。いつも回顧するのに最低5回はリプレイを見返すのですが、今日はわずか2回…ただLapを紐解くだけでも面白い結果になったので、その部分を中心に回顧していこうと思います。
Lap:12.3-11.5-12.8-13.0-13.0-13.0-12.3-11.4-11.5=1:50.8
(前:36.6-49.6-62.6/61.2-48.2-35.2:後)
レッドスパーダがスッと前に出る所を内からリスペクトキャットが押して先頭に。それに並ぶようにしてセイクリムズンなど。リスペクトキャットが主張し、レッドスパーダはスッと控えた為にテンのペースも特に速くないまま向正面にかかります。そこで何と13.0の3連発…完全にペースを緩める流れに折り合いを欠く馬が続出する結果になりました。結局は残り4F⇒3Fでコンマ7秒、3F⇒2Fでコンマ9秒のペースアップをする瞬発力勝負。まぁトライアルらしいと言えばそれまでですが、中山9Fではなかなか見られない流れだったのも事実です。勝ちタイムも直前に降った雨を考慮したとしても遅すぎ…これすなわち道中が如何に遅かったかという事の裏返しでございますな。
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12 | ○ | アンライバルド | 1.50.8 | 8 | 9 | 8 | 7 | 大外 | 34.5 | |
7 | レッドスパーダ | 1.50.9 | 1/2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 内 | 35.1 | |
2 | △ | フィフスペトル | 1.51.0 | 3/4 | 12 | 10 | 11 | 10 | 大外 | 34.5 |
14 | サンカルロ | 1.51.0 | 頭 | 10 | 10 | 8 | 10 | 内 | 34.7 | |
16 | × | セイクリッドバレー | 1.51.1 | クビ | 12 | 14 | 14 | 10 | 大外 | 34.4 |
4 | ▲ | マイネルエルフ | 1.51.3 | 1 1/4 | 3 | 3 | 4 | 3 | 最内 | 35.3 |
1 | × | リクエストソング | 1.51.3 | クビ | 5 | 5 | 4 | 7 | 中 | 35.3 |
9 | ツクバホクトオー | 1.51.6 | 2 | 5 | 5 | 4 | 3 | 外 | 35.6 | |
13 | × | キタサンガイセン | 1.51.6 | ハナ | 12 | 14 | 15 | 15 | 外 | 34.8 |
15 | サイオン | 1.51.7 | クビ | 10 | 12 | 11 | 10 | 大外 | 35.2 | |
11 | メイショウダグザ | 1.51.8 | 3/4 | 15 | 13 | 11 | 10 | 最内 | 35.2 | |
5 | リスペクトキャット | 1.51.8 | 頭 | 1 | 1 | 1 | 1 | 最内 | 36.2 | |
3 | トップクリフォード | 1.51.8 | クビ | 15 | 16 | 15 | 15 | 中 | 34.9 | |
10 | △ | メイショウドンタク | 1.52.0 | 1 1/4 | 5 | 7 | 7 | 9 | 外 | 35.9 |
8 | セイクリムズン | 1.52.0 | ハナ | 3 | 3 | 2 | 3 | 中 | 36.2 | |
6 | ◎ | イグゼキュティヴ | 1.52.1 | 1/2 | 8 | 7 | 8 | 3 | 内 | 35.8 |
断然の1番人気に応えて皐月賞の切符…というよりロジユニヴァースへの挑戦権を獲得したアンライバルド。中団後方からレースを進め、今の中山ではほとんど伸びない馬場の真ん中よりやや外を回して差し切ってしまうのだから、やはり力的には完全に一枚抜けている印象。ペースが最も上がった残り400mの部分でグッと抜け出す脚が際立っていたという事は、自身相当の瞬発力を有しているという事の裏返しになるわけだが、この馬の長所だけを引き出してしまうようなペースになってしまったのも事実。本番に繋がる適正という意味では見せる機会がないまま、G1へと駒を進めることになるだけに個人的にはこれで人気してくれるのであれば消しの一手で臨みたい…少なくとも皐月賞ではそんな気分にさせられる今日の結果だった。
2着レッドスパーダはそれまでの東京マイルでの2勝…すなわち瞬発力勝負のフィールドに加え、位置取りの利と目一杯恩恵を受けての連対。どうやらマイル路線に進むようだが、NZTはペース次第では消してしまうのも一興。むしろNHKマイルの方で買ってみたい存在。ただ力的に十分足りるかと言われれば今の段階では、そう高評価も出来ないとは思うが…
フィフスペトルは3角までは勝ち馬を前に見ながら内を追走していたが、3角すぎて外に進路を取りスパート開始。4角も大外をぶん回して追い上げたが3着まで。いつの間にか外からの競馬にしてしまう鞍上の技術は光ったが、そのまま内をついて走って何故いけなかったのだろうか?その辺りは少し疑問に映る。とは言え、この結果でかなり瞬発力に寄った馬である事ははっきりしただろうし、今日のスローからの上がりの勝負だけで距離克服が出来ると断言するのはまだ早そう…そんな馬が皐月賞に行くと言うのだから、この馬も本番では積極的に買いたくないタイプという事。逆にNHKマイルならばブレイクランアウトをも脅かす脅威になりえるだけの瞬発力は持っているだけに、この3着という結果がこの馬の競争人生に大きな影響を及ぼすような気がしてならない…
4着サンカルロは今の中山のお手本どおり、内をついてよく伸びた。結果論としては1角でゴチャ付いて位置取りが後になってしまったのがかなり痛かったという事。ただこの馬はペース適性として、今日の流れがさほど合っていたとは思えないので、もし本番に出てくるようなことがあれば、もう少しやれる可能性もあるような気がする。同じく本番に出てくるならば面白い(現時点では絶望的だが)かも知れないと思わせたのが、終始外を回らされたにも関らず最後までしっかりと伸びた5着セイクリッドバレー。この馬は3角手前からかなり長い距離脚を使っただけに、持続力という意味でもそれなりに評価できる内容で、ダービーへの出走権が手に入るならば、ちょっと狙ってみたい一頭。
またマイネルエルフもペース的には全く走れない事が分かっただけに、逆に本番では巻き返しがありそうな下地は持っている。まぁロジユニヴァースが前を掃除するような競馬をすればひとたまりもないが…リクエストソングは内でかなりスムーズさを欠く追走で、直線でも全くいいところがなかった。得意とするペースだっただけにこの結果はかなり物足りない。本番への適正という意味でも今の所はないだけに、こちらもダービーならば…という判断。
最後に我が◎イグゼキュティヴ…内から勝負所では先団に取り付き、かなりいい感じに映ったのだが…ペース適性に薄い馬でもここまで負けると、さすがに次は買いづらい。
うーん…ペースが想定と全く違ってしまったので、予想が外れるのは当然としても…それはロジユニヴァースへの挑戦権も失ってしまった事に繋がってしまうこの結果は、かなり微妙ですね。私の中ではこの1強が崩れることは無さそうです…逆に2・3番人気辺りがスコンと飛んでくれるようなシナリオを考えた方がいいのかもしれませんね。
さて、今週はもう一発回顧をしようと思います…そうです。土曜日の東西トライアルですね…その心は…特にありませんwww。