先行出来ちゃったのね…=中山記念回顧=

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マイドです。明日また中国に旅立ちます…ちなみにワタクシの処遇は未だもって不透明なまま…これはまだ中国にステイするという選択肢も十分に残されているという事でありまして…何かすっきりしないままの離日になりますが、一企業に属している身としては、そう己の主張を振りかざすわけにもいかず…どうなるかは今月中には判明すると思いますので、決まった際には改めてココで報告させて頂きます。とにかく良い報告になるように祈っておいてくださいまし…

さて、中山記念の回顧とまいりましょうか。

中山記念（馬場状態：稍重）

Lap：13.1-12.1-12.5-12.1-12.1-12.2-12.0-11.3-11.8=1:49.2

（前：37.7-49.8-61.9/59.4-47.3-35.1：後）

予想通りにキングストレイルがハナで２番手は内から出していったカンパニー。アドマイヤフジも番手に行きかけますが、１～２角のコーナーワークで３番手に。そのまま溜め逃げの形に持ち込むキングストレイルに対し、後続各馬も積極的に仕掛けることもしないまま４角で一気のギアアップ。Lap上は向こう正面から息の入らない流れになった上での瞬発力勝負に見えますが、前半の37.7はいかにも遅すぎ…前で競馬する組はその恩恵を十分に受けた上での後半戦であり、それに開幕週の馬場を加味すると完全に前有利の競馬になったと思います。

2	×	カンパニー	1.49.2		2	2	2	2	内	34.9
5	×	ドリームジャーニー	1.49.2	クビ	7	8	8	7	中	34.2
6	◎	アドマイヤフジ	1.49.3	クビ	3	3	3	2	中	34.9
3		キングストレイル	1.49.3	クビ	1	1	1	1	最内	35.2
7	○	エアシェイディ	1.49.5	1 1/2	5	5	4	4	外	34.8
10		キャプテンベガ	1.49.9	2 1/2	10	10	8	9	大外	34.9
4		スウィフトカレント	1.50.1	1 1/2	6	6	6	7	内	35.3
1		トップガンジョー	1.50.3	1 1/2	4	4	4	5	内	35.7
8	×	トウショウシロッコ	1.50.3	頭	7	7	6	5	外	35.5
9		ドリーミーオペラ	1.51.2	5	7	9	10	10	最内	36.0

戦前の焦点は昨年覇者のカンパニーが先行策を取れるのかどうかの一点だったのだが、今回は押して先行集団に取り付けた。それが最大の勝因であるのは間違いないが、前に行くのがキングストレイルに決まったいたこと、さらに少頭数だった事に加えて、この緩すぎるテンの流れ…どうにもこうにも恵まれた印象が強いのは否めない。もちろん先行できた時点で去年同様のパフォーマンスで勝ちきっているのだから、力としてそれなりの物を持っていることに疑いようもないが、この結果だけをして、この先が開けたとは言いづらいというのが第一印象。今後もG1…特に安田記念辺りでは後方から行ってワンパンチ足りないといういつもの競馬になるのではないだろうか…

２着ドリームジャーニーは馬の特性を良く掴んだ鞍上の好騎乗といえよう。前走のAJCCは度外視するとして、やはり直線の短いコースならばそれなりに信頼は置けるはず。ただ小回りの瞬発力勝負が好走パターンとなれば、これから先のレース選択には少々苦労しそう。またＧ１を見据えてという部分においても、先が明るいという訳でもない。

３着アドマイヤフジは１角でカンパニーの後手に回ってしまったのが完全に誤算。鞍上も言っているがその辺りは騎手の差という事になるか…ただもっと厳しい流れでも先行できるだけの脚は持っているだけに、安田記念で勝ち馬と対峙するのであれば、適正としてはコチラの方が上と見るべきだろう。今日の結果は度外視としておきたい。キングストレイルは望みどおりの流れにならなかった（＞自らしなかったのだが）とは言え、この結果は完全に展開と馬場の恩恵を受けての物…それ以上の表現は出来そうもない。５着エアシェイディもこの位置取りならばもう少し見せ場があっての良さそうな物だが、相対的に瞬発力勝負がいい馬ではないので、この結果も仕方無しと言った所か…だったらなぜ対抗に付けるんだよという批判もあると思いますが、それは甘んじて受けさせていただきます…

Ｇ１にはちょっと届かないと言われる馬ばかりが出走するある意味Ｇ２らしいレースになりましたが、どの馬も一皮向けたという印象もなく終わってしまいましたね…とりあえずディープスカイの牙城はまだまだ遠いという事でしょう。

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