重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

会心とは行かないまでも…~菊花賞回顧~


マイドです。馬券を取った時は回顧が早いwww。てなわけで、2008クラシック最終戦菊花賞の回顧です。

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菊花賞(馬場状態:良 天候:雨)
Lap:12.9-12.2-11.0-11.7-11.0-12.2-13.9-13.8-13.5-13.3-12.9-12.0-11.5-12.1-11.7=3:05.7
(前:36.1-47.8-58.8/中:66.7/後:60.2-47.3-35.3)

アグネススターチが押してハナに行って飛ばし気味にレースを進めるもノットアローンが1週目の直線でハナを奪って、この時点で58.8という15Fでは考えられない猛Lap…(1周目のゴール板までの直近3Fが33.7ってありえませんよ)2角辺りで流れが落ち着いてどっぷり緩むものの坂の下りからの末脚勝負…15F戦で前半これだけのペースで入ると、いくら中盤に緩みが入ったとは言え、前で競馬する馬は厳しいと言わざるを得ません。また後続に関してもペースが落ちた時に急激に前との差を詰めただけに、実質は額面以上に早い段階からレースが動き出したと推測され、前半の影響を考えるとやはり底力と持続力が問われる流れになったと言う判断が妥当かと思います。

14 オウケンブルースリ 内田博 3.05.7
11 12 10 2 34.8
1 フローテーション 藤岡佑 3.05.9 1 1/4 13 12 13 16 34.6
5 ナムラクレセント 和田竜 3.06.1 1 1/2 3 4 3 2 35.4

8 スマートギア 武豊 3.06.2 3/4 13 14 13 7 35.1

9 マイネルチャールズ 松岡 3.06.5   2    7 6 4 6 35.7
× 15 ベンチャーナイン 武士沢 3.06.6 1/2 15 15 16 11 35.4

16 ホワイトピルグリム 川田 3.06.7 3/4 15 17 17 13 大外 35.3

18 ダイワワイルドボア 北村宏 3.06.8 クビ 8 9 9 11 35.8

12 ヤマニンキングリー 柴山 3.06.8 ハナ 10 10 6 7 35.9
× 7 ドットコム 岩田 3.06.9 1/2 17 15 17 16 35.4
6 ロードアリエス 鮫島良 3.07.0 3/4 5 4 10 14 35.9

4 メイショウクオリア 角田 3.07.1 クビ 11 10 10 16 36.0
17 ダイシンプラン 安藤勝 3.07.3 1 1/4 18 18 13 7 大外 36.1
× 13 シゲルフセルト 川島信 3.07.7 2 1/2 8 6 4 7 36.9

11 ミッキーチアフル 3.07.9 1 1/2 6 8 6 2 37.1

10 スマイルジャック 小牧太 3.08.9   6    3 3 2 1 38.4

3 アグネススターチ 赤木 3.09.4   3    2 2 1 2 最内 39.0
2 ノットアローン 横山典 3.12.3 大差 1 1 6 14 最内 41.3

勝ち馬は中団から坂の下りを利していち早く進出開始…4角も安全に外を回して抜け切った。正攻法での競馬、また通ったコースを考えても着差以上の勝ちっぷりと見てよく、力が一枚上だったという事か。次走はJCのようだが、このクラスでの瞬発力勝負は実績が無いだけに、まずは疑ってかかった方が良さそうだ。

2着フローテーションはロス無く乗られた事と前半の激流を後方で我慢できた事がかなり大きかったが、萩Sで見せた持続力をようやくここで花開かせたと言える。個人的にはその部分を信じて最後に押さえに回したのが、それがズバッと嵌った。ただこれより上のステージで競馬をするにはもう1つも2つもパンチ力を上げておかねばならないのは言うまでも無いが…逆に3着のナムラクレセントは前で競馬した馬の順位を見れば一目瞭然だが、上位入線の中ではもっとも逆流を受けてのもの…また自身もかなり行きたがっていただけに、この好走で底力に加え、相当高い次元のスタミナもを持ち合わせている事が分かった。賞金加算の無い3着だけに次走は条件戦になりそうだが、順調に勝ち上がって来春を迎えてほしいものである。

また、4着馬も2着馬とほぼ同じ位置取りだっただけに評価的にはほぼ同じだが…この流れでの結果だけに内容は評価できる。瞬発力勝負の方がいい馬なのは明らかなので、中距離での競馬になればもっと上のクラスでも十分にやれそう。5着マイネルチャールズの鞍上は距離を敗因に挙げているが、それならばもっと負けていてもおかしくない…しかもしっかり流れには乗れてかつ、自身の競馬をしてのもので、単純に力負けと言って良いだろう。

それ以降の馬については距離適正などのどうしようも無い部分があると思うが、3角手前から積極的に仕掛けていき、最後は止まってしまったダイシンプランの底力は一定の評価をしておきたい。この馬も中距離なら相当やれる逸材である事は確か。

自分が◎を打ったから言うわけではありませんが、一番強い所を見せたのは、3着馬と言っても過言ではありませんよ。少なくとも春の天皇賞は楽しみになってきました。



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