東京優駿回顧
マイドです。昨日はケチョンケチョンにやられて意気消沈のベラアンです。それでも土曜のアドバンテージはたっぷり有るのでしばらくは競馬を楽しめそうな状況ではあるのですが。ではさっそく１年ぶりのダービー回顧（＞あたりまえ…ダービー卿はちょっと前に回顧してるけど）行ってみましょう。
東京優駿
Lap:12.5-10.6-12.4-12.9-12.4-12.8-12.3-12.2-12.2-11.8
(前:35.5-48.4-60.8/後:60.8-48.6-36.4)
モンテクリスエスに擦られたアグネススターチを尻目にレッツゴーキリシマが果敢に先行策。テンも普通で中盤もペースが上がらない展開でしたが、３角手前から徐々にペースアップして、それにつれて隊列も縦長になる流れ…結局は瞬発力を要さない持続力比べの争いになりました。パンパン馬場ではないにせよこの時計はやはり例年に比べてレベルは低いのかなと思います。
△1ディープスカイ（１着）11-13-14-15 外
…スマイルジャック（２着）03-03-03-03 最内
▲ブラックシェル（３着）10-10-12-13 内
◎マイネルチャールズ（４着）07-07-08-09 中
×1レインボーペガサス（５着）11-04-04-04 内
×2クリスタルウイング（６着）07-10-08-06 外
○アドマイヤコマンド（７着）03-06-06-06 最内
…フローテーション（８着）16-16-14-13 大外
△2タケミカヅチ（11着）12-11-11-12 外
△3ショウナンアルバ（12着）11-13-10-09 外
△4モンテクリスエス（16着）07-08-10-11 最内
上位馬の４角での位置取りを見ても分かるとおり、いかに内をスムーズに捌くかがキーになった中で、外を回して突き抜けた勝ち馬は距離不安を一掃し、かつ自身の底力を見せ付けた文句の無い走り。朝から見てもあの位置を通って勝った馬は皆無でそれが尚更、力の違いを見せ付ける結果になった。で、後から報道を見ると皐月賞を回避したのは距離よりも東京コースへの適正から…との事。戦前はそんな事一つも書いてなかったような気がするがwww。
２着のスマイルジャックは３番手で折り合いピタリ。一歩先に抜け出してからも脚色は衰えず、あわやのシーンを作った。前半は緩く入れたものの実質6Fに及ぶロングスパートを凌いだ底力は相当の物。皐月賞の負けと合わせると底力専用馬のように見えるが、そうでもないので今後も注意が必要。現状ではプチアサクサキングスのようなイメージか？
武豊はこのレースに限らず、午後の芝レースは全て内を付く騎乗でブラックシェルに臨んだが、一歩及ばず。このペースでも結果を出せた事は収穫だが、やはりエンジンの掛かりが遅く、上がり3Fの勝負よりも上がり4F位の勝負が向いていそうな印象。秋以降も付き合い方が難しい一頭だ。一方のマイネルチャールズは正攻法での競馬。ロスを出来るだけ少なく４角を通過したが、そこから伸びそうで伸びきれず…むらさき賞でもペースが合いながら同じような所を通って不利があったものの全く伸びなかっただけに、もう少し騎乗に工夫が欲しかった所。馬自身はやはり瞬発力寄りのほうが力を出せそうな気がする。レインボーペガサスは出負けながらスローを早目に見越して２角過ぎにポジションアップ。そのままなだれ込んだ。ペース的にも合っていただろうし、鞍上の好判断も手伝ってのこの結果と見る。
アドマイヤコマンドも自身の競馬が出来ているクチだけに青葉賞が鮮やかすぎただけでこれが実力と言う所だろう。逆に未知のペースを克服、そして終始外を回らされる中、正攻法で挑んで大きく負けてないクリスタルウイングはそれなりに評価でき、セントライト記念辺りは有力な一頭になりそう。またフローテーションも馬場回復が叶っての８着。後方からかなりロスの多い競馬の中でのこの結果は、自身の底力適正を示したといってよく、こちらも秋に向けて引き続き注目。タケミカヅチはなぜか直線外に出してしまった。底力で勝負するにはやっぱり後方からレースを進めないといけないということでしょう。ショウナンアルバは正直よく分からん。鞍上コメントは「距離」だってさ…あ～そうでっか！！まぁ折り合いは問題ない上にペースも悪くなかっただけにそう思うしかないが…力が有る馬だけに逃げに拘って欲しいと個人的には思う。モンテクリスエスは瞬発力特化型だけに不向きなペースで惨敗も仕方なし。ローカルに出てきたとしてもその辺りは頭に入れておいた方がよさそうだ。
土曜日の快勝で気が大きくなり当初の予定を遥かに上回る金額を入れてしまいました。でも終わってみれば２着馬以外の上位６頭が１～６番手評価なんですよね…ま、当たらなければ何も意味無いんですがwww。
