重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

ダービー卿・大阪杯回顧

マイドです。久々の阪神突撃で超弩級の返り討ちに合い(気合を入れて行くとこうなるのはいつもの事)回顧する気にあまりなれないのですが(特に大阪杯は)しないのもなんか落ち着かないので、中国に戻る前にやっとく事にします。

g3_pict.gifダービー卿CT
Lap:12.7-12.0-11.3-11.8-11.8-11.6-11.3-11.7=1:34.2
(前:36.0-47.8/後:46.4-34.6)

発送直前にリザーブカードの体制が悪くなったせいなのか、外の4~5頭が軒並み出遅れ。特にマルカシェンクは躓いて致命的な不利となりました。で、内の各馬は”どうぞどうぞ”のダチョウ倶楽部状態…その結果2F目が12.0というとんでもない遅さになり、好位で我慢しようとしていたグレイトフルタイムと出遅れたサイレントプライドが上がっていきましたが、ペースが一気に上がるでも無くじわじわとしか上がらず…これでは前を行く馬が有利なのは当たり前ですが、後から行く瞬発力自慢の馬たちもどうしようもありませんね。ま、勝ち時計が同日の3歳500万下と同じでは語るに値しないという事です。

サイレントプライド(1着)03-01-01-01 最内
先行馬が中山マイル大外で出遅れ…という致命的な状況から初重賞まで手が届いたのはテンが恐ろしく遅かった事がまず挙げられるが、それを察知しハナという選択をした鞍上の好判断が光った。ハナを取ってからはこの馬の持ち味であるスピードの持続力が求められる流れに持ち込んで一丁上がり!馬的に一皮むけた等というつもりは全く無く、これで過剰に人気するようならバッチリ切らせてもらう。

ドラゴンウェルズ(2着)02-03-04-03 中
好スタートから好位をガッチリキープ。直線に入って前に並びかけて行ったが前との差はジリジリとしか詰まらなかった。こちらも展開に恵まれたと言うのが第一の好走要因であろうが、最も理想的なレース運びが出来た中で、前を交わせないのはやはり距離面か?こなせない訳ではないがギリギリ…出来れば7F戦でスピードに任せた競馬をする方がいい結果に繋がると思われる。

…ダンスフォーウィン(3着)10-02-02-02 内
こちらも出負け(とは言えコチラはいつもよりましな方か?)しながら、勝ち馬の後を上がって行って2番手キープ。直線もしぶとく伸びた。新たな一面を見せたというより、展開が向いた感が強い。出遅れが専売特許になっているこの馬に今後も同じ競馬を望むのは酷というものだ。

リザーブカード(4着)08-09-09-09 最内
ゲート内で立ち上がったが、スタートは無難。中団の最内を追走してほぼ直線だけの競馬になったが最後の最後に内をこじ開けて伸びてきた。4角の位置取りがほぼ入線順になっている中ではよく健闘していると思われ、このクラスならそこそこやれる事は証明できたと思う。

カンファーベスト(5着)01-05-05-03 内
一時はハナを取る勢いだったが、好位のインをキープ。直線も手応えが怪しかったが、バタッとは止まらずに掲示板キープ。そもそも前で楽が出来た事はあるが、休み明けという事を考えても年齢の衰えは無いと見ていいか?

オーシャンエイプス(7着)15-14-13-09 外
出遅れてしかも、行き脚も良くなく最後方からの競馬。3~4角を手応え抜群で捲りながら上がっていったが、直線はあまり伸びなかった。ペースが向かなかったと言うのもあるのだが、そもそもいい脚を長く使うタイプではないだけに、この結果も仕方無しという事。

マルカシェンク(8着)16-16-16-15 大外
2週連続の1番人気でのスタート躓き…これではどうしようもないだろう。

◎ナスノストローク(10着)10-14-13-13 内
課題だったスタートは無事クリアしたのだが、内で脚を溜めている内に外からどんどん入られて、直線に入るころには相当ポジションが悪くなっていた。とは言え直線でも前が大きく詰まった風には見えなかったが盛り返すような脚は無く…orz。ただ力的に足りない訳ではなく、今回は展開が向かなかったのも事実なので、今日のところは度外視しておく。

×キングストレイル(11着)10-07-07-07 中
中団からの正攻法の競馬…これといった不利も無かっただけに休み明け&58キロが堪えたという事か?ただ流れ的に向かなかった訳ではないと思われ、次走は状態面での確認が必要かも?

シンボリグラン(12着)03-07-07-07 中
こちらも出遅れたわけではなかったが…かなりスムーズな競馬が出来ていたように見えただけにここまで負けるのは少し不可解。

スイマセン。時間が無くなりました。大阪杯は後ほど(中国に戻った後)になります。ここで一旦アップいたします。

(19:00 追記)
大阪杯の回顧をUPしました。”続きを読む”からどうぞ~!!

遅くなりました。大阪杯の回顧行ってみましょう~。

g2_pict.gif大阪杯
Lap:12.5-10.8-12.2-12.1-12.0-12.3-12.0-11.5-11.6-11.7=1:58.7
(前:35.5-47.6-59.6/後:59.1-46.8-34.8)

スタートして、さぁ外からアドマイヤが…えーと、ガッチリ押さえてますがww。内からヴィクトリーは少し出していく気配は見せるもののハナに行く素振りはまるでなしorz。結局、女王ダスカ様が”誰も行かないなら行くよ~”と言わんばかりに前に出ると、牡馬どもは”どうぞどうぞ~”状態(2回目)で、後はやりたい放題…ラストは11秒台を3つ並べる瞬発力勝負となりました…以下、各馬コメントに譲りますが、勝ちタイム自身はこの週の馬場状態を考えると、飛びぬけて速いと言う訳ではないです。

ダイワスカーレット(1着)01-01-01-01 最内
えーと…特に書きたい事はありません。ただ、今回は自分でペースを作った割りには道中も大きく緩ませることが無かったのも事実。これで底力勝負への裏付けという唯一の付け込み所も少しずつ埋められてきてきたという事…馬体重が示すように余裕残しの仕上げだった事を加味すると自身の緒戦としては最高のものになったのではないか…という事は、それに逆らい続ける限り、自分への払い戻しは無いという事になるwww。

エイシンデュピティ(2着)02-02-03-03 最内
スタート直後はこの馬が先手を主張しかけたが、女王様が行くとなれば控えて2番手に。その後は内でしっかりと脚を溜めて直線もしっかりと伸びた。女王様の作る流れの恩恵を一番受ける事が出来たのは間違いないが、2000mでもこんな競馬が出来た事は収穫と言っていいのではないだろうか?

アサクサキングス(3着)02-02-02-02 内
道中は2着馬の外をぴったりと並走していたが、3角過ぎから自ら前を捕らえにかかる。その分内で脚を溜めていた2着馬に掬われた形の3着。プラス16㌔の馬体重の評価はさておき、59㌔を背負い、かつ瞬発力勝負での内容とすれば、そう悪いものではないと思う。3200mもこなせるだろうし、天皇賞も好勝負必至といった所か?

ドリームパスポート(4着)10-10-07-07 内
序盤は後方2番手から。向正面で内をするすると上がって行き、そのまま内を回して直線を迎えるが、前を捕らえるまでには至らず…前にやさしい展開になった事、自身が勝ち味に遅いのは事実だが、今年に入り似たような結果しか出せないのは、この馬ひいきの私としては非常に歯がゆさを覚える。展開不問の中、高い次元で安定した力を出せてはいるのだろうが、勝ちきるまでにはもうワンパンチ必要…と言わざるを得ないのだろうか…

ブライトトゥモロー(5着)06-06-05-03 外
中団から4角では積極的に上がっていったが、最後は伸び脚を欠いてしまった。勝負所で外を回したが、ペース的には合っていたように思われ、この馬の力は出せたといって良いだろう。

メイショウサムソン(6着)05-04-03-03 中
分の悪い瞬発力勝負…先に目標が有る…とはいえ正直言って、何の見せ場も無かった事に失望気味。休み明けとは言え、これ以上の上積みが大きいとも思えないし、天皇賞でも素直に信用していいものやら…かなり疑問の残る結果。

×サンライズマックス(10着)07-07-07-07 中
瞬発力勝負が悪いとも思えず、個人的には納得のいかない敗戦。普段はどうか分からないが、現場で見ている限り、かなりテンションが高かった事が災いしたのかも知れない。

何が言いたいって…冒頭の2頭のレース振りっすよ。誰の判断でそうさせたのかは知る由もありませんが、ガッチリ控えて結果が出るとは誰も思ってないでしょうが!で、実際に8・9着って…ホントに開いた口が塞がりません。個人的にはこの2頭が女王様困惑Lapを作り、レースをかき回してくれる事を望んでいただけに、テンションの下がりっぷりもひとしおでしたよ。いや、馬券を外したから言う訳じゃないんですよ。いやマジでね…

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