重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

2019 札幌2歳Sの回顧

 非常に分かりやすい説明だと思いました。均一性と走りやすさを目指したら結果、結果時計が速くなったという事なんでしょうが、個人的に日本の馬場作りの方向性としてはそれで良いんじゃないかなと思います。時計が速いから強いという訳ではないでしょうし、文中にもあるように、ディアドラのように腰を据えて滞在し、欧州の馬場に対応できるようになった日本馬だっているのですから、外国馬に対して、調教面含めた滞在中のインフラをしっかりと使えるような仕組みを作れば、外国馬で日本長期滞在するような馬が出てくるでしょうし、そこで結果を出してくるような馬がいれば、もっと日本競馬の価値が上向いていくような気がするのですが。

 

札幌2歳S

Lap・馬場振り返り

12.3-11.5-12.2-12.3-12.3-12.5-12.5-12.3-12.5=1:50.4

 平均よりやや速めのLapを淡々と刻んでいった前半戦。更に3角以降で先行~好位組が早めに前を潰しにかかったことで、より一層後ろの馬に優位な展開となった。その裏で、早めに潰された逃げ馬たちの後ろにいた組で、割を食った馬もいるので、そのあたりの上げ下げは忘れずにしたほうが良いだろう。

 

各馬振り返り

 ブラックホール後方で追走もやや苦労していたが、3角以降大外を回しつつ勢いをつけると残り1Fで前を捕らえ切っての完勝だった。いかにも持久力型という走りを3走続けており、ここへの適性が一番高かった結果と言えるだろう。残念ながら中央場所でこのようなレースになる可能性は少ないので、そこでどれだけ走れるかは微妙…決して弱い馬ではないのだが。

 サトノゴールド:出負けで後方から。とりあえずここは流れが向いた感が強く、このレースだけではそこまで評価できそうにない。次以降は半信半疑で。

 ダーリントンホール:内で下がってくる馬たちが壁になって完全に追い出しが遅れてしまった。見直し可能だが、血統面からはこんな馬場があっていた可能性もあるだけに、中央場所に戻ってどんなレースになるのかは…あまりに速い馬場はダメなような気もするのだが…

 ゴルコンダ:やや出負けで後方。3角から強気に出ていき見せ場は作ったが、さすがにラストは止まってしまった。やや乱暴な乗り方で見直し可能だが、いい馬場でも決め脚勝負より持続力を発揮するレースのほうが持ち味を活かせそうだ。

 

 

 この馬→も明らかな早仕掛けで、ラストが止まるのも仕方なし。速い馬場どんとこいというタイプではないですが、器用さは感じる馬なので、小回りの舞台なら自己条件は普通に通過できるはずです。





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2019 京成杯AHのほんのちょっと気になる馬

 昨日は比較的きれいに決まってくれましたね。勝ったかと思ったのですが、その辺は三浦コーセイって事で…ゲインがあまりなかったのは残念ですが、気持ち良い秋競馬の開幕になりました。それを受けての日曜日…重賞は気のある馬を見つけるのがかなり難しかったです。ほんのちょっと気になる馬ということでご覧くださいませ。

 

中山11R 京成杯AH(G3) 芝1600m

ほんのちょっと気になる馬

ハーレムライン

 →土曜の競馬を見る限り、差しも決まるというより、やや内目が有利…外を回して差してくる馬は少し厳しいかなという印象だ。そんな中でのピンク帽推奨…その心は、もちろん先行できそうだから。短距離でもスピード負けしないプールヴィルが2つ内にいて、それについていけば必然的に好位が取れるのではないかという妄想である…無理筋なのは百も承知で、逆に言えばそんな妄想でもしなければ、気になる馬を見つけられないという状況を察して頂けると有り難いという感じである。もともと中山は得意で、前々走で高速馬場をクリアしたという裏付けもあるので、私が有村架純と仲良くなる可能性よりは、全然あると思って買ってみたい。

 

馬券はどう買う?

 秒で3連複を選択。枠と流れを考えるとクリノガウディーはかなり有力と見ているので、この2頭軸を少し厚めに買って、01 08 10 11を2列目に置くパターンも押さえておこう。

 

 

その他気になる馬

阪神11R 

 →コチラは中山以上に妄想の強い推奨。前走はペースは悪くなかったのだが、テン乗りカタカナジョッキーで前に行き過ぎた印象。前段の通りハイペースはこなせるので、もう少しじっくり運べば見せ場があっても…この枠も悪くない。






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2019 紫苑Sのちょっと気になる馬

 このブログは夏でも秋でもすることは変わらないので淡々と進めていくのですが、一応言っておきます。今日から秋競馬ですね(棒)

 

中山11R 紫苑S(G3) 芝2000m

ちょっと気になる馬

フェアリーポルカ

 →開幕前のエアレーションが定番となり、開幕週から差しが届く中山…ここ2年は高速化した上で、差しも決まる馬場になっている。過去2年の勝ち馬(ディアドラ、ノームコア)は適正より能力の違いという側面が大きいのだが、今年はカレンブーケドールがそれに該当する以外は、そこまでハイレベルのメンバーではなさそうなので、馬場とペースの適正上位馬を積極的に狙ってみたい所だ。

 そこで、この馬。注目すべきはフローラSで、大外から積極的にポジションを上げ、数字以上に長い脚を使いながらも、高速上がり勝負に対応しコンマ1秒差。続くオークスは外から先行して見せ場こそ無かったが、流れに乗れておらず、そこまで悲観視する内容でもなかった。ここは絶好の中枠を引き、特に早い逃げ馬もいない中で、上手く中団までのポジションを確保できそう…人気の盲点になっている感もあり、本番はともかくこの舞台で一発かますだけの要素は揃ったと言えるのではないだろうか。

 

馬券はどう買う?

 前段の通り、カレンブーケドールのオークスは決してフロックで走れる内容ではないので、基本は3連複2頭軸で買いたいが、万一の紛れも考えて08 15を2列目に据えた3連複も少額押さえておきたい。

 

 

その他気になる馬

阪神11R 

 →ハイペースならば自身の脚は使える馬。ここはシュウジがそこそこのペースを作りそうだし、ダート2走目のエアアルマスがそのペースに対応できる保証もない。全体的にメンバーが丁重なこともあって、OP特別の掲示板下位が定番のこの馬にチャンスが回ってくる可能性がないかな…ということで、小銭投下の推奨としておく。






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2019 新潟記念の回顧

 ハードウェアの購入はPS2で止まっているようなオッサンでも楽しめそうですね。いやぁ俄然Nintendo Switchが欲しくなってきました。そう言えば先日、某国からの戻りの飛行機内でコチラの富裕層のお子様(ク◯ガ◯)が、嬉しそうにプレイしていましたな。その時に持ち運びができるって初めて知った次第です。

 そんなこんなで、すでに金曜日…次週に持ち越しは確定ですが、できる範囲で進めていくことにします。

 

新潟記念

Lap・馬場振り返り

12.7-10.9-11.3-11.7-12.0-12.5-12.0-11.3-11.1-12.0=1:57.5

 予想通りブラックスピネルが主張するも、内のクラウンディバイダが中々引かず。意外と前半は流れ、中盤は緩んだものの、前半の速さをカバーするまでには至らなかった。直線の末脚比べでもラストは大きくLapを落としてのゴール。位置取り面ではやはり後ろの馬に分があったと言えるが、最終週の荒れ馬場も相まって、スタミナの有無がしっかりと結果につながる10F戦だったという印象のほうが強い。

 

各馬振り返り

 ユーキャンスマイル:前半は控え気味に後方のイン。3~4角で緩んだ際に内を使ってうまく前との差を詰めると、ペースの上がった直線も内目から徐々に外に向けて、他を出し抜くように伸びてきた。明らかに距離不足の一戦で結果を出せたのは、スタミナをも問われる流れになったこと、また各馬が外目に意識を向け、ぽっかり空いた内を上手く追い上げが出来た…それを選択した鞍上の好判断も大きく寄与したと言える。さすがに秋天は分が悪いだろうが、アルゼンチン共和国杯で走りを確認した上で、JCに出るならその時に改めて考えたい。

 ジナンボー:出していきつつ、ポジションを探った結果、クラウンディバイダからやや間を空けた所に収まり追走。直線も各馬に合わせ、ジワッと外に出しつつ前を捕まえにかかったが、内から伸びてきた勝ち馬に先に前に出られると、交わすまでは至らず。勝ち馬対比では、やはり最速区間でのスピード負けをし、ラスト1Fで巻き返すという感じだっただけに、もう少し早めのスパートもありだったかなと思わせたのだが、そもそもこの上がりに対応できたことが驚きで、ここに来てようやく力をつけてきた印象。次走以降も無条件でという訳には行かないだろうが、とりあえず注視したい。

 カデナワンターンに替わっても、しっかりと溜める競馬は変わらず。残り3F目の伸びは今ひとつだったが、2~1F目でしっかり脚を伸ばして3連複は確保できた。流れが思いのほか速く、かつ上がりに寄らなかったことで、位置取りの利を受けるとともに、自身の好走パターンに近いレースが叶った…というのが最大の好走要因であり、これまでの評価を上げる必要はないだろう。

 ブラックスピネル:ペースに関係なくハナに立てれば、それなりのパフォーマンスを見せる馬。ここも前半で主導権を握るのに手間取りながらも、自身の力は見せたと言えるだろう。単騎からの上がり勝負でもそこそこやれる馬なので、今後もメンバー次第では常に押さえておかねばならない馬と言えるだろう。

 フランツ:決してこなせないペースではないとは思ったが…準OP勝ちのようなもっと軽めの馬場のほうが合っているのかもしれないが、現時点では重賞で即勝ち負け的な存在ではないという事にしておきたい。

 レイエンダ:端的に言えば、このペースで歯が立たなかったという事だろう。参考外でペース合いそうな毎日王冠ならワンチャンあって不思議ではないが、基本的に人気先行型であることは忘れずに。

 サトノキングダム:ちょっと気になっていた馬。このペースに対応しきれず。もう少し単純な上がり勝負のほうが合う。

 

 

 新潟らしいペースに期待してこの馬→(カヴァル)を買った方もたくさんおられるのでしょうが、その面では少し期待外れになってしまっただけに、凡走も仕方ないところだと思います。直線で行き場がなくなるシーンも複数回あって、見直し可能と判断しました。







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2019 新潟記念のちょっと気になる馬

 今週末はこの国では珍しい3連休…というわけで、某国で少し羽根を伸ばしている関係で、超簡易版でお届けしようと思います。ブログランキング誘導のリンクもやり方が分かりませんので、奇特な方は過去エントリのバナーをポチっとしてやって下さい。

 

新潟11R 新潟記念(G3) 芝2000m

ちょっと気になる馬

サトノキングダム

 6歳になってようやく本格化…基本的には前付けして上がりをまとめるのが得意な馬で、ココはブラックスピネルの単騎が濃厚なだけに、格上緒戦でもワンチャンあるんじゃないかという事での推奨。新潟は馬場が適度に荒れ気味ながら、決して外差し一本になっているわけではないので、枠的にも問題ないと見る。

 

f:id:beraan:20190901082322j:image

最高の曇り空です。

 

 




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2019 新潟2歳Sの回顧

 まだ暫定レートで、今どうこう言うのは速いと思うのですが、キングジョージの時点でエネイブルに126、クリスタルオーシャンに127がついたのがちょっとやりすぎのような感もしますね。ここから秋にかけていろんな馬のレートがインフレ気味になっていくと思われます。

 

新潟2歳S

Lap・馬場振り返り

12.5-11.1-12.5-13.0-12.3-11.0-11.0-11.6=1:35.0

 エレナアヴァンティのペースも競る馬は皆無でペース上がらず。直線のみの競馬となった。もちろん問われたのは上がり適正なのだが、後方の馬が勝ち負けするためには32秒台の脚が必要であり、その時点でノーチャンスの馬が大半だったということは忘れずに。

 

各馬振り返り

 ウーマンズハート:中団馬群の中から唯一の32秒台の脚で差し切り。新馬より上がりの数字は悪くなったが、それは新馬の前半が更に遅かったからで、メンバー中唯一の32秒台という点はやはり強調すべき内容と言えるだろう。直線でふらついたのも、2着馬が外に斜行気味だった影響もあるので、特にマイナスに捉える必要もない。桜花賞までは行かないものの、2歳の間はこの瞬発力で何とかなりそうなので、その間に他の要素を見極めていけばよいだろう。

 ペールエール行きたい馬を行かせての4番手。直線馬場の中ほどに出して押し切り態勢を築いたが、勝ち馬の決め手に屈する形になってしまった。新馬はラスト1F最速Lapを余裕を持って押し切っており、この流れにも十分対応できるだけの下地はあったということだろう。4角の位置取りと使った脚を勝ち馬と比べても、そこまで差があるとは思えないし、立ち回り力を考えると、こちらの方が安定感はありそう。人気は間違いなくこちらの方が薄いので、意外にオイシイところがあるかも。

 ビッグクインバイオ:逃げ馬追う番手から。ペースが上がるところまでは持ったままで追い出されると、ラストは上位2頭に馬体を併せに行ったのだが、ラストは離されてしまった。母もロブロイ産駒の割には上がりの強調できる馬だったし、この馬もその辺りの良い所は引き継いだという感じだろう。位置取りから見ても、ここは上がり負けで良いが、今後も先行策を取るなら、もう少しペースが流れた時にその特性が生かせるかが大きなカギになる。個人的に少し注目したい1頭だ。

 モーベット:少頭数の新馬で強い勝ち方をして、2戦目の多頭数でいいところがないというのはいかにもオルフェーヴルらしい。基本的には次走も静観で。

 


 最終的に上がり負けにはなりましたが、ペースが上がった時にしっかり反応できていたと思わせたのがこの馬です→(シコウ)もう少しペースが流れる距離短縮の舞台でもう一度見てみたいですね。






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2019 キーンランドCの回顧

 うーん。これは残念です。個人的には秋天よりマイルCSか香港で期待していたのですが…岩田クンもちょっとツキがない感じですが仕方ありませんね。

 

キーンランドC

Lap・馬場振り返り

11.9-10.3-11.0-11.7-11.8-12.5=1:09.2

 ナックビーナスとライオンボスのハナ争い。3角過ぎるまで雁行が続いて必然的にハイペースになった。後半はライオンボスが少し外に進路を取り、ナックビーナスが出し抜けるような形になったものの、ペース的には最後まで減速が続いてのゴール。馬場的にはフラットに近かったが、前後半差+2.8ではやはり後ろの馬に出番が回ってきたということになる。

 

各馬振り返り

 ダノンスマッシュ:好発からハイペースを察知し、控えて中団の前目から。4角でもいつもより前との差があったが、しっかり伸びて自身より後ろの馬の追撃を封じきった。京都6Fで連勝しているようにイーブンに近いLapで自身の脚を生かす競馬が好走パターンだったが、この前傾でもしっかり対応。昨年のこのレースで加速Lapを取りこぼした事を考えても、この様なレースの方に適正があるという事を示したと言えるだろう。坂への適正は測りかねるが、春よりパワーアップした今ならあまり関係ないのかもしれない。

 タワーオブロンドン:6F2戦目で前走より対応はできていたが、やはり後方から。終始馬群の中を追走し、直線も馬の間を割って伸びてきた。結果的に位置取りが奏功したとも取れるし、やはりこの距離は少し忙しい印象。スプリンターズSも流れが向けば…という感じにとどめておきたい。

 リナーテ:中団の外から。3角以降は勝ち馬の後ろを追走し、4角でも上手くその外を通して伸びてきたが、ラストは僅かに届かなかった。位置取り面での優位性はあったものの、末脚の安定振りは健在でスプリンターズSでも流れ一つでワンチャンありと見ておこう。

 ライトオンキュー:出は普通だったが、ついていけない感じで中団の後ろへ。4角ではリナーテに上手く入られるような感じで大外を回して伸びてきた。ハマった印象もないのだが、リナーテとの比較ではどうしても見劣る印象。OP特別ならいい勝負は出来るはずだが。

 ナックビーナス:昨年の勝ちを意識したのか、競られながらもハナを主張。同型は全て競り落として粘り込みを図ったが、ラストは流石に失速。この結果は気にする必要はないだろう。ただ負けて強しのイメージではないので、G1で巻き返せるかは微妙としておく。

 セイウンコウセイ:最序盤はハナ争いだったが、すぐに控えて3番手。4角では手応えが微妙で惨敗もあるかと思ったが、思いの外踏ん張った。内外から挟まれ、序盤から望んだ展開で走れておらず、この馬も参考外と見ていい。本番は少なくともナックビーナスよりは買いたい存在と言える。

 デアレガーロ:ちょっと気になっていた馬。中団のインで上手く追走し、直線も全く狭くなるところもなかったが、思った以上に伸びなかった。こんな距離でも、上がりの数字を強調するようなレースのほうがいいのかもしれず、ここは見立て違いだった。反省。もし次買うなら距離延長の舞台で。


 重賞で…という訳ではないですが、OP特別なら末脚は通用するのかなというのを見せたのがこの馬→(パラダイスガーデン)年齢や斤量面の問題もあるので、いつでも買えるというわけではないですが、OP特別で3連系の3列目には塗っておいたほうがいいのかもしれません。






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