重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

2019 中山記念の回顧

 最終週に2勝ですか…結局、単勝を買い続けていたら回収率は100超えだったんですね。さすがカタカナジョッキー…と、言うことにしておきましょうか。

 

中山記念

Lap・馬場振り返り

12.4-11.1-11.5-11.7-11.5-11.7-12.1-11.6-11.9=1:45.5

 連闘でやってきたマルターズアポジーがしっかり出てのペースメイク。3F目まではやや速いペースで推移し、その時点でかなり縦長になった。4~5F目も中山内回りらしく緩めず、差が詰まりだしたのは3角に入ってから。残り400mを過ぎてラッキーライラックのLapとなりゴールまでほぼそれが維持された。3番手以降で見ると、11.7~12.1の部分で一気に前に迫っており、中山9Fのデフォルトに近いレースだったと言えるのではないだろうか。

 

各馬振り返り

 ウインブライト:4番手から正攻法。4角では手応えで見劣っていたが、グイグイと伸びてラッキーライラックをゴール前でキッチリと捕らえた。3番手以降で最速Lapとなった上がり2つ目で手間取ったのは時計対応力の差だろうが、それをコーナーでの機動力の優位性でカバーした感じ。この機動力こそがこの馬のいい所であり、中山巧者の所以と言えるのだが、逆に言えば3~4角でやや短いながら直線があって大回りになる阪神では期待値は下がってくると思われる。目標にするなら香港なのかも…

 ラッキーライラック一頓挫あった昨秋からきっちり立て直し、前をしっかり追いかける負荷の掛かる位置で立ち回った。ギアアップも出来る馬で、この競馬が出来るのであればヴィクトリアマイル、もっと言えば安田記念もペース関係なくかなり有力と言えるが、大阪杯に回るのであれば距離がネックになってくるかも。

 ステルヴィオ差しに回り、勝ち馬の外から差し切らん勢いだったが、ラストは甘くなってしまった。前哨戦かつ安全に乗られた感もあって、特に評価を落とす必要はない。距離的には伸びてもこなせるとは思うが、少なくとも前半は緩めに入ってほしい所。

 スワーヴリチャード:隊列がバラけた2角で内に入れて勝ち馬の後ろを追走。そのまま内を回してきたが、4角での手応えは微妙で直線も今ひとつ伸びてこなかった。右回りの適性は問われない隊列だったが、プラス14が示すように先を見据えた仕上げだったということだろう。ただ昨秋も一線級とはちょっと離れる結果だっただけに、昨春レベルまで戻せているのかは…まぁドバイなのでそこはそこで応援したいが。

 エポカドーロ:皐月賞を彷彿とさせる競馬と位置取りだったが、直線では今ひとつ見せ場がなかった。とは言え、この馬の上がりは使えており、上がり負けという印象もあるので、一応参考外としておきたい。大阪杯も馬場次第ということにしておくが、今の阪神も高速馬場だけに…

 ディアドラ:じっくり構える競馬だったが、切れる脚は見せられず。この馬も前哨戦だっただけに、気にする必要はないのかもしれないが、前半から流れて追走にあまりに脚を使うようなペースは合わない可能性が大きい。ドバイターフも流れ一つ…スローになればワンチャンあるはずだが、差し遅れは勘弁。

 

 

 力の劣る馬が、立ち回りで来られるレースではなかったので、順番はさておき、人気どころが上を占める結果になったのですが、決して合う馬場と展開ではなかったものの、しっかりと脚が使えたのがこの馬→マイネルサージュ)メンバーの落ちる重賞なら勝負になるだけのものは見せてくれたと思います。






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