重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

2015 目黒記念 回顧


まいどー!!です、bera-an2です。

今年はアメリカで37年ぶりに3冠馬が誕生したようですね~。アメリカの3冠ロードは5週間という短期間で長距離移動をはさみながら距離の違うレースを転戦するだけに、達成するのは桁違いに難しいのです。ただ、それを達成できるというのは真の強さの裏付けであり、その後も目覚ましい活躍をする馬がほとんど…アメリカンファラオもココからはブリーダーズカップを目標にしていくと思うのですが、これはこれで楽しみが増えました。

レース結果

2015年 5月31日(日) 2回東京12日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【12R】 第129回目黒記念
4歳以上・オープン・G2(ハンデ) (国際)[指定] 芝 2500m 18頭

LAP  7.1-11.5-11.7-12.3-11.9-11.8-12.0-12.5-12.2-11.7-11.6-11.4-12.0=2:29.7
通過 30.3-42.6-54.5-66.3  上り 71.4-58.9-46.7-35.0


馬 名騎手タイム着差通過順位上3F
1
ヒットザターゲット小牧2.29.7
08-08-10-0934.411
2
レコンダイトM.デ2.29.91 1/406-06-06-0634.84
3
ファタモルガーナ戸崎2.30.01/205-05-05-0335.11
17
メイショウカドマツ川田2.30.0クビ01-01-01-0135.36
6
トラストワン横山2.30.3203-03-03-0335.415
15
ダービーフィズ蛯名2.30.4クビ17-18-13-1234.82
12
ムスカテール吉田2.30.4ハナ11-11-10-0935.110
8
トウシンモンステラ福永2.30.4クビ07-07-07-0635.37
4
アドマイヤスピカ岩田2.30.6110-10-10-0935.33
7
アンコイルド北村2.30.6クビ14-14-17-1734.812
11
タガノグーフォ菱田2.30.7クビ13-13-13-1235.117
14
ステラウインド武豊2.30.81/208-08-07-0635.75
9
ヴァーゲンザイル田辺2.31.01 1/216-17-17-1735.18
10
ニューダイナスティ内田2.31.11/203-03-02-0236.39
5
オーシャンブルーC.ル2.31.2クビ11-11-13-1235.614
18
ランデスバル杉原2.31.2クビ02-02-03-0336.316
16
マイネルメダリスト柴田2.31.4114-15-13-1635.713
13
サイモントルナーレ江田2.32.9918-15-07-1237.318

単勝  1 \2530
複勝  1 \550 / 2 \230 / 3 \200
枠連  1-1 \15990 (32)
馬連  01-02 \14460 (48)
ワイド 01-02 \3290 (44)/ 01-03 \2610 (38)/ 02-03 \550 (1)
馬単  01-02 \24640 (97)
3連複 01-02-03 \16680 (61/816)
3連単 01-02-03 \105200 (402/4896)

ペース・展開おさらい

スタート直後に挟まれかけたメイショウカドマツだが、何とか切り抜け単騎でのペースメイク…前半3.5F通過時点ではスローの様相だったが、4.5F通過以後はペースを上げてスタミナ勝負に持ち込もうとする前半戦となった。ただそれについていく馬はおらずに離し逃げ状態になり、後続集団に関しては終わってみれば、5.5F目からの3つ「11.9-11.8-12.0」の部分で差をつけられ、そこから残り3Fまでの間に前との差をほぼ無くすような動きになっており、上がり5~6Fのロングスパート戦だったと見て良いだろう。ただ前半が少し遅かった分、その分は上がりの時計に反映されている。

馬場に関してはダービー回顧で触れたとおり。極端に乾いて高速化…内目を通る差し馬に有利に働いた馬場だった。

各馬ひとこと

ヒットザターゲット

中団の内目から。終始内目を通り、直線もバラけた中で内目を突き、先に抜けだした2着馬をきっちりと捕らえた。これまでの重賞勝ちは全て内枠、長距離戦でのロングスパート合戦もこなせるだけに、ここはかなり条件が揃っていたということ。前走とて流れが合わなかっただけで自身の脚は使っており、決して悲観する内容ではなかったことを思えば、ここは人気の盲点になっていたとも言える。これで過剰に評価を上げる必要もないだろうし、G1の舞台では力的には微妙なだけに、宝塚記念でも内の優位性を活かせるような条件ならば一考しても良いのではないだろうか。

レコンダイト

こちらも中団内目…勝ち馬よりは少し前の位置だった。直線はやや外に出しながらジリジリと伸び残り100mでは先頭に立ったのだが、勝ち馬には内から掬われてしまった。前走を見ても長丁場のロングスパート適正はかなり高そうで、ここも条件が揃っていたと言っていいだろう。逆に言えばこれ以上を望むのであればもうワンパンチ欲しい所…サマー2000シリーズの舞台は流れ一つといった感じだろう。

ファタモルガーナ

いつものように先行策、そしていつものように早くから押し通しの競馬。それでもしぶとくしぶとく伸び続けて何とか3着は確保できた。さながらあまり強くないゴールドシップといった感じである。直線のパフォーマンスを見てもスタミナ生かしてなんぼという感がありありと感じられるだけに、他の舞台で好走を期待するのは酷というもの。サマー2000の舞台でも狙える要素はあまりない。ただアイルランドTでびっくりするような上がりを叩き出した実績もあり、新潟記念ならワンチャンスあるかも。

メイショウカドマツ

唯一前半から速いペースを刻んでスタミナに寄せた動きをした馬。結果、この位置で踏ん張れており力は出せたといっていい。逃げ馬の中では比較的上がりをまとめられる馬だけに、意外と東京の舞台はあっていそう。逆に言うと小回りに出てくるようなら半信半疑で…ということ。

トラストワン

インの3番手からしぶとく粘り掲示板は確保できた。前半スローの内に枠の利でいい位置を確保できたこと、ロングスパート戦になったこと、斤量に恵まれた事、馬場を上手く行かせたこと全てがプラスに働いたと考えていいだろう。

ダービーフィズ

出負けして最後方から。向正面で内目を突いてポジションを上げ、そこから徐々に外に出しながら前を窺ったが…強烈な上がりを持った馬ではないだけに、この流れならもう少し何とかなったはず。逆に言うと力不足だったということか。

アドマイヤスピカ

中団からスムーズなレースが出来ていたように思えるのだが…準OPの勝ちっぷりを考えると、ここでももう少しやれて欲しかったというのが正直な所だが、前走がハマりすぎたと考えたほうがいいのかもしれない。



時期的なものを考えてもこのレースの後に直結するレースがないんですよね…同じ条件のアルゼンチン共和国杯ならレース内容次第でオッと思わせる馬もいたりするのですが。今年も収穫としては非常に薄いものになってしまいました。



ポチポチおねがい!!
競馬ブログ・ランキング
ランキング参加中!!

ペタしてね

フォローする