2015 ダービー卿チャレンジトロフィー 回顧
です、です。
この週は2重賞のみだったのですが、どちらも見応えがありましたね~。あまりスポットの当たらないハンデG3だったのですが、早速見ていくことにしましょう。
レース結果
2015年 4月 5日(日) 3回中山4日 天候 : 小雨 馬場状態 : 良【11R】 第47回ダービー卿チャレンジT
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)[指定] 芝 1600m 16頭
LAP 12.3-11.5-11.8-11.1-11.3-11.6-11.7-10.9=1:32.2
通過 35.6-46.7-58.0-69.6 上り 68.4-56.6-45.5-34.2
馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
10 | モーリス | 戸崎 | 1.32.2 | 14-15-13 | 33.0 | 1 | ||
9 | クラリティシチー | 三浦 | 1.32.8 | 3 1/2 | 11-13-08 | 33.7 | 4 | |
4 | インパルスヒーロー | 田中 | 1.32.9 | クビ | 08-12-13 | 33.9 | 9 | |
12 | エキストラエンド | 岩田 | 1.32.9 | クビ | 14-16-16 | 33.4 | 5 | |
13 | ブレイズアトレイル | 藤岡 | 1.33.0 | クビ | 06-07-08 | 34.3 | 7 | |
16 | クラレント | 勝浦 | 1.33.0 | クビ | 03-06-06 | 34.5 | 11 | |
11 | ウインマーレライ | 松岡 | 1.33.3 | 1 3/4 | 03-04-04 | 35.0 | 14 | |
15 | アーデント | 石橋 | 1.33.4 | 1/2 | 08-02-03 | 35.3 | 10 | |
1 | カオスモス | 内田 | 1.33.4 | ハナ | 02-04-04 | 35.1 | 8 | |
5 | フラアンジェリコ | 柴山 | 1.33.5 | 1/2 | 11-09-08 | 34.7 | 13 | |
2 | マイネルメリエンダ | 柴田 | 1.33.5 | クビ | 03-02-02 | 35.5 | 6 | |
6 | コスモソーンパーク | 丹内 | 1.33.6 | 1/2 | 08-11-11 | 34.7 | 3 | |
14 | インプレスウィナー | 柴田 | 1.33.6 | クビ | 13-09-11 | 34.8 | 16 | |
3 | シャイニープリンス | 横山 | 1.33.7 | クビ | 06-07-06 | 35.1 | 2 | |
7 | タガノブルグ | 吉田 | 1.34.0 | 1 3/4 | 16-13-15 | 34.9 | 15 | |
8 | ラインスピリット | 森一 | 1.34.2 | 1 1/4 | 01-01-01 | 36.2 | 12 |
単勝 10 \310
複勝 10 \160 / 9 \290 / 4 \590
枠連 5-5 \1730 (7)
馬連 09-10 \1640 (2)
ワイド 09-10 \790 (4)/ 04-10 \2260 (29)/ 04-09 \3280 (43)
馬単 10-09 \2310 (3)
3連複 04-09-10 \14860 (49/560)
3連単 10-09-04 \51710 (141/3360)
ペース・展開おさらい
前半3F目までは馬場を考えるとかなりのスローと言えるのだが、外からアーデントが競り掛けるようにして4F目から突如ペースアップ。中盤2Fの22.4は過去10年で最速をマークして終盤へ…そのままジワジワとペースを落とす我慢比べと思いきや、ラスト1Fでレース内最速10.9がマークされてのゴールという、中山では到底考えられないLap構成での決着となった。ラストは勝ち馬のみがマークしたもので置いておくにしても、その部分を抜きにしても中盤で極端にペースが上がったことは、前の馬にはやはり厳しい物だったと言える。ただこの流れで外を押し上げる馬にとっても決して楽ではなかっただろうし、結果的には後方でじっとしていた馬が一番良かったのではないかと思えるレースであった。そして更に後方の馬を押し上げる要因になったのは馬場…Bコース替わりで突如高速化&差し優勢に変貌した週であった事は覚えておきたい。
各馬ひとこと
モーリス
出負けで馬群の後方に位置し、3角からは外目。直線までそのままの位置をキープすると、直線半ばで前にいた2着馬の外に出すと一気に突き抜けた。位置取りの利は間違いなくあったが、坂の部分を10秒台でまとめるとは恐れいったの一言。ラスト2F目も恐らく10秒台だったと思われる。今回の様な緩みの少ないロングスパート戦でも強烈な上がりを強調できる事を証明できただけに、安田記念も十分視野に入るパフォーマンス…一気に主役に踊りでたのではないだろうか。クラリティシチー
すっと下げて後方から。前半は折り合いに苦労するような所もあったが、ペースが上がった所で何とか折り合い徐々にポジションアップ…直線も外からよく伸びたが、勝ち馬には抵抗すら出来なかった。復帰後の今春2戦のパフォーマンスは上々…共に持続力勝負の中で決め脚を生かすレースだっただけに、現状はそのようなペースがあっていると言う事でよいだろう。インパルスヒーロー
内で脚を溜めながらの競馬だったが、3角以降は外の各馬が進出した後を追うように進路を切り替え大外から勝ち馬の後ろに付けて伸びてきた。スランプ以前もこのようなペースで好走を続けていただけに、ここ2戦の走りは復調の兆しが見えるものだったと言える。ただ勝ち負けまで持ってくるにはもうワンパンチ、もしくは更なる上積みが欲しい所。エキストラエンド
最後方からの競馬もペースが上がった所でやや置かれ加減になってしまった。ラストはそれなりに伸びてはいるのだが…それでも力は出せていると見てよいだろう。立ち回り重視の馬だけに、内の恩恵があるようなレースならば買えるのだが…ブレイズアトレイル
中団で構えていたが、4角以降はずっと窮屈な感じで、少し脚を余してしまった印象。ただ様々なペースでそれなりの結果を出し続ける馬だけに、過剰な加点は控えておいたほうがいいだろう。引き続きマイル戦なら常時注意が必要な一頭。クラレント
58.5キロと厳しいレースを前で受けた割にはよく踏ん張っている。力の衰えは考えないで良いだろう。左回りの安田記念ならチャンスがあっておかしくないのだが…コスモソーンパーク・シャイニープリンス
共に直線は前が塞がって競馬にならず…参考外で良い。それにしても勝ち馬のパフォーマンスは圧巻でした。転厩してここまで馬が変わるとは思いませんでしたよ。地味な血統ですが、ダイナアクトレスやメジロモントレーなどの古き日本の血を詰め込んだ一頭…たまにはこんな馬がG1を取ってほしいものです。
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