2014 天皇賞・秋 回顧
です、です。
いつものように、日本滞在で更新がままならない状態です…今週末は4重賞ですので、今週の積み残しは後々にかなり響きそうな感じなんですが、どうなりますやら…いつものごとくとりあえずG1だけでも…
2014年11月 2日(日) 4回東京9日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第150回天皇賞(秋)
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 2000m 18頭
LAP 12.9-11.7-11.8-12.2-12.1-12.1-12.3-11.4-11.3-11.9=1:59.7
通過 36.4-48.6-60.7-72.8 上り 71.1-59.0-46.9-34.6
馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
4 | △ | スピルバーグ | 北村 | 1.59.7 | 13-14-12 | 33.7 | 5 | |
1 | △ | ジェンティルドンナ | 戸崎 | 1.59.8 | 3/4 | 03-03-03 | 34.4 | 2 |
15 | ○ | イスラボニータ | C.ル | 1.59.8 | 頭 | 03-03-03 | 34.4 | 1 |
11 | ラブイズブーシェ | 古川 | 1.59.9 | 1/2 | 06-07-06 | 34.3 | 16 | |
2 | × | ヒットザターゲット | 武豊 | 1.59.9 | ハナ | 15-14-15 | 33.8 | 10 |
5 | △ | エピファネイア | 福永 | 1.59.9 | 頭 | 09-10-09 | 34.1 | 4 |
3 | ▲ | デニムアンドルビー | 浜中 | 1.59.9 | ハナ | 10-11-12 | 33.9 | 6 |
7 | △ | サトノノブレス | 岩田 | 2.00.0 | クビ | 05-05-06 | 34.4 | 11 |
13 | カレンブラックヒル | 秋山 | 2.00.0 | 頭 | 01-01-01 | 34.9 | 9 | |
6 | ダークシャドウ | F.ベ | 2.00.2 | 1 | 06-08-09 | 34.4 | 12 | |
18 | △ | マイネルラクリマ | 柴田 | 2.00.2 | 頭 | 02-02-02 | 35.0 | 13 |
8 | ディサイファ | 四位 | 2.00.3 | 3/4 | 10-13-12 | 34.4 | 8 | |
14 | ◎ | マーティンボロ | 川田 | 2.00.3 | 頭 | 06-05-05 | 34.8 | 7 |
9 | △ | フェノーメノ | 蛯名 | 2.00.4 | 1/2 | 13-11-09 | 34.6 | 3 |
12 | フラガラッハ | 高倉 | 2.00.5 | 1/2 | 17-16-16 | 34.3 | 14 | |
10 | ペルーサ | 柴田 | 2.00.5 | クビ | 18-18-18 | 34.0 | 15 | |
16 | トーセンジョーダン | P.ブ | 2.00.7 | 3/4 | 10-08-06 | 35.1 | 17 | |
17 | アスカクリチャン | 三浦 | 2.03.9 | 大差 | 15-16-17 | 37.5 | 18 |
単勝 4 \1100
複勝 4 \260 / 1 \180 / 15 \130
枠連 1-2 \1340 (6)
馬連 01-04 \3140 (11)
ワイド 01-04 \980 (11)/ 04-15 \580 (5)/ 01-15 \340 (2)
馬単 04-01 \6780 (26)
3連複 01-04-15 \2850 (5/816)
3連単 04-01-15 \23290 (61/4896)
【ペース・展開おさらい】
予想通りにカレンブラックヒルが出た後は、どの馬も競りかけ無い状態。前半の3F通過は過去10年では2005年に次ぐ遅い通過になったのだが、4F~7F目の中盤では12秒台に入れて、更にペースを落とし、ラストはお決まりの11秒台3連発でのFinish。かなり上がりに寄ったレースとなってしまった。馬群が固まっていたこともあり、問われたのは上がり性能のみ…大舞台での底力といったG1特有のものは必要なかった言える。
馬場的にはCコース替わり1週目でも内の悪い所を全面的にカバーするに至らず。逃げ馬も内ラチ沿いだけは避けて通るような状況だった。ただ内が悪いわけではなく、そこ以外はほぼ互角…気持ち外有利という感じ。やはり馬場バイアスより展開に左右されての結果という見方が大きかったのではないだろうか。
【各馬ひとこと】
スピルバーグ:出は悪くなかったが、ダッシュがつきにくいのはいつもの事。それでも今回は枠の利で中団後ろまで巻き返して2角に入ることが出来た。そこから徐々に外目を目指し、直線に入ってからは大外に持ち出し鋭く伸びた。初重賞がG1という快挙だが、流れ的にはこの馬にドンピシャリ…しかも、格が問われない様な流れだっただけに、強さを見せたというイメージがあまりないというのが正直な所だ。JCでも流れ一つということになるが、ここでも人気は過剰気味に映っただけに、あまり触手は動かないと思われる。
ジェンティルドンナ:スタート決めて3番手のインから。直線は逃げ馬の更に内の狭いスペースを突いていったのだが、微妙に1頭分のスペースが確保できなかった。それでも最後はしっかり伸びて先に抜けたイスラボニータは交わしてゴール。瞬発力は十分ある馬だけに、位置取り、流れ共に十分対応できるものだったといえよう。休み明けで伸びない最内を付いてのものだけに、価値はそれなりにある内容…次は上積みがあっての、前人未到JC3連覇に向けての挑戦。しかも現役最後といっていいレースなだけに、相当仕上げてくるはず。
イスラボニータ:外で前に馬を置けないながらも、ロスを最小限に押さえての4番手。直線はいつもの通り持ったままで前に迫ったが、追い出されてからイマイチ伸び切れなかった。唯一好走に不安があった上がりのみの勝負になった分、負けてしまったという印象で、大きく評価を下げる必要はないと思うのだが、個人的にもっと強くなってほしい馬であり、斤量差のある中でジェンティルドンナに負けてしまったのは、ちょっと不満。次はどこにいくのだろうか…
ラブイズブーシェ:スタートからうまく中団の内目に誘導して脚を溜め、直線も一瞬前がふさがりかけたが、イスラボニータが内に併せに行ったことで前が空いて脚を伸ばすことが出来た。立ち回りが光った事以上に、不得手な流れでしっかりと伸びることが出来たのはやはり力を付けている証拠だろう。距離が伸びるのは問題なく、JCでも流れ一つでワンチャンスあると思うが、本当に買いたいのは有馬記念。
ヒットザターゲット:スタートでダッシュ付かずに後方から。直線は外を選択しよく伸びていたのだが…前走を思えばこの流れも問題なかったと思えるのだが、このメンバーなら得意のイン付きなどの後押しが無いと厳しい印象も。JCもチャンスが無いわけではないが、穴候補筆頭までは少し厳しいかも。
エピファネイア:理想的な位置取りだったが、一言で言えば切れ負け…流れが合わなかった事で情状酌量の余地はあると思うのだが、そこまで強いのかという疑念も…
デニムアンドルビー:上がりは強調できる馬だが、3Fの勝負には向かない馬…内で少し詰まり気味にながらも、ラストまでしっかりと伸びていただけに評価の出来る内容。叩いた次はもっと良くなるはず。JCも要注意。
サトノノブレス:この馬も内を突いたが、行きたいルートをジェンティルドンナに阻まれてしまった。またこの馬にとっても適したペースではなかっただけに、この着順は無視して良い。この馬も有馬記念でもう一度狙いたい。
スローだけに勝ち時計の遅さは気にする必要はないと思うのですが、JCへのたたき台という位置づけのレースになりつつありますので、レースレベル自体は年々下がっていってるのかもしれないですね…
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