重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

2014 菊花賞 回顧


まいどー!!です、bera-an2です。

小銭で遊ぶなどと言っときながら、そこそこの金額を投じた上に◎4着に悶絶している阿呆なオッサンがやってまいりました。言い訳タイムの開始でございます。


2014年10月26日(日) 4回京都7日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第75回菊花賞
3歳・オープン・G1(馬齢) (牡・牝)(国際)(指定) 芝・外 3000m 18頭

LAP 13.0-12.0-12.0-12.0-11.9-11.7-12.4-12.5-12.3-12.4-12.2-11.7-11.7-11.6-11.6=3:01.0
通過 37.0-49.0-60.9-72.6  上り 71.2-58.8-46.6-34.9


馬 名騎手タイム着差通過順位上3F
2トーホウジャッカル酒井3.01.0
05-05-05-0234.53
4
サウンズオブアース蛯名3.01.11/210-10-08-0434.44
10
ゴールドアクター吉田3.01.73 1/205-05-07-0635.07
12タガノグランパ菱田3.01.83/410-10-12-1034.810
6
ショウナンラグーン吉田3.01.8クビ14-14-15-1134.66
16
サトノアラジン浜中3.01.91/216-16-12-1134.99
1マイネルフロスト柴田3.02.11 1/402-02-03-0235.713
7
トーセンスターダム武豊3.02.112-13-11-1135.15
15×ワンアンドオンリー横山3.02.21/207-07-05-0635.61
8
ワールドインパクP.ブ3.02.2ハナ09-08-08-0835.412
17
ヴォルシェーブ岩田3.02.41 1/412-12-12-1135.411
9ハギノハイブリッド福永3.02.53/408-08-08-0835.78
13
ミヤビジャスパー池添3.02.63/416-16-16-1535.214
18
メイショウスミトモ武幸3.03.4515-15-16-1735.717
5
シャンパーニュ松山3.04.03 1/202-02-01-0137.915
14トゥザワールド川田3.05.2704-04-04-0438.72
11
アドマイヤランディ藤岡3.05.41 1/418-18-18-1837.318
3
サングラス古川3.08.1大差01-01-02-1541.516

単勝  2 \690
複勝  2 \280 / 4 \270 / 10 \520
枠連  1-2 \2310 (9)
馬連  02-04 \2640 (7)
ワイド 02-04 \950 (6)/ 02-10 \1940 (19)/ 04-10 \2160 (22)
馬単  02-04 \4470 (14)
3連複 02-04-10 \13340 (36/816)
3連単 02-04-10 \59220 (166/4896)

【ペース・展開おさらい】
サングラスのペース…なのはわざわざ書く必要もないのだが、この大レコードの内訳はしっかりと分析しておく必要がある。まずは1000m毎の3分割タイムで見てみよう。下の%表示は、全体におけるそれぞれの区間の占める割合を表している。

60.9-61.3-58.8=181.0(2014年)
33.6%-33.9%-32.5%


ちなみに2001年からの2014年まで、14年間の平均値は…

60.44-63.61-60.46=184.5(近14年平均)
32.8%-34.5%-32.8%


後半の58.8は1000mで分割した時に、全ての区間において史上初めて記録された50秒台という事になるのだが、割合から見ると決して無茶苦茶例年より速いというわけではない。それより強調しなければならないのは、前半の遅さと中盤の速さの方…ここから考えられるのは、前半は遅めの入りで一団の競馬に…その分、中盤でしっかりと緩む部分があまり無いまま、後半のロングスパートへ繋がっていったと言うこと。特に坂の上りでもしっかりと加速Lapを踏んでから下りに突入しているあたり、決して前の馬に有利な流れというわけではなかったと思われる。

そして馬場はと言うと…この日の京都芝は3着内に入った馬の中で最も外の馬番が10番という、極端とも言える内枠偏重馬場…ただこれらの馬でも外目を差してきている馬に関しては、道中はあまり外を回しておらず、その辺りの影響は大きかったと言えるのではないだろうか。高速馬場になると特にコース取りが重要になる典型例と見ておきたい。

【各馬ひとこと】
トーホウジャッカル
意外にも前目の馬群の中から。4角からは前を行くマイネルフロストの外に早めに取り付きそのまま押し切ってしまった。↑でも書いたとおり、流れとしては決してこの馬に有利に働いた訳ではなく、純粋に強かったと評価できる内容。小回りの機動力も持ち合わせている様な印象もあるだけに、JCより有馬記念古馬にぶつけて欲しいのだが…

サウンズオブアース内ながら前が全く詰まらない完璧な競馬。それでも勝ち馬に届かなかった辺りは少し力差があるのかもしれない。スタミナ適正的に上位であることに加え、春から力を付けているのは間違いないのだが、神戸新聞杯もココも恩恵があった事も事実であり、次は人気になるのであれば少し嫌ってみたい要素は揃っていると言っていいか。

ゴールドアクター勝ち馬マークの位置も直線では離されて苦しくなったのだが、タガノグランパと馬体が合うともうひと伸びして3着キープ。1000万勝ちの内容がかなり緩かったので軽視していたのだが、最後の粘りは距離適性が生んだとも言えるだろう。現時点で言えるのは2400m以上の上がりの掛かるようなレースならといったところか。

タガノグランパ思った通りの内からのレースも最後はお釣りが無くなってかなりの斜行で騎乗停止…距離的に限りなく微妙な中で健闘したと言っていい部類だろう。すでに7Fの重賞は勝っているが、2000m前後なら今後も重賞の1つや2つは十分取れる存在。

ショウナンラグーン4着馬の直後から直線は3着馬を挟むようにして並びかけていったが及ばず。距離への不安はない一頭だったが、この流れが決して合っていたとも思えず、距離適性で勝ち得た掲示板ということだろう。やはりもっと上がりを強調するようなレースで狙いたいのだが…具体的にどのレースかと言われれば…正直、思い浮かばない。

サトノアラジン気の毒としか言いようがない。あれが無ければ3着だっただろうが、そのリスク込みでのイン付きなだけに、それも仕方なし…いつもいつもショウナンパンドラの様に上手くいく訳ではない。ディープ産駒ながら後傾持続力勝負で決め手を発揮できるタイプで、好走条件はそこそこありそう。次走以降も人気にかかわらず要注目。

マイネルフロストペースこそ違えど、やりたいことは出来たと思われここは仕方なし。適距離なら面白いところはいくらでもあるはず。

ワンアンドオンリー前に馬を置けなかったのは枠的に仕方なしだが、それが大きく響く馬場状況だった。もちろん距離的にも問題があったのだろうが、それはある意味負けた組の言い訳の常套手段とも言えるだけに、気にする必要はない。JCに出ないかなぁ…

トゥザワールドこちらも枠的な問題はあったのだが、ロングスパート戦はこの馬の得意舞台だっただけに、それでいてのこの止まりっぷりは如実に距離限界が見えてしまったという事で良いだろう。宝塚記念辺りに向けてもう一度立てなおして頂ければ…

通った部分で大きく差のつく状況になりましたので、むしろ外枠で割りを食った馬は次が狙い目になってくるでしょう。また毎年の事ですが、距離限界で止まった馬も多数いると思いますので、特に負けた馬はここでの着順は実質ノーカンで見るべきでしょうね。



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