2013 ジャパンカップダート 回顧
です、です。
一旦しぼみかけた状態がまた戻ってきたのか??ともあれ、何とか有馬記念までこの状態を維持して走りたいですねぇ…早速振り返っていきましょう。
2013年12月 1日(日) 5回阪神2日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第14回ジャパンカップダート
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) ダート 1800m 16頭
LAP 12.4-11.0-13.4-12.4-12.4-12.2-12.0-12.0-12.6=1:50.4
通過 36.8-49.2-61.6-73.8 上り 73.6-61.2-48.8-36.6
馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
12 | ▲ | ベルシャザール | C.ル | 1.50.4 | 13-09-08-06 | 36.1 | 3 | |
8 | ◎ | ワンダーアキュート | 武豊 | 1.50.4 | クビ | 10-09-10-10 | 35.9 | 6 |
6 | △ | ホッコータルマエ | 幸英 | 1.50.5 | 1/2 | 02-02-02-02 | 36.6 | 1 |
7 | ブライトライン | 福永 | 1.51.0 | 3 | 05-06-06-06 | 36.8 | 7 | |
14 | ニホンピロアワーズ | 酒井 | 1.51.2 | 1 1/4 | 02-03-02-02 | 37.2 | 5 | |
13 | ☆ | グランドシチー | 津村 | 1.51.2 | 頭 | 15-16-16-15 | 36.2 | 15 |
4 | エスポワールシチー | 後藤 | 1.51.4 | 1 | 01-01-01-01 | 37.6 | 4 | |
16 | テスタマッタ | D.ホ | 1.51.4 | クビ | 15-14-10-08 | 37.0 | 16 | |
11 | ソリタリーキング | 戸崎 | 1.51.4 | ハナ | 13-12-13-13 | 36.7 | 12 | |
3 | メーデイア | 浜中 | 1.51.4 | 頭 | 02-03-04-04 | 37.3 | 13 | |
2 | △ | グレープブランデー | M.デ | 1.51.6 | 1 1/4 | 05-06-10-10 | 37.1 | 11 |
9 | ☆ | ナイスミーチュー | 小牧 | 1.51.7 | 3/4 | 11-12-13-14 | 37.1 | 14 |
1 | ○ | ローマンレジェンド | 岩田 | 1.51.8 | 1/2 | 09-09-08-10 | 37.4 | 2 |
15 | ☆ | インカンテーション | 大野 | 1.52.0 | 1 1/4 | 05-03-04-04 | 37.9 | 9 |
5 | △ | クリソライト | 内田 | 1.52.1 | 1/2 | 05-06-06-08 | 37.9 | 8 |
10 | パンツオンファイア | G.ス | 1.52.7 | 3 1/2 | 11-14-15-16 | 37.7 | 10 |
単勝 12 \840
複勝 12 \250 / 8 \260 / 6 \110
枠連 4-6 \2490 (11)
馬連 08-12 \4850 (13)
ワイド 08-12 \1360 (14)/ 06-12 \380 (3)/ 06-08 \340 (2)
馬単 12-08 \9810 (30)
3連複 06-08-12 \2160 (4/560)
3連単 12-08-06 \24440 (70/3360)
【ペース・展開おさらい】
並んでエスポワールシチーとメーデイアという予想通りの先行争いは後者が引くことで一件落着したのだが、逆にそこにホッコータルマエとニホンピロアワーズが迫っていくような展開で1コーナーへ…ただこの2頭はあくまで番手キープに終始したため、前半の3F:36.8は阪神で行われた全6回の中で最遅の通過となった。向こう正面に入ると、さすがに後続各馬が前を突くような形でペースアップし、そのままゴールまでジワジワとペースを上げ続ける持続力勝負での決着。ラストのLapの落ち込みも、坂を考慮すれば劇的にペースダウンした訳でもなく、それはひとえに前半の入りが緩かったからということだろう。ただ流れとしてはどの馬に有利不利があったというわけではない。
【各馬ひとこと】
ベルシャザール:1角では後方だったが、ペースの緩んだ2角までで上手く外目の中団まで押し上げての追走。勝負どころも終始外々を回りながら積極的に前を捕えにかかり、そのまま押し切っての戴冠となった。予想段階でも書いたが、跳びの大きな馬だけに、外目を通るのは推進力という面では大きなマイナスにならなかった。とは言え、この流れを地力で押し切っているだけに、力の裏返しにほかならず、ダート界に新星誕生と言えるだろう。それでいて一定の瞬発力にも持ち合わせているように、異なる流れでもそれなりに対応できそうで、フェブラリーSももちろん有力。
ワンダーアキュート:3角から勝ち馬が前を目指したのとは対照的に、そのままやや内目を楽に追走し、直線で一気に外に出し猛追したがわずかに届かず。鞍上スイッチ後の3レースとは全く違う位置取りだったが、終始楽な追走で追い出したのは直線で外に出してからという、まるで芝のレースを見ているかの様だった。こんなレースが出来た事自体驚きであり、まだまだ力の衰えはなさそう。
ホッコータルマエ:完璧な勝ちパターンに見えたが、坂上で力尽きてしまった。談話ではソラを使ったとのことだが、やはり後傾で少しでも上がりを生かすような競馬のほうがあっている様のでは…またそれ以前に今回のオッズほどの力差はなかったという事も言えるのではないだろうか。
ブライトライン:意外にがっちり押さえて先団の後ろから。ただ直線で前が空いてもすっと抜けるような脚は使えなかった。やはりもっと前を積極的に捕まえる様な競馬のほうが力を出せるのではないだろうか。そういうことであるならこの距離は少し長いし、逆にフェブラリーSの方が面白いのだが。
ニホンピロアワーズ:ホッコータルマエ同様に4角では馬券になるのではと思わせる態勢だったが、追って弾けず。その辺りはやはり休み明けということか。今回はこの馬の力が落ちてないことを確認できただけのレースだった。逆に言えば東京大賞典は買っておかねばらない存在。
グランドシチー:自身の脚は使えている…それ以上でもそれ以下でもないが、このクラスではちと荷が重いというのも再認識できたレースだった。
エスポワールシチー:前半~中盤にかけては「溜め逃げか?」と思わせるレース運びだったが、レース後Lapを見返してみると、そこまでではなくある程度力は出せる内容だったと言える。これで引退…お疲れ様でした。
ローマンレジェンド:1角である程度の位置を確保できなかった時点で終戦といった感じだが、手応えの悪さ含めた3~4角の挙動はさすがにこの馬ではありえない。それだけに一応ノーカウントとしておきたい。
クリソライト:この流れでも引っかかりながらの追走…馬体は良化していたように見えたが、内容は休み前のものとまるで違う…出ればそれなりに人気するだけに次以降はかなり買いづらくなってしまった。
今回改めて感じたのは、実質中央馬数頭の争いになる地方交流重賞とほぼ全頭がハイレベルのJRAG1とでは、考え方を大きく変えなければいけないということです。だからこそ、今回ワンダーアキュートはあの位置取りから届いたわけですし、逆に地方では有力馬をマークするようにしっかり先行しないと結果は出せない…そういうことなんですよね。
後、いつも以上に尻もちをつきながらだった、ミユキくんのあの追い方はホントに馬を伸ばすためのものなのだろうか…というのも、付け加えておきましょう。
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