2013 デイリー杯2歳ステークス回顧
です、です。
上海にやってまいりました。週末の出走馬も確定しておりますが、その前に2歳重賞を見ておきます。実は2歳で京都外回りを使うのはこのレースとファンタジーSの両重賞のみ。結構、先を見るにおいて重要だったりします。簡単ではありますが振り返っていきましょう。
2013年10月 5日(土) 4回京都1日 天候 : 曇 馬場状態 : 良
【11R】 第48回デイリー杯2歳S
2歳・オープン・G2(馬齢) (国際)(指定) 芝・外 1600m 12頭
LAP 12.1-10.5-11.3-11.8-12.2-12.2-11.4-11.7=1:33.2
通過 33.9-45.7-57.9-70.1 上り 70.6-59.3-47.5-35.3
馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
6 | ホウライアキコ | 和田 | 1.33.2 | 02-02 | 35.1 | 2 | ||
7 | アトム | 川田 | 1.33.2 | クビ | 07-07 | 34.8 | 1 | |
8 | ピークトラム | 小牧 | 1.33.7 | 3 | 11-09 | 35.1 | 4 | |
1 | アグネスドリーム | 藤田 | 1.33.8 | 3/4 | 01-01 | 35.9 | 8 | |
2 | プライマリーコード | 三浦 | 1.33.9 | 1/2 | 04-04 | 35.7 | 5 | |
5 | モズハツコイ | 幸英 | 1.34.1 | 3/4 | 04-05 | 35.9 | 10 | |
9 | オースミチャド | 池添 | 1.34.3 | 1 1/2 | 10-11 | 35.7 | 7 | |
10 | ネロ | 浜中 | 1.34.4 | 1/2 | 08-09 | 35.9 | 9 | |
11 | オトコギマサムネ | 北村 | 1.34.8 | 1 1/2 | 12-12 | 36.1 | 6 | |
3 | ジャックトマメノキ | 酒井 | 1.34.9 | 1/2 | 08-07 | 36.5 | 12 | |
12 | ライザン | 岩田 | 1.34.9 | ハナ | 04-05 | 36.6 | 3 | |
4 | ツァーリ | 川須 | 1.35.8 | 5 | 02-02 | 37.8 | 11 |
単勝 6 \440
複勝 6 \150 / 7 \120 / 8 \160
枠連 5-6 \410 (1)
馬連 06-07 \710 (1)
ワイド 06-07 \270 (1)/ 06-08 \450 (4)/ 07-08 \290 (2)
馬単 06-07 \1630 (4)
3連複 06-07-08 \1130 (1/220)
3連単 06-07-08 \5560 (6/1320)
【ペース・展開おさらい】
テンから雁行状態も、一団で進んだ割には、前半の入りが33秒台とかなり速め。4F目(坂の上り)も11秒台で通過し、逆に下りで12秒台に落として脚をためるような展開となった。そこから直線で一気にギアアップして11秒台をつなげてのフィニッシュ…ただ5F通過で見ても57秒台であり、このような展開は瞬発力に劣る先行馬、特に短距離志向の強い馬には苦しく、流れとしては差し馬のものであったと言えるだろう。
【各馬ひとこと】
ホウライアキコ:きっちり番手をキープ、直線早々に先頭に立つとそのまま押し切ってしまった。小倉2歳Sとはまるで違う流れ…しかも京都外回りで押し切ってしまう辺りは基本性能の高さを表しているか。さらに流れに対応できるセンスの良さを見せており、マイルまでならかなりやれそうな気配。直近はともかく少し先まで覚えておきたい存在。
アトム:中団に控え、直線も外に出さずに前に迫ったが及ばず。新馬戦同様、上がり2Fの競馬で結果を出した。現状ではかなりの瞬発力を持っていると言えるが、それ以外のレースでどんなパフォーマンスを見せるのか…もちろん注目に値するのだが、そこは人気に応じて判断したい。
ピークトラム:3角で挟まれる不利があり、そこから大外を回して前に迫ったが、2頭とは少し間があった。新潟2歳とは少し違う展開だったが、今回は上がり性能というより瞬発力で劣ってしまった印象。是非、持続力勝負で見てみたい馬。
アグネスドリーム:押してハナを主張するも、後続にビッチリ付けられる厳しい展開。それでも内で踏ん張れていた。函館の極悪馬場を逃げ切っての参戦だったが、やや時計性能に劣ってしまったということだろう。適性内のレースならもう少しやれそうだ。
プライマリーコート:馬群の内でも掛かり気味…緩急の少ないペースの方がレースがしやすそうだ。
冒頭でも書きましたが、京都外回りは2歳馬に取ってはかなり厳しい舞台。故に後ろからの馬に分のあるレースなのですが、センスたっぷりに先団から押し切った勝ち馬は評価していいと思います。鞍上も「乗っていて自分の思った以上に走る」と評している分、まだ伸びしろがあるのかも…
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