2013 京都大賞典回顧
です、です。
凱旋門賞に関しては遅きに失する感アリアリですので、多くをかくことはしませんが、日本馬が世界トップレベルにある事の証明は十分出来ていると思いますし、凱旋門賞にこだわらず、もっといろんなレースをターゲットにしていって欲しいなぁと思うのが正直な所…やはりそれぞれの馬が力を発揮できる条件は違いますし、現状で凱旋門賞が世界最強馬決定戦というわけではないと思いますので…
さて…日本ではこの馬が秋初戦を迎えました。
2013年10月 6日(日) 4回京都2日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第48回京都大賞典
3歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定) 芝・外 2400m 13頭
LAP 12.9-11.6-11.6-12.7-12.6-12.4-11.7-11.4-11.1-11.6-11.3
通過 36.1-48.8-61.4-73.8 上り 69.1-57.4-46.0-34.9
馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
2 | ヒットザターゲット | 北村 | 2.22.9 | 06-06-09-08 | 34.0 | 11 | ||
1 | アンコイルド | 吉田 | 2.22.9 | クビ | 10-08-10-10 | 33.7 | 7 | |
11 | トーセンラー | 幸英 | 2.23.2 | 1 3/4 | 10-11-07-05 | 34.6 | 2 | |
4 | アドマイヤラクティ | 小牧 | 2.23.2 | クビ | 03-03-05-06 | 34.5 | 5 | |
12 | ゴールドシップ | 内田 | 2.23.2 | ハナ | 03-05-03-03 | 34.8 | 1 | |
9 | トゥザグローリー | 池添 | 2.23.3 | クビ | 09-08-05-06 | 34.7 | 6 | |
10 | エクスペディション | 松山 | 2.23.4 | 3/4 | 06-07-07-08 | 34.5 | 9 | |
8 | ヴィルシーナ | 岩田 | 2.23.5 | 3/4 | 01-01-03-03 | 35.1 | 3 | |
13 | オールザットジャズ | 菱田 | 2.23.6 | 3/4 | 06-08-10-10 | 34.4 | 12 | |
3 | デスペラード | 武幸 | 2.23.7 | クビ | 12-13-12-12 | 34.3 | 10 | |
7 | ニューダイナスティ | 和田 | 2.24.3 | 3 1/2 | 02-02-01-01 | 36.3 | 4 | |
6 | トレイルブレイザー | 秋山 | 2.24.5 | 1 1/4 | 03-03-02-02 | 36.4 | 8 | |
5 | ヒビケジンダイコ | 酒井 | 2.26.1 | 10 | 12-12-12-13 | 36.6 | 13 |
単勝 2 \16620
複勝 2 \3760 / 1 \1290 / 11 \260
枠連 1-2 \45190 (31)
馬連 01-02 \90240 (53)
ワイド 01-02 \15940 (57)/ 02-11 \3700 (28)/ 01-11 \1230 (12)
馬単 02-01 \434070 (126)
3連複 01-02-11 \161330 (135/286)
3連単 02-01-11 \3619290 (967/1716)
【ペース・展開おさらい】
ヴィルシーナの単騎でほぼ一団のスロー態勢から、ニューダイナスティが前をつつき出してペースが上がり、3角手前からは明確に意思を持ちハナに立ってのロングスパート戦…このコースは坂の下りにあたる上がり4つ目でペースが上がり出すのがデフォルトなのだが、今年に限っては坂の上り部分でもペースを落とすことなく推移しており、同じロングスパートでもより前の馬に負荷がかかる状況だったのは間違いない。
馬場的には超のつく高速馬場だったが、ペース次第では差し系の馬もそれなりにこれており、その辺りは「前に行ったモノ勝ち」とうジョッキー心理も深く関係した故の結果と言えるのではないだろうか。
【各馬ひとこと】
ヒットザターゲット:後方に構えた分の利を存分に活かしての勝利。目黒記念の内容からも長距離に適正がありそうな所を見せ、ロングスパート戦もこの馬の適正内だったが、とは言えここまでのパフォーマンスを見せるとは驚き。ただスピード感溢れる走りをする馬ではなく、間違いなく天皇賞は適正外…あるとすれば、JCがしっかりと流れた時…位に思えるのだが。
アンコイルド:勝ち馬より更に後ろから、バラけた馬群の内目を突いて伸びてきた。この馬も位置取りの利が大きく、上手く内を突いた鞍上の判断も光った一戦といえる。引き続き持続力を求められるレースでは要注意。
トーセンラー:勝ちを意識するのであれば、今回のような乗り方になってしまうのはしかない所…極端に上がりに寄ったレースでもなかったし、この馬の力は出せていると言っていいだろう。特に評価を下げる必要もないが、京都専用馬という評価を変える必要もないということ。
アドマイヤラクティ:前目からだが、ニューダイナスティが動いた時に必要以上に付き合わなかったことが良かった。自身のスタミナを上手く活かしての結果だが、それが次以降のどこにつながるのかはかなり微妙…
ゴールドシップ:宝塚記念よろしく先行策だったが、ダッシュは最悪…1角までに何とか押して前目をキープしたが、ラストは止まってはいないものの差し馬の餌食になってしまった。いつもの控える競馬なら楽に差しきれていたと思うのだが…それは結果論。ただどう見ても前半でスピード負けしており、次以降先行策を取るにしてもかなり条件が付きそうだ。少なくとも高速馬場はこの馬の舞台ではない。このままいけば有馬は変えてもJCでは少し触手が伸びそうにないのだが…
トゥザグローリー:一瞬伸びかけたが…長休明けだけに、もう少し様子見が必要。
大波乱の結果になりましたが、展開がそうさせた部分がかなり大きく、もちろん一概にこの結果を鵜呑みにする事はできません。ゴールドシップもそれを考えればよく走っていると言っていいのですが、この馬の弱みも同時に見せる結果になったのも事実…少なくともJCはオッズほどの信頼度はないと思います。
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