重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

一流マイラーの証明~安田記念回顧~


まいどー!!です、bera-an2です。

実は土曜と日曜でプチ断食をしておりまして…通常のファスティングならば、酵素ジュースなんかを飲みつつという感じになるのですが、そこまでこだわらずに水と野菜ジュースだけで丸2日過ごしてみました。意外となんとかなるもんですねぇ。というよりむしろ、月曜はかなりスッキリして過ごせました。おまけに3.5kgもダウンしてびっくり!週中に食べ過ぎた…と思った時にはオススメです。


2013年 6月 2日(日) 3回東京2日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第63回安田記念
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 1600m 18頭

LAP 12.0-10.7-11.2-11.4-11.7-11.5-11.3-11.7=1:31.5
通過 33.9-45.3-57.0-68.5  上り 68.8-57.6-46.2-34.5



馬 名騎手タイム着差通過順位上3F
10ロードカナロア岩田1.31.5
08-0833.31
2
ショウナンマイティ浜中1.31.5クビ15-1432.83
16
ダノンシャークC.デ1.31.63/411-1133.212
8
マイネイサベル松岡1.31.91 3/411-1133.515
3
サクラゴスペル横山1.31.9ハナ08-0833.716
12
ダークシャドウ戸崎1.31.9ハナ05-0633.95
4
ガルボ石橋1.31.9クビ05-0534.014
15
ヴィルシーナC.ウ1.32.0クビ02-0234.37
17ダイワマッジョーレ蛯名1.32.21 1/214-1433.66
7
グランプリボス内田1.32.2クビ08-0834.02
6
グロリアスデイズD.ホ1.32.2ハナ11-1133.811
9
ナカヤマナイト柴田1.32.2ハナ15-1433.510
18
サダムパテック武豊1.32.4117-1733.68
1
カレンブラックヒル秋山1.32.4ハナ03-0234.64
5
スマイルジャック田辺1.32.53/418-1833.518
11
ヘレンスピリットG.モ1.32.8205-0634.813
14
エーシントップ福永1.32.9クビ03-0235.19
13
シルポート酒井1.32.9クビ01-0135.917

単勝  10 \400
複勝  10 \200 / 2 \210 / 16 \680
枠連  1-5 \730 (2)
馬連  02-10 \1470 (4)
ワイド 02-10 \620 (4)/ 10-16 \3230 (41)/ 02-16 \3120 (38)
馬単  10-02 \2570 (6)
3連複 02-10-16 \18160 (57/816)
3連単 10-02-16 \62800 (164/4896)

【ペース・展開おさらい】
シルポートが押して押してハナ…これで3年連続となるが、その3F通過は2011年:33.9、2012年:33.8、そして今年が33.9と、これがこの馬の性能限界といっていい走りでレースを引っ張ったのだが、後続に関しては2F目から4F目まででついた差を、5F目~7F目で取り返したような形になっており、こちらも一貫したLap構成だったと考えていいだろう。トータルで見ても、さすがに前に行く馬には少し分が悪かったと言わざるを得ないか。

【各馬ひとこと】
ロードカナロア
中団の内から3頭目あたりからも、3角手前から自身の外には馬がおらず、スムーズなレース運びだった。直線では外に内にフラフラした走りだったが、最後まで辛抱し続けて、スプリント、マイル両G1制覇達成。6F戦の後傾Lapでも上がりを強調できる馬ではあったが、8Fのガチンコ持続力勝負でも決め脚を発揮できるのは、この馬がスプリンターではない事の証し。そして、この流れでも対応されてしまうのであれば、今のメンツでは国内の6F~8Fでは負けようがないとも言える。

ショウナンマイティ出負けして後方のインベタから。4角までは内に張り付くような追走で、立ち回りに注目されたが、外の馬を押す感じで外目を目指しながら交わすと、そこからも外々を意識し最後まで脚を伸ばし続けた。前走の大阪杯でも32秒台の脚を使ったが、コースも流れも違うこの舞台で、同じ脚を再現できたことは驚き…コースやペース問わずに安定して高いレベルの末脚を繰り出す事ができるのは大きな強みだが、追い込み馬の宿命とも言える勝ち味の遅さがついて回るのはしかたのない所。

ダノンシャーク勝ち馬の直後を追走し、直線半ばでは並びかけるかという所まで来たのだが、最後は力尽きてしまった。4F程度の持続力の勝負がベターと言える馬、さらに立ち回りの巧さを生かしての好走が多かった馬だが、今回は外目の正攻法で一応の結果を出したのは収穫。秋も期待できそうだ。

マイネイサベルスタートで若干タイミング合わずも、すぐに巻き返して中団から。直線は1・3着馬の間に入ろうとするも、結果勝ち馬の内が空き、そこを突いた。この流れでもきっちり上がりを見せられたことは立派。距離は1800mベストには違いないが、2000mよりマイルの方があっていそうだ。

サクラゴスペル中団の内ラチ沿いから、直線も最内を突いた。この距離・流れでも結果を出せるとは思えなかったが、今回もうまく立ち回られてのもので、このクラスに入ると少しパンチ不足と言える内容に変わりはなかった。逆に言えばG3クラスなら距離・ペース問わずに押さえなければいけない存在。サマースプリントシリーズに出るなら、超有力としておこう。

ダークシャドウこの流れでもスピード負けしなかったのだが、思ったほど伸び脚は見られず。上がり負けするタイプではないのだが、もう少し溜めたほうが持ち味が生きるということだろう。

ダイワマッジョーレこの流れでももう少しやれて欲しかったというのが本音だが、もう少しスムーズに流れに乗って中団辺りから競馬して欲しかったというのが本音。ただこの着差では力及ばずという表現のほうがしっくり来るか…

グランプリボス内目でもガンガンに掛かりながらの追走…さすがにちょっと参考外としたい。


さて…ロードカナロアのお猿ジョッキーに10万の過怠金が課せられましたが、審議ランプは点かず。JRAの説明では、「そもそも、勝ち馬が直接的に影響を及ぼしたのは3着馬であり、2着馬と勝ち馬の対比はする必要がない」こんな感じのジャッジでした。パトロールフィルムでは確かにダノンシャークへ対しての外へ圧をかけるような押し出しが見て取れます。これだけ見ると、確かにダノンシャークは着順が変わるまでの不利があったとは思えません。ただこの行為により確実にショウナンマイティはさらに外への切り替えを余儀なくされているのも事実…さらに、そのシーンの前にも勝ち馬の外斜行で間接的に真っ直ぐ進む機会を失われており、それでいてのクビ差ならば…という考えも十分理解できるものだと思います。

AJCCでも異議申立てがあるまで審議ランプがつかなかったのですが、今回も同じような理由であるなら、裁決委員なんて必要ないでしょ。だって、どんな事象なら降着になるのか…全く想像つかないからです。もしかして、障害や殺人未遂などの刑事事件に発展するような内容じゃないと発生しないんじゃないでしょうか。そうすら思わせてしまうジャッジなんて、ジャッジとは呼びませんからね…

うーん…愚痴のほうが長くなってしまった。ただ、いずれにせよロードカナロアの強さにはケチを付けるつもりは全くありませんので悪しからず。



ポチポチおねがい!!
競馬ブログ・ランキング
ランキング参加中!!

ペタしてね

フォローする