まさか、まさかの…~高松宮記念回顧~
です、です。
いやぁ…誰が想像したでしょうか。
2013年 3月24日(日) 2回中京6日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第43回高松宮記念
4歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 1200m 17頭
LAP 11.9-11.0-11.4-11.2-11.0-11.6=1:08.1
通過 34.3-45.5-56.5-68.1 上り 68.1-56.2-45.2-33.8
馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
11 | ◎ | ロードカナロア | 岩田 | 1.08.1 | 09-07 | 33.2 | 1 | |
12 | ドリームバレンチノ | 松山 | 1.08.3 | 1 1/4 | 12-11 | 33.3 | 2 | |
13 | ハクサンムーン | 酒井 | 1.08.3 | ハナ | 01-01 | 34.0 | 10 | |
15 | ○ | サクラゴスペル | 横山 | 1.08.4 | 1/2 | 04-04 | 33.8 | 4 |
17 | △ | ダッシャーゴーゴー | 川田 | 1.08.5 | 1/2 | 07-07 | 33.7 | 6 |
8 | × | マジンプロスパー | 福永 | 1.08.5 | クビ | 04-04 | 33.9 | 7 |
4 | × | スギノエンデバー | 北村 | 1.08.5 | 頭 | 13-13 | 33.2 | 9 |
10 | フィフスペトル | 戸崎 | 1.08.7 | 1 1/4 | 13-13 | 33.4 | 14 | |
9 | × | サンカルロ | 吉田 | 1.08.7 | クビ | 15-17 | 33.2 | 3 |
14 | メモリアルイヤー | 吉田 | 1.08.8 | 3/4 | 02-02 | 34.3 | 16 | |
16 | アイラブリリ | 幸英 | 1.08.8 | 頭 | 03-02 | 34.3 | 15 | |
7 | △ | ツルマルレオン | D.バ | 1.08.8 | ハナ | 04-04 | 34.1 | 8 |
5 | シルクフォーチュン | C.デ | 1.08.9 | クビ | 09-07 | 34.0 | 11 | |
3 | エピセアローム | 武豊 | 1.08.9 | ハナ | 07-07 | 34.1 | 5 | |
1 | アドマイヤセプター | 池添 | 1.09.0 | クビ | 15-15 | 33.6 | 12 | |
6 | モンストール | 丸田 | 1.09.5 | 3 | 15-15 | 34.1 | 13 | |
2 | ミキノバンジョー | 太宰 | 1.10.1 | 3 1/2 | 09-12 | 34.9 | 17 |
単勝 11 \130
複勝 11 \110 / 12 \200 / 13 \1230
枠連 6-6 \480 (2)
馬連 11-12 \470 (1)
ワイド 11-12 \240 (2)/ 11-13 \2320 (24)/ 12-13 \8340 (51)
馬単 11-12 \560 (1)
3連複 11-12-13 \11340 (31/680)
3連単 11-12-13 \27200 (81/4080)
【ペース・展開おさらい】
トップスタートを決めたのはメモリアルイヤーも、ハクサンムーンがダッシュを利かせて主張すると、すんなり2番手に…1F待たずして決着がついてしまったために、2F目にはなんと11秒台を記録、前半3Fは昨年の荒れ馬場と比較してもわずかコンマ2秒だけ速い通過となってしまった。後はそのまま坂を登ってもさほど勢いが落ちることないままのFinish…前後半差で見ると後半のほうが速いという、これまでのスプリントG1では見たことのないLap構成であり、後ろにいた馬たちが物理的に届かないことはもちろん、前で競馬する馬たちも、これまでの6F戦で問われたものとはまるで違うものが問われたレースといっていいだろう。
【各馬ひとこと】
ロードカナロア:半歩出遅れもすぐに巻き返して中団に。直線で前が空くと粘るハクサンムーンを坂上で捕まえての春秋スプリントG1連覇となった。元々、後傾Lapでも十分能力を発揮できる、異色のスプリンターといえる存在なのだが、今日のところはそれを存分に活かしてのもの。逆に言えば、それがあるからこそ、更に長い距離での可能性を秘めた馬と言えるのではないだろうか。ここからどこに向かうのかは分からないが、個人的には安田記念でも十分勝負になると思っている。
ドリームバレンチノ:勝ち馬を少し前に見る位置から。直線では一気に勝ち馬に離されたが、そこからも脚は止まらずに、何とか逃げ馬を捕まえての連確保。予想段階では全く触れなかったが、この馬に関しては前傾になった時の対応力を言う部分では劣る(オッズ的に見合わない)と判断しての無印だっただけに、この流れならば走られて仕方なしといった所。徐々に力をつけているのだが、ペース適正をみると勝ち馬に近いだけに、それを上回るというのはかなり厳しそう。
ハクサンムーン:一にも二にもこの馬自身のペース配分に尽きるといったレース。以前の回顧でも書いているが、自身はミスターワンペースのスプリンター。逆に京阪杯同様、己のペースで走れれば、意外(と言っては失礼か)な力を発揮するわけで、この流れならばあわやの競馬ができる事も頷ける。同型との兼ね合い一つということになるのだが、今回はメモリアルイヤーがすんなり引いてくれたことが一番の要因。それ以上でもそれ以下でもない。
サクラゴスペル:外枠ながらうまく前を見る位置をキープし、直線に入っても手応え抜群だったが、後ろの馬のキレに屈してしまった。予想エントリでも書いたように、東京7Fのワンペース辺りでも結果を出しており、ペース的にもこなせそうに見えたのだが…やはりベストは前傾気味での我慢比べのようなレースということだろうか…やはり勢いだけでG1まで手が届くほどには至っておらず…○をつけるほどでは無かったということ(涙)
ダッシャーゴーゴー:うまく勝ち馬と付かず離れずの中団辺りを追走できていたのだが、直線での決め手比べで遅れを取ってしまった。メンバー内ではペース適性は比較的上の方に位置していたと思われるだけに、外枠のロスを差し引いたとしても、力負けの印象が強い。まぁG3…というか、前哨戦レベルならば斤量が重くても十分戦えるキャラだけに、引き続き注意は必要といえるか。
マジンプロスパー:インの好ポジションをキープするも、直線では伸びず止まらず…さすがにここは流れが合わなかった。調子自体は戻ってきているだけに、もっと速い流れで狙いたい。
スギノエンデバー:発馬は決して悪くなかったのだが、道中はスピード負けするように前との差を広げられてしまった。その分コース取りでカバーし、直線ではしっかりと伸びていたのだが…位置取り面での逆流はあったにせよ、ちょっと狙いすぎの感あり…スイマセン。
まぁ、今回はハクサンムーンの挙動一つにやられてしまいました。3F通過Lapを見た瞬間、京阪杯を思い出してしまったのですが、当然時すでに遅し…正直この馬の存在で、盲目的にペースを決め打ったのですが、今から予想段階に戻り、組み立てるにしても、このレースをスロー想定で予想することはないと思います。
特にハクサンムーンを恨む気持ちはないのですが、まぁ完敗でした。
※これ以降、恐らく更新が滞ります…申し訳ありません。
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