1馬身1/4は逆転できなかったのだろうか~AJCC回顧~
です、です。
変則開催のせいで、今週は平日4日間で4重賞回顧…頑張らなくては。まずは色々物議をかもしたこのレースから。
2013年 1月20日(日) 1回中山7日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第54回アメリカジョッキーCC
4歳以上・オープン・G2(別定) (国際)[指定] 芝 2200m 12頭
LAP 12.3-11.5-12.2-11.6-12.1-12.2-12.4-12.5-12.1-11.5-12.7=1:13.1
通過 36.0-47.6-59.7-71.9 上り 73.4-61.2-48.8-36.3
馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
3 | ダノンバラード | F.ベ | 2.13.1 | 06-06-04-02 | 36.0 | 3 | ||
5 | トランスワープ | 大野 | 2.13.3 | 1 1/4 | 04-04-04-04 | 36.1 | 5 | |
4 | アドマイヤラクティ | 内田 | 2.13.6 | 1 3/4 | 09-09-04-04 | 36.4 | 2 | |
1 | サトノアポロ | 蛯名 | 2.13.7 | 3/4 | 10-10-07-07 | 36.2 | 4 | |
2 | マカニビスティー | 吉田 | 2.13.9 | 1 1/2 | 11-11-11-11 | 36.1 | 12 | |
10 | マルカボルト | 石橋 | 2.14.1 | 1 1/4 | 03-02-02-02 | 37.1 | 6 | |
9 | ルルーシュ | D.マ | 2.14.1 | 頭 | 07-07-07-07 | 36.7 | 1 | |
8 | シンゲン | 三浦 | 2.14.1 | クビ | 07-07-07-06 | 36.7 | 9 | |
6 | ゲシュタルト | 勝浦 | 2.14.3 | 1 | 02-02-02-01 | 37.3 | 8 | |
7 | トップカミング | 岩部 | 2.15.0 | 4 | 11-12-12-11 | 37.1 | 11 | |
12 | サンテミリオン | 北村 | 2.15.7 | 4 | 05-05-07-09 | 38.3 | 10 | |
11 | ネコパンチ | 江田 | 2.17.2 | 9 | 01-01-01-09 | 40.4 | 7 |
単勝 3 \600
複勝 3 \190 / 5 \290 / 4 \140
枠連 3-5 \2180 (11)
馬連 03-05 \3360 (13)
ワイド 03-05 \1050 (13)/ 03-04 \320 (2)/ 04-05 \600 (6)
馬単 03-05 \5170 (18)
3連複 03-04-05 \2740 (8/220)
3連単 03-05-04 \20710 (72/1320)
【ペース・展開おさらい】
予想通り、ネコパンチのペース。3Fまでである程度のリードを確保し、4F目でそれを更に広げ、5F目時点の差がMAXの状態。そして6F目からは徐々に差が詰まりだし、ラスト3Fの時点で飲み込まれるような展開。後続各馬の動きで考えると、6F目からの超の付くロングスパート戦といえる内容…当然、坂の影響もあったラストは各馬脚があがり、Lapも一気に落ちてのフィニッシュで、消耗戦テイストも見え隠れするレースだったように思える。もちろん、前を行く馬には苦しん流れになったと言えるだろう。
【各馬寸評】
ダノンバラード:前半は内目でやや行きたがるような所も見せたが、3角過ぎからは外目に出して手応え良く上がっていき、直線では早々に前を捕らえる体制になったのだが、その時に内にモタれるてしまい、その部分を進んできた2着馬を内に寄せるような形になってしまった。とにかく、上がりの速いレースでは全く出番のない馬だけに、ロングスパートというより上がりの掛かる流れが向いたといえるのだが、去年の日経新春杯に続き、ここでもスタミナ面での裏付けを見せながらの快勝で、実は春天が合うのではないか説を今年もまた唱えることになりそうだ。
トランスワープ:昨夏の連勝内容とはまた少し違った内容での好走…8歳とは思えないパフォーマンスだった。さすがに天皇賞の距離は微妙に映るが、小回りも全く問題なくこなし、宝塚記念のペースは十分守備範囲と言えるだけに、面白いところがあってもおかしくはない。
アドマイヤラクティ:中団後ろから早めに押し上げに掛かったのだが、直線では勝ち馬にスッと離され、その差はジリジリとしか詰めることはできなかった。ペース的には問題なくこなせたと思うのだが、金鯱賞含めてロスの多い競馬での結果だけに、力負けとは言えない内容と言えるだろう。ただ、その脚質から外目を回されることが多いだけに、ペースが合う舞台でも取りこぼすケースは考えておいたほうが良い。逆に言えば、そこまでこのクラスで威張れる存在というわけではないということ。
サトノアポロ:3着馬の更に後ろから。直線は外に出して、一瞬は前に並びかけたのだが、最後まで脚が続かなかった。前走も同コース同距離の苦しめの流れを楽に抜けだしており、今回の流れも十分こなせるであろうと思われるだけに、今日の所は力負けと言ったところか。
ルルーシュ:出負けが全てだが、やはりもう少し上がりをまとめられるような流れにならないと力は発揮できないという部分もあるのではないだろうか。
さて、審議対象になった直線での件…VTRを見ても、立ち上がった時から一瞬で1馬身半は十分水を開けられており、個人的には何もなければ着順が変わった可能性が大きいのではないかと思っています。ただ100%か?と言われれば断言はできませんし、100%じゃないから降着にはならないという理屈なのであれば、それは現行ルール下ではどうしようもありませんが、せめて審議ランプくらいはつけて欲しかったなぁと。
今年はこんな感じのジャッジが増えることになるのでしょうが、当面は今回のようになる可能性が高いでしょうな、きっと。
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